4Gamerの1週間を振り返る「Weekly 4Gamer」，2024年7月22日〜7月28日

　4年の1度のスポーツの祭典がパリで開幕したりした2024年7月22日〜7月28日，4Gamerに掲載された記事は349本でした。まさか聖火台が宙に浮かぶとは思いませんでした。さすが芸術の国，おフランス。

　さて先週7月26日，中国最大規模のゲームイベント「ChinaJoy 2024」が，上海新国際博覧中心で幕を開けました。開催期間は本日7月29日までで，勘のいい人ならすでに気がついているでしょうが，4Gamerからも取材チームを送り込んで，いくつも記事を現在進行形で掲載中です。

「プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat. 初音ミク」，新プロジェクトのティザーサイトを公開。7月29日に続報を発表か

　第21回を迎えたChinaJoyですが，今年のテーマは「Stay True, Game On」で，600以上のゲーム関連メーカーが出展し，うち200社近くが海外企業とのことで，日本企業も多数参加しています。
　HoYoverseの「原神」や「崩壊：スターレイル」「ゼンレスゾーンゼロ」など，アニメ調のグラフィックスとオープンワールドが特徴となるアクションRPGが日本でも大きな収益を挙げていますが，それだけでなく，モバイルゲームやインディーゲームなど，多数のタイトルがプレイアブルでお披露目されるという，ゲーム好きには見逃せないイベントです。基本的に国内市場が対象で，欧米の大規模イベントに比べると，「なんだこれは！」というゲームも数多く見られるっぽいです。楽しそうだなあ。
　展示されたタイトルが日本にもやって来るかどうかはよく分かりませんが，そんなわけなので，気になる人は以下のリンクをクリックして面白そうな記事をチェックしてください。

「ChinaJoy 2024」公式サイト

4Gamer「ChinaJoy 2024」記事一覧

　また，7月19日から21日まで京都のみやこめっせで開催されたインディーゲームの祭典「BitSummit Drift」ですが，先週も引き続きレポート記事をめっちゃ掲載しました。
　PC/コンシューマ機向けタイトルだけでなく，ボードゲームありの，セッションレポートありの，特殊なコントローラありの，意表を突いたところでは，ファミコン向けの新作なんてのもありました。
　開発者との距離が近いのもこのイベントのいいところで，多くの記事で，会場にいたクリエイターの皆さんに直接，話を聞いています。このゴッタ煮感が，またBitSummitですね。
　次回開催について，日程などは今のところ発表されていないようですが，お楽しみに。

「BitSummit Drift」公式サイト

4Gamer「BitSummit Drift」掲載記事一覧

　イベントが続きますが，格闘ゲームの祭典「EVO 2024」が，日本時間のだいたい7月20日と21日に開催されて，先週は，リザルトを中心にいくつかの記事を掲載しました。アクセスランキングのトップ10にも関連記事がランク入りしており，今年も悲喜こもごもの真剣勝負が繰り広げられたようです。参加した皆さん，お疲れさまでした。
　試合結果のほか，「グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-」（PC / PS5 / PS4）の新プレイアブルキャラクター情報や，「鉄拳8」（PC / PS5 / Xbox Series X|S）に鉄拳王の「三島平八」が参戦するといったゲームの新情報もありますので，格ゲーファンはぜひどうぞ。


　なお，「こちら」の記事でお伝えしたように，2025年のEVOは，東京とラスベガスのほか，ロサンゼルスとニースでも開催，しかも，2026年には新たにシンガポールも加わるそうです。こりゃ大変。格闘ゲーマーの人たちは，日本にいるヒマなさそう。

「EVO 2024」公式サイト

4Gamer「EVO 2024」掲載記事一覧

　そんなこんなで，今回も元気よく，4Gamerと世界のゲーム業界の1週間を振り返ってみましょう。先週もいろいろあったっぽいです。

※以下，PlayStationはPS，Nintendo SwitchはSwitch，スマートフォンはスマホなどと略記します。

先週のアクセスランキング

　猛暑の中，先週のアクセスランキングトップ10の第1位をぶっちぎりでゲットしたのは，女性VTuberグループ「ホロライブ」所属の桃鈴ねねさんが当面，配信活動とSNSを休止するというお知らせでした。ニュースの分類でいえば，「業界動向」って感じでしょうか。
　VTuberの人が活動をしばらくお休みするという記事がランキングのトップに燦然と輝くあたり，現代社会を感じずにはいられない老害系社会人の筆者ですが，よく考えると，4Gamerでも「週刊VTuberファイル」なんて連載記事を掲載していました。桃鈴ねねさんの回は「こちら」です。


　活動休止の理由は発表されていませんが，何らかのトラブルが発生したそうで。ただ，発表されている企画やイベントなどについては，本人の意向により出演する予定で，公式Xアカウントでも，「絶対に帰る」とポストされてます。ファンの人は一刻も早いトラブル解消に期待しましょう。


　第2位となったのは，イベント情報でした。兵庫県立淡路島公園にあるアニメパーク「ニジゲンノモリ」で，イベント「ドラゴンクエスト アイランド 大魔王ゾーマとはじまりの島」の復刻開催が決まったとのこと。このイベントは，11月14日リリースのHD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / Switch）を記念して行われるもので，開始は10月5日を予定しています。
　なお，現在開催中の「ドラゴンクエスト アイランド　いにしえの魔神と導かれし冒険者たち」では，8月3日から23日まで「終了直前キャンペーン」を実施するそうです。
　淡路島の「ニジゲンノモリ」は，アニメとテクノロジー，そして自然をテーマにした新感覚の施設で，人気漫画やアニメ，そしてゲームの世界観が再現されているとのこと。ドラクエが“ニジゲン”なのかには疑問が残りますが，行ってみようかな。


　そして第3位は，上にも書いた「EVO 2024」から，アメリカのPunk選手が「ストリートファイター6」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4）部門で優勝したというニュースでした。
　記事によれば，2017年に行われた「EVO 2017」の「ストリートファイター5」部門においては，それまでの戦績で圧倒的な強さを誇ったことから優勝候補と目され，事実，「EVO 2017」では1セットも落とすことなくグランドファイナルに駆け上がったPunk選手でしたが，ときど選手との決勝戦で初の敗北を喫し，表彰式では涙を流したそうです。それから7年，ついに覇者の栄誉を獲得したわけで，これは感動的な話だ。
　なんでも優勝賞金は1万2000ドル（約180万円）だそうで，きゃー！　うらやましい！

【先週のアクセスランキング詳細】

【第1位】 「ホロライブ」桃鈴ねねさんが一部活動を休止に。何らかのトラブルが大きくなってしまったため	【第2位】 「ドラゴンクエストIII」HD-2D版の発売を記念し，「ドラゴンクエスト アイランド 大魔王ゾーマとはじまりの島」が10月5日に復刻開催
【第3位】 ［EVO2024］「ストリートファイター6」部門優勝はアメリカのPunk選手。長年の悲願だったEVO優勝の栄光を掴む	【第4位】 「7 Days to Die」，日本時間の7月26日2：00に正式リリース。約12年間の早期アクセスがついに終了
【第5位】 「レゴ スーパーマリオ」シリーズの新作，大人向け製品第5弾として「マリオとヨッシー」を10月1日に発売	【第6位】 「お前を消す方法」のイルカ風なぬいぐるみ「あの時消されたイルカです。」，本日発売。5色の仲間も連れてきました
【第7位】 新世代CPUアーキテクチャ「Zen 5」完全解説。Ryzen 9000シリーズはどのように進化したのか［西川善司の3DGE］	【第8位】 アニメ「ポケットモンスター」とコラボか。サーティーワン，公式Xにてピカチュウの画像を投稿
【第9位】 「GUILTY GEAR ‐STRIVE‐」，ディズィー，ヴェノム，ユニカ，ルーシーが参戦決定。シーズン4の参戦キャラクターが一挙公開に	【第10位】 「真・三國無双 ORIGINS」，オリジナル主人公の視点から描かれるストーリーや，アクションなど戦闘に関する情報を公開

先週の注目タイトルランキング

　熱波に包まれた先週，最もアクセスされたタイトルの第1位は，桃鈴ねねさんの話題が集まった「ホロライブ」でした。以下，「ストリートファイター6」が第2位，「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…（HD-2D版）」が第3位と順当に続きました。


　第5位に入ったコーエーテクモゲームスの「真・三國無双 ORIGINS」（PC / PS5 / Xbox Series X|S）は，「こちら」の記事でお伝えしたように，「ChinaJoy 2024」でステージイベントが実施され，世界初公開のゲームプレイ映像に中国のファンが歓声を上げました。さらに，アクセスランキングの第10位に入った「こちら」の記事では主人公やゲームシステムなどの最新情報が多数のスクリーンショットと共に公開されています。
　すぐに売ってほしいですが，リリースは2025年とのことで，ずいぶんと先のような気がしますね。でもまあ，きっと，あっちゅう間ですよ。

【先週の注目タイトルランキング詳細】

【第1位】 ホロライブ	【第2位】 ストリートファイター6
【第3位】 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…（HD-2D版）	【第4位】 GUILTY GEAR ‐STRIVE‐
【第5位】 真・三國無双 ORIGINS	【第6位】 スーパーマリオブラザーズ ワンダー
【第7位】 スプラトゥーン3	【第8位】 ピクミン4
【第9位】 ポケットモンスター スカーレット・バイオレット	【第10位】 ゼンレスゾーンゼロ

先週の注目記事

　今回も，プレイレポートやイベントレポート，インタビューなどを中心に気になる記事をピックアップしました。「BitSummit Drift」や「EVO 2024」が目立った先週ですが，それ以外にもさまざまな記事を掲載しており，やってるほうもビックリしてます。


　酷暑の中，7月26日にSteam版とSwitch版がリリースされたホラーゲーム「青鬼」をプレイして，ヒンヤリしたという記事を「こちら」に掲載しています。もともとは2004年に無料公開されたnoprops氏の作品で，ゲーム実況動画などきっかけに注目を集め，ナンバリング続編だけでなく，さまざまなメディア展開も行われている人気作ですね。電気代が上がってエアコンをつけるのもためらわれる今日この頃，ゲームで涼むというのはいいアイデアなんじゃないでしょうか。筆者も試してみたいと思いますが，ホラー映画で試したときは，ただ暑くて怖いだけでしたけど。

■2024年7月22日掲載プレゼント当選者

「うたの☆プリンスさまっ♪ LIVE EMOTION テーマソングCD」……3種類各1名様
宮城県　Wing さん
千葉県　Landscaper さん
広島県　さいむ さん