業界動向
FacebookがVRゲーム開発会社・Beat Gamesを買収。「Beat Saber」のコンテンツ追加とアップデートは継続へ
Beat Saberは,左右の手を使って(VR世界の中で)ライトセーバーのような剣を振り,プレイヤーに向かって画面奥から迫ってくるブロックをタイミング良く斬っていくというゲーム。人気DJやロックグループによるノリの良いBGMに合わせて遊べるリズムゲームだ。
Beat Saberは2018年5月にSteamやOculus Storeでアーリーアクセス版がリリースされ,その後はPlayStation VRタイトルとしても展開されている(PS VR版は国内で2019年3月配信開始)。Oculus Rift,HTC Vive,そしてWindows Mixed Realityに対応(現在はValve Indexにも対応)した作品で,いとも簡単に累計100万本のセールスを記録。ヒット作の少ないVRゲーム界で躍進を続けるタイトルである。
ちなみに国内では,栃木の那須ハイランドパークに,大型VR筐体に対応させた「ビートセイバー アーケード」が登場している(関連記事)。
公式ブログのエントリーでは,各プラットフォームに向けて年内に予定していた新しい音楽と,全方向からブロックが迫ってくる「360度モード」のリリース予定に変更がないこと,そして今後も,各プラットフォームでのサービス運営を継続することが述べられている。
またFacebookは,Beat Gamesのような才能豊かなインディーズ開発スタジオがプラットフォームホルダーの傘下になることを心配するファンを想定してか,Beat Gamesチームは独立したスタジオとして今までと同様に運営されることを強調しつつ,「志(こころざし)を同じくする者同士で力を合わせて,VRゲームを新たな高みへと向上させていく」としている。
LucasfilmのIndustrial Light & Magicが持つ技術研究開発部門・ILM Experience Lab(通称:ILMxLAB)とも関係の深いOculus VRだけに,「スターウォーズ系Beat Saber」の登場などにも期待してしまうところだ。果たして今回の買収がどのような相乗効果を生み出すのか,今後の動向に注目しておこう。
Welcoming Beat Games to Facebook
「Beat Saber」公式サイト
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