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印刷2019/11/20 20:13

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公開βテストが実施された「リアルタイムバトル将棋オンライン」。オンラインにより手軽に対人対局が可能に

 シルバースタージャパンは2019年11月19日,発売中の「リアルタイムバトル将棋」Nintendo Switch / PlayStation 4)に,オンライン対戦機能を搭載した「リアルタイムバトル将棋オンライン」(以下,オンライン版)で,Nintendo Switch版(2020年1月発売予定)の公開βテストを実施した。オンライン版が初公開となった今回のβテストの模様は,Twitchにてライブ配信された。

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 会場にて,同社の開発部部長である山本明良氏と営業広報部の岩田大樹氏にオンライン版について話を聞けたので,そのへんも交えながらオンライン版がどのようになっているのかをお届けしよう。

シルバースタージャパンの開発部部長の山本明良氏(左),営業広報部の岩田大樹氏(右)
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 なお,会場となったのは,eスポーツイベントに特化したレンタルスペース「@Buzz_eSports」で,当日は「ぷよぷよeスポーツ」PlayStation 4 / Nintendo Switch)のイベントが実施されており,多くのプレイヤーが集まり,ぷよぷよの対戦を楽しんでいた。

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 βテストには,4台のNintendo Switchが用意され,リアルタイムバトル将棋の大会優勝者やベテランプレイヤーたちが集まり,さらにぷよぷよイベント参加者もプレイできるようになっていた。山本氏は「このβテストで多くのプレイヤーに遊んでもらって率直な意見を出していただき,改良や改善できるところは製品版に反映していきたい」と話していた。ちなみにこのβテストには,ほぼ製品版といってもいい最新バージョンを使用しているとのことだった。

 オンライン版はタイトル画面がグリーンからブルーに変更され,メニューに「インターネット対局」が追加されている。インターネット対局を選ぶと,2つの対局モードが表示される。1つは勝敗により獲得したポイントで等級分けされる「レーティング対局」。もうひとつはポイントとは関係なく気軽に対戦を楽しめる「フリー対局」だ。

βテストなのでルームが1つしかないが,リリース後はここにズラリとルームが並ぶかもしれない
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 フリー対局には「フレンドマッチ」「ランダムマッチ」の2つのマッチングモードが用意されている。
 フレンドマッチは,プレイヤーのNintendo Switch本体に登録されているフレンドが作ったルームで対戦するモードだ。ルーム作成者は,2〜4人までのルーム人数やゲーム数,対局時間などを設定して,ルーム名を付けてルームを登録する。1つのルームには4人まで参加できるが,2人が対局し,残りの2人は待機するか,観戦するかを選択できる。ランダムマッチは,対戦相手を探しているプレイヤーならば誰とでもマッチングして対局できる。

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 対局のルールはこれまでと変わりはないが,大きく違うのは対局画面だろう。これまでの対戦モードである「二人で対局」では,一画面に自分と相手の盤面が横並びで配置されていたが,オンライン版では1つの盤面を共通して見る形で,同一画面上に自分と相手のカーソルが表示されるようになっている。

 これまでは相手の動きを確認するには,プレイ画面から大きく目を離すことになったため,戦術を組んだりするには実用的ではなかったが,オンライン版では相手の動きが明確に分かる。そのため,相手の動きを見て異なる戦術を考えたり,予測できるなど,以前よりも戦術面の幅が広がったようだ。
 なお,最初のうちは,これまで表示されなかった相手のカーソルがあることで,自分のカーソルを見失うことも多かったようだが,慣れると気にならなくなるというプレイヤーが多かった。

自分と相手のカーソルが異なる色で表示される。カーソルの動きで相手が何をしようとするのか予測はできるが,相手にも同じように自分の動きがバレている
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 リアルタイムバトル将棋は,コンマ数秒の差が勝敗に大きく影響するため,ネット対戦ではラグ(遅延)が気になるところだ。山本氏も開発において「ラグが出ないようにするのが大変だった」と話していた。今回は参加者が同一の光回線ということで参考にならないかもしれないが,やはりプレイヤーの多くはラグが発生してしまうのかといったところが気になっていたようだ。

 とはいえ,プレイ後のプレイヤーに話を聞いてみると,ラグは気にならないという感想ばかりで,勝敗に影響するようなラグが発生することはないようだ。それは観戦していても感じられ,クールタイム(動かした駒を一定時間動かせない)解除後の一瞬のタイミングで,王将を逃がすといった攻防に観戦者は盛り上がっていたほどだ。ちなみにラグが少し感じられるという感想を述べていたのは,ボタンのみで“最短入力”ができるレバーレスコントローラを使用しているプレイヤーだけだった。

ラグ(遅延)の影響はないようで,一瞬の判断が勝敗を分けるようなシーンでも熱い攻防が繰り広げられた。
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 さて,これまでのリアルタイムバトル将棋では,同じ場所にいるプレイヤーだけが対局を楽しめたが,オンライン版では離れたプレイヤー同士が手軽に対局を楽しめるようになる。今回のβテストに参加したプレイヤーがオンライン対局を楽しむ姿を見て,山本氏と岩田氏もオンライン版に対する手応えをあらためて感じたようだ。

上級プレイヤー同士の対局は見応えがあった。オンライン版では手軽に上級プレイヤーに挑戦できるようになる
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 岩田氏は「これまではオンライン対局がなかったため,コンピュータとしか対局していない人が多いと思いますが,ぜひオンライン版で対人との対局を遊んでいただいて,新しいリアルタイムバトル将棋の面白さを体験してほしい」と語っていた。今回のβテストの様子はライブ配信された映像で見られるので,ぜひオンライン対局の駆け引きなどをチェックしてほしい。

リアルタイムバトル将棋オンライン 公式ベータテスト@上野Buzz esports 気になるオンライン機能をチラ見せ!!


「リアルタイムバトル将棋オンライン」公式サイト

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