ニュース
「ドラゴンクエスト チャンピオンズ」発表会まとめ。難しい操作なしで楽しめる“ソロでも遊べる乱戦ドラクエ”の詳細が明らかに
番組には,スクウェア・エニックスプロデューサーの白石琢磨氏,コーエーテクモゲームスプロデューサーの庄 知彦氏,ゲストとして女優の石塚朱莉さん,MCとしてフリーアナウンサーの平岩康佑さんが登場し,まず新作タイトルが「ドラゴンクエスト チャンピオンズ」(iOS / Android)であることが発表された。
冒頭ではシリアスな面持ちの白石氏だったが,タイトル発表後,優勝トロフィーを模した被り物姿になり,「この発表会を皮切りに,みなさんからのご意見をたくさんいただいて,みなさんと作り上げていく,そんなゲームにしたいなと思っております。その意気込みの表れが,これでございます」ときりりとした表情で話し,場を和ませた。
「ドラゴンクエスト チャンピオンズ」とは?
続いて,本作の概要やシステムについての紹介が行われた。本作はドラゴンクエスト史上初の“乱戦コマンドRPG”とされるタイトルで,ソロで楽しめる「ストーリーモード」と,マルチで対戦するPvP「大会モード」を備えたゲームだ。テーマは「ソロでも遊べる乱戦ドラクエ」だという。
操作方法は,従来のドラゴンクエストシリーズを踏襲し,コマンドバトルが採用されており,「難しい操作が不要でバトルが楽しめる」と紹介された。
プレイヤーは3人1組のパーティを操作する。パーティメンバーは戦士,武闘家,僧侶,魔法使い,盗賊のドラゴンクエストでおなじみの5つの職業から選ぶことができ,「どういった組み合わせ(のパーティ)で行くのかという戦略も重要になってくる」と白石さんは語った。
「ストーリーモード」「大会モード」とは?
次にゲームモードの説明が行われた。「ストーリーモード」は従来のドラゴンクエストシリーズのように1人でじっくり遊べるモードとなっており,キャラクターを成長させながら,オリジナルストーリーが楽しめる内容となっている。モードの紹介にあわせて,ストーリーのあらすじと登場キャラクターが公開された。「行方不明になった父を追うために,勇者武闘大会の参加を決めた」という主人公の設定は,ストーリーのプロットに関して,ドラゴンクエストの生みの親である堀井雄二氏に相談した際,ドラマ性を持たせるためにもらったアイデアだという。
ストーリーモードの解説ののち,実機でプレイする様子も公開された。このモードでは指示された目標をクリアしていくことで進行できる。基本操作はバーチャルパッドによる移動,ダッシュ,アタック,ジャンプの4つで,スキルや「どうぐ」の使用も可能だ。
クエストの対象モンスターには「もくひょう」という印が表示されており,触れると戦闘が開始される。また,モンスターの背後からアタックすると,「ふいうち」でバトルを開始することができる。ふいうちは先制攻撃ができるほか,職業ごとに呪文のダメージが上がるなどの追加効果もある。スマホの操作で遊びやすいよう,多少の段差ならパッドの操作だけで乗り越えられるなどの工夫を凝らしているとのことだ。また,オートバトルにも対応しており,おなじみの「さくせん」でオートバトル時の各キャラクターの設定も可能だ。
「大会モード」は最大50名のプレイヤーが参加するモードだ。広大なフィールドに降り立ち,モンスターやほかのプレイヤーを倒しながら,キャラクターを成長させつつ,最後の1人まで生き残ることを目指す。他のプレイヤー同士や,モンスターとの戦いに乱入して三つ巴状態で戦うこともできるとのことだ。
ランク制度は,ブロンズからゴールドまでのリーグがあり,その中でさらにI,II ,IIIという風にクラス分けされる。マッチングは,同リーグの近いクラス同士で行われるという。ブロンズ帯ではAIキャラクターとの対戦となるため,いきなり対人戦になることはなく,初心者でも気軽に参加することができる設計だ。
大会モードの解説ののち,白石氏と石塚さんの実機での対戦も行われ,庄氏は石塚さんをサポートしつつ,解説を務めた。
実機プレイは,マッチングするところからスタートし,待機中のロビーでの様子も確認できた。
マッチング完了後,最初に降下するポイントをマップから選ぶと,ゲームがスタートする。フィールド上には拾うことでステータスが上昇する「成長玉」というものが落ちており,攻撃力が上がる「こうげき玉」や守備力が上がる「しゅび玉」などの種類がある。
さらに,フィールド上にはモンスターも生息しており,倒すと成長玉を得られる。なかにはたくさんの成長玉を排出するモンスターなども存在する。
モンスターが多く生息する地域や,成長玉がたくさん落ちているポイントがあるので,最初の降下地点も勝敗を分ける重要なポイントとなりそうだ。
フィールド上にはアイテムもあり,相手をまひさせたり,眠らせたりといったような強力なアイテムもあるという。さらに罠を仕掛けることもでき,設置の仕方次第では優位に戦闘を進めることもできそうだ。
大会ではエリアを制限する「魔瘴(ましょう)」があり,足を踏み入れるとダメージを食らってしまう。魔瘴は時間経過とともに広がり,安全なエリアはどんどん小さくなっていくので,戦闘の際は気を付けたいところだ。
配信では,白石氏がアイテムの「しびれそう」を使用して石塚さんのパーティを撃破。見事チャンピオンになって見せた。単にキャラクターを成長させるだけでなく,アイテムを使用して強敵に打ち勝つことができる方法を示した。
視聴者からの質問コーナー
配信の終盤に,視聴者から寄せられた質問に回答するコーナーが設けられた。その中でもいくつか気になった質問をピックアップしてご紹介しよう。
――課金要素は何になりますか?
白石氏:
課金要素は「ふくびき」というものがあります。「ふくびき」で強い装備を手に入れるとストーリーでも大会でも有利に戦えるようになります。ただ,“課金しないと勝てないのか”ということでは決してありません。そもそもランク分けされた中でマッチングするので,自然と同じくらいの戦闘力のプレイヤー同士で戦うことになりますし,道中の強化だったり,他プレイヤーが弱ってるところを狙ったりなど,1回のプレイの立ち回り次第で自分より戦闘力が高いプレイヤーに勝つことができる仕様にはなっております。あとは,エンブレムの強化やキャラクターレベルも重要になってきます。
それから,補足させていただくと,戦いの中で壺や樽を壊して大会ポイントが得られるような要素もありますし,さっきアイテムで最後勝ちましたけれども,装備に依存しない勝ち方というのもいろいろ試行錯誤して試していただくこともできます。
庄氏:
大会モードは“みんなで優勝を目指す”というのがベースにはありますが,せっかくなのでいろんな風な遊び方を楽しんでいただきたいです。あと,大会モードは経験値とゴールドが手に入ります。これはゲームを通して蓄積されるものとなっていて,レベルアップもしますので,そんな風なところもお楽しみいただければと思っております。
――課金,レベルアップ以外で戦力を上げる方法はありますか?
庄氏:
先ほど結構話してしまいましたが,「ふいうち」というのが今回のゲームですごく重要になっています。基本的には難しいアクションを遊ばせる設計にはなっていないのですが,自分の背後にプレイヤーがいるか,いないかというところだけは気を付けてプレイしていただければいいのかなと思います。このふいうちを狙ったメリットが大会ではすごく大きいです。通常のストーリーモードと違って,ふいうちをするとテンションが大幅に上がるようになっているからです。さらに,先制攻撃が確実に取れますし,「ふいうち特性」によって有利に戦えるようになります。
それから,今回お見せできなくて非常に残念だったのですが,罠というアイテムがあります。例えばスコップというアイテムは落とし穴を設置することができ,かかった人のこうげき玉を半分貰えます。さらに落とし穴に落ちた相手を殴りつけると,確実に先制攻撃になります。罠をどこに置くか,どのタイミングで仕込んでおくかというのがすごく重要なんですね,だれも通らないところにポンと置いてもなんですし。魔瘴に覆われてしまう場所においても誰も通らなくなってしまうので。いずれにしても,アイテムを使うということが勝ちに結び付ける重要な要素になっております。
――ナンバリングタイトルとストーリーは紐づいていますか?
白石氏:
先ほどストーリーはオリジナルという形だとお伝えしましたが,かなり独立したものとなっています。なので,チャンピオンズのストーリーとして楽しんでいただければと思っております。
――ズバリ,「ドラゴンクエスト チャンピオンズ」のリリースはいつになるのでしょうか。
白石氏:
今日はまずタイトル発表ということで,リリース時期についてはまだお伝えすることはできません。もう少しお時間をいただきたいと思っております。
番組の最後に,公式サイトとTwitterアカウントのリニューアルオープンや,βテスト体験会など各種情報が発表された。
βテスト体験会にはiOS / Androidユーザーの各1万名が参加でき,開催期間は2月6日から2月13日までとなるという。テスターの募集期間は1月29日までだ。気になる人は公式サイトやTwitterをチェックしてほしい。
「ドラゴンクエスト チャンピオンズ」公式サイト
「ドラゴンクエスト チャンピオンズ」公式Twitter
- 関連タイトル:
ドラゴンクエスト チャンピオンズ
- 関連タイトル:
ドラゴンクエスト チャンピオンズ
- この記事のURL:
キーワード
(C)2023 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
(C)SUGIYAMA KOBO
(C)2023 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
(C)SUGIYAMA KOBO