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ミドルウェア/開発ツール

ミドルウェア/開発ツール

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最終更新日:2008/01/29
ニュース

 6月11日(現地時間)に開幕した,Appleの開発者会議「Worldwide Developers Conference 2007」の基調講演に,id SoftwareのJohn Carmack氏が登場。同氏は,現在開発中のゲームエンジン「id Tech 5」を初公開した。同社の完全新作に採用されると見られるid Tech 5は,果たしていかなるエンジンなのだろうか。

 「Unreal Engine 3.0」のEpic Gamesが,プレス関係者に対して特別セッションを行った。ゲームエンジンはすでに完成しているので大きなニュースはないのだが,PC用「Unreal Tournament 3」に,同作品のエディタ「UnrealEd」を無料添付すると表明。今後は,MODゲーマー層への人気拡大も図りたいという構えだ。また,会場ではついに一般初公開された,PS3用のα版デモも展示されていたので,早速プレイしてみた。

 「DragonRealms」や「GemStone」といったテキストMUD時代からオンラインゲームを開発しているSimutronics。同社が開発したオンラインゲーム開発用のプラットフォーム「HeroEngine」の新たなライセンス先三つがGDCで発表された。その中には未発表のBioWare製MMO作品が含まれているというのも興味深い。

 MMORPG開発に順応する「Unreal Engine 3.0」や「CryENGINE 2.0」に加え,会場にも出展していたオーストラリアの「BigWorld Engine」など,とにかくゲームエンジンのライセンスビジネスが熱い。そんな渦中に身を投じたのが,テキストMUDゲームでは最古参のSimtronicsだ。そのブースでの様子と,新作の開発状況をレポートしよう。

 2007年春の時点で,物理エンジン市場を二分するといって差し支えない「Havok」「AGEIA PhysX」。それぞれについて,「実際のゲームでどのように使われるか」というセッションが行われたので,2セッションの内容をまとめて紹介してみたい。キーワードは「キャラクターアニメーション」と「破壊」だ。

 プロシージャルテクスチャや,オブジェクトを自動生成するミドルウェア「ProFX」の出力例などを紹介しよう。簡単な指定で,複雑な図形を作成できることが分かるだろう。また,自動生成によってどれくらい効率が上がるのかなども示されている。

 AMD(ATI)のセッションでは,お馴染みBattlefieldシリーズの新作で採用されることになる独自エンジン「Frostbite」に関する講演が行われた。さらにAMDが研究しているテクスチャの自動生成技術に関する講演も行われた。自動生成は,今後の3D技術で重要な位置を占めるものとなりそうだ。

 Electronic Artsからリリース予定のFPS「Crysis」を開発中のドイツのCryTekが,同タイトル用に開発した“CryENGINE 2.0”をライセンスビジネス化すると発表した。それに合わせて,ライセンスタイトル第1弾の発表も行われたが,そのタイトルには日本の著名業界人も関与している。

 本日(1月24日)開催された「ゲーム制作に関する最新動向」セミナーの模様をお伝えする。このセミナーでは,当サイトの連載などでお馴染みの西川善司氏による,最新3Dグラフィックスの動向に関する講演や,マイクロソフトのゲーム開発環境「XNA Game Studio Express」の概略説明とデモなどが行われた。Windows Vista発売もあり,今年マイクロソフトは,かなりPCゲームに力を入れてくるという。

 Epic Gamesの開発しているミドルウェアUnreal Engine 3は,卓越した表現力と物理エンジンなどの組み込み,さらに使いやすいツール仕立てのインタフェースと,次世代のゲーム開発の要として期待されている製品である。TGS Forumでは,Epic GamesのTim Sweeney氏らが来日し,Unreal Engine 3の提供するツールや開発プロセスについて解説してくれた。

 3Dゲームでは,もはやグラフィックスが綺麗なのは当たり前,最近ではリアリティ溢れる物理シミュレーションがなければ物足りないと言われる。そんな現代のゲームで,「次に来るもの」と開発者達に言われているのが,ゲーム内のキャラクターや群集の行動をシミュレートする,思考ルーチンに特化したAI(人工知能)開発用ミドルウェアである。AGC 2006で紹介されていた「AI.implant」も第4.5世代となり,俄然注目が集まっているようだ。

 2006年5月のE3でBioWareが発表した新作アクションRPG「Mass Effect」は,次世代を感じさせるキャラクターアニメーションで話題となった。では,こういったキャラクターは,どのように開発されているのだろうか? 驚くべきことに,AGC 2006でBioWareは,手法を余すところなく公開したので,ここにその内容をお伝えしたい。

 オーストラリアのMicro Forteが開発する「BigWorld Technologies」は,MMORPG専用ミドルウェアの中では最古参の一つ。すでに多くのライセンシーを抱えており,業界を一歩リードしているといえる。アジア圏でも普及しつつあり,同社は日本市場への進出を見越し,次世代コンシューマゲーム機への対応にも力を注いでいるようだ。

 老舗Simutronicsが開発するMMORPG専用ミドルウェアHeroEngineが,AGCのエキスポ会場にて,開発者によるデモの形で紹介されていた。同社の製作する「Hero's Journey」も来年のリリースを控えており,BioWareという大口のライセンス相手も見つかるなど,かなり注目を集め始めているようだ。

 CEDEC 2006のセッション中にその名の挙がっていた,エルザジャパン製の物理演算アクセラレートカード「ELSA PHYNITE X100」がこのたび正式発表。2006年10月下旬に,3万円台後半で発売される予定だ。東京ゲームショウへの出展も明らかになったので,“日本製PhysX PPU搭載カード”を体験してみたい人は要チェックといえるだろう。

 CEDEC 2006のセッションで解説された,PRT(Precomputed Radient Transfer)法による大域照明モデルのリアルタイム処理に関するムービーを4GamerサーバーにUpした。柔らかな光と影が作り出すこれまでにない質感に注目してみよう。

 NVIDIAは,CEDEC 2006でGPUに物理演算をさせるHavok FXに関するセッションを行った。GPUが持つ膨大な演算能力を利用すれば,物理演算の演算量を飛躍的に増大できる。新次元の処理が現実的なものとなるのだ。期待のHavok FXの概要を紹介しよう。

 CEDEC 2006最終日となる3日めの基調講演では,マイクロソフトのXbox事業本部長である泉水 敬氏が登壇。「マイクロソフトが提供するゲームプラットフォームの世界」として,「XNA」「Games for Windows」「Live Anywhere」をキーワードに,開発者へのアピールを行った。“Windows Vista時代のPCゲーム”を占ううえで,興味深い情報がまとめて紹介された点は,一定の価値がありそうだ。

 30日に行われたHavokと並ぶ物理演算の大御所である,AGEIA PhysX SDKに関するセッションが行われた。AGEIAは,PhysX PPU構想で,近年,物理演算ブームに火をつけた張本人でもある。ここではPhysXの概要と,ついに登場するエルザジャパン製“国産”「PhysX PPU」搭載カードの情報をお届けしよう。

 最近いろいろなゲームで物理エンジンが導入され,高いインタラクティブ性とゲームの自由度の拡大,そしてゲーム性自体も変容させつつある。CEDECでは,物理エンジンの老舗であるHavokによる講演が行われた。物理とアニメーションの合体が生み出す新しいゲームの世界を垣間見てみよう。

 国内ゲーム開発者向けのイベント「CEDEC 2006」が,東京の昭和女子大学で開幕した。初日の基調講演では,スクウェア・エニックス代表取締役社長で,CESA会長でもある和田洋一氏が「日本のゲーム産業の今後」という題で講演。ゲーム業界にはびこる「危機説」を,IntelのCore 2 Duo発表会に引き続いて一蹴し,ゲーム業界が取り組むべき質的変化について,将来の展望を交えながら語っている。

 ATI TechnologiesがCrossFire構成でHavok FXを動作させたときのデモムービー7点を入手。4GamerにUpした。いずれもなかなかの圧巻で,なかにはすぐにゲームで利用できそうなものも。ムービー一つ一つに概要説明を加えたので,説明共々ぜひチェックしてみてほしい。

 COMPUTEX TAIPEI 2006の期間中,会場に隣接するホテル「Grand Hyatt Taipei」では,ATI Technologiesがプライベートブースを開設。CrossFire動作する2枚のRadeon X1900でグラフィックスレンダリングを行い,残る1枚を物理シミュレーションに専念させるデモを披露していた。また,日本の報道関係者を対象とした解説セッションも設けられ,“3枚差しHavok FX”の詳細が語られたので,本稿ではその内容を報告したい。

 本日(6月7日),東京・南青山で,ゲーム開発用ツールとミドルウェアの展示会「Game Tools & Middleware Forum 2006」が開催された。ゲームプレイヤーと直接は関係のない話だが,ゲームを支える縁の下の力持ち達の最新情報を紹介してみたい。

 COMPUTEX TAIPEI 2006の会場では,Intel 上級副社長兼セールス&マーケティング統括本部長 Anand Chandrasekher氏による基調講演が行われた。その模様は改めてお知らせするが,基調講演中に,ATI Technologiesの上級副社長であるRick Bergman氏が登場。GPUを使って物理シミュレーションをアクセラレートする「Havok FX」のATI版を披露した。すでに4Gamerではニュース記事を掲載しているが,本稿ではBergman氏の発表内容を中心にお伝えする。

 3Dコンテンツ制作ツール「SOFTIMAGE|XSI」で知られるSOFTIMAGEから,フェイスアニメーション制作ツール「SOFTIMAGE|FACE ROBOT」がリリースされた。これは,3Dキャラクターに生命感あふれる表情を与えられるというツールだが,果たしてゲームにどのような変化をもたらすのだろう? 担当者へのインタビューも交え,その可能性を探ってみた。

 ゲームをプレイする側の人間にとっては,あまり聞き慣れないソフトだが,「SOFTIMAGE」や「Maya」などのツールはゲーム開発とは切っても切れない縁がある。「SOFTIMAGE|FACE ROBOT」は,映画用CG開発の現場から流れてきたフェイシャルアニメーション専用ツールで,アニメータにとっては作業時間の短縮にもつながる本格的な製品だ。
特集

 マルチスレッドに最適化されたタイトル「ロスト プラネット」と,マルチスレッドで“生きる”CPUを製造しているIntel。ゲーム開発者とCPUメーカーのソフトウェア技術者を引き合わせてみたら,どういう化学反応が起こるだろうか――ということで,実行してみた。予想通りというか何というか,濃い対談になったので,ゲーム関連技術の話題に興味のある人はぜひチェックを。

 Microsoftは,ゲーム開発ツール「XNA Game Studio Express」を発表し,2006年9月時点ではβ版を配布している。2006年内には無料で正式公開される予定になっているが,そもそもこれはどんなものなのだろう? そしてMicrosoftは,どういった意図で無料公開しているのだろうか? 米本社のマーケティングディレクターに直接話を聞けたので,気になるこのツールの正体について,ここで一度まとめてみたい。

 「ゲームエンジンビジネス」とは聞きなれない言葉だが,欧米では着実にその規模を大きくしている新事業形態だ。ゲームエンジン制作に特化した開発チームも徐々に登場し,業界に新たな風を吹き込みつつある。現在は,明らかに寡占状態だが,来年のことはさっぱり分からないのがハイテク産業の難しいところ。そんなわけで,今回は“次代を担う”(かもしれない)ゲームエンジンとその開発会社を取り上げてみよう。

 「Unreal III」は当分発売されそうにないが,「Unreal Engine 3」に限っていえば,かなり順調のようである。PCゲーム/コンシューマゲーム問わずライセンスを受けるタイトルが次々と決まっており,しかもなかなかの期待作揃い。今回のAccess Acceptedでは,この話題のエンジンと,エンジンライセンスというビジネスについてお伝えしよう。
レビュー
ムービー

 GDC 2007の講演中に行われたデモなど,ハイライト部分をムービーで紹介したい。HavokPhysXなど,その効果は映像で見るのがいちばん分かりやすい。また,物理音源のデモやソートなし半透明処理の模様など,全9点にまとめて掲載したので,興味のある人はお見逃しなく。

 CEDECのHavokのセッションではHavok全体についての話が多かったのに対し,NVIDIAのセッションでは,GPUを使ったHavok FXに特化した内容となっていた。講演中のムービーも派手めなものが多く,AGEIAほど凝ってはいないものの,大量のオブジェクトをものともしないパワー炸裂のデモンストレーションとなっている。

 AGEIA PhysXテクノロジーに関するCEDEC 2006の講演中で使われた映像を4GamerサーバーにUpした。PhysX PPUアクセラレータでの処理を中心に,大量の物理演算によってどのような表現が可能になるのかをご覧いただきたい。ソフトウェア処理との比較映像も興味深い。

 8月30日に行われたCEDEC 2006のHavokセッションで,解説中に上映されたムービーをまとめて紹介しよう。内部処理の解説から,実際のゲームでの使用例まで,Havokでどのようなことができるようになるのかをご覧いただきたい。

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http://www.4gamer.net/DataContents/game/3263.html