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[TGS 2019]開発陣による「Predator: Hunting Grounds(仮)」のメディアセッションをレポート。試遊後の感想をもとにした質疑応答も
デベロッパであるIllFonicのチーフ・クリエイティブ・オフィサーのジャレッド・ゲリッツェン氏と,CEOのチャールズ・ブランガート氏が登壇し,本作の説明や質疑応答を行ってくれた。
「Predator: Hunting Grounds(仮)」公式サイト
映画「プレデター」をベースにした非対称型対戦ゲーム
というわけで,両氏が語ってくれたゲームの概要を紹介しよう。試遊レポートでも触れたとおり,本作は映画「プレデター」をモチーフとしており,4人のプレイヤーが人間側を,また1人のプレイヤーがプレデター側を担当して戦う,非対称型のオンライン専用対戦ゲームだ。
人間側は特殊部隊の「ファイアチーム」のメンバーとなり,与えられた任務を遂行してジャングルから脱出することが目的。プレデターは,そんな人間達を狩るのが目的だ。
一般的なミリタリー系FPSに近い人間側と違って,プレデターは3人称視点となり,特殊能力である「ビジョン」や「光学迷彩」を駆使して戦うことになる。また,高い身体能力を活かして木に登り,上空からの奇襲も可能だ。
そのため,プレデターが有利なイメージを抱くが,もちろんそうなってはいない。ファイアチームは任意の場所を「マーク」して敵の位置や,進みたい場所の情報を共有できるし,(映画のように)泥を体に塗り付け「ビジョン」を避けるといった行動がとれるので,そられを駆使することで有利に戦うこともできる(ただし,泥は銃を撃ったときの振動で剥がれてしまうので,注意が必要とのこと)。
プレデターの武器だが,近距離攻撃用のリスト・ブレイドと,遠距離攻撃が可能なプラズマキャノンがある。プラズマキャノンはチャージすることで威力が上がるので,木の上など,敵に見つかりにくい位置で使用すると良さそうだ。
なお,人間とは異なり,プレデターは倒された場合のリスポーンがない。しかし,瀕死状態でも生き続けるような仕組み「セカンドウィンド」が用意されているという。詳細は不明だが,死にそうになった場合,「セカンドウィンド」か,周囲の敵を巻き込めむ「自爆」のどちかかを使うことになるようだ。
質疑応答では,戦闘で得たポイントの使い道や今後の予定など
ゲームの説明に続いて,参加者を交えた質疑応答が行われたので,その内容を一問一答形式で紹介しよう。
Q:ファイアチームをFPS,プレデターをTPSにした理由はなんですか。
A:プレデターは,木に登ったり枝を渡って移動したりするので,行動が分かりやすく快適に行えるように三人称視点にしました。ファイアチームは,左右や後方を一瞬で分かりにくくして,「どこから襲われるのか」といった緊張感が持てるように異陳勝視点にしています。
Q:プレデターの武器が2種類しかありませんが,今後増える予定はありますか。
A:映画の2作目以降に登場した武器なども,今後追加していく予定です。
Q:非対称型対戦ゲームにした理由はなんでしょうか。
A:我々は2人とも映画のファンなので,プレデターの強さを演出するためにこのような形にしました。1対多でも圧倒的な力で戦えることが重要だと感じています。
Q:人間側ですが,外見や使用する武器のカスタマイズは可能になりますか。
A:武器については,今後もいろいろなものを用意していく予定です。外見のカスタマイズについても,今後の予定として考えています。
Q:人間側の勝利条件は,ミッションの達成とプレデターの討伐の2種類がありますが,どちらの目的達成が多くなると思いますか。
A:社内でプレイすることも多いのですが,半々というイメージです。ですので,ユーザーのプレイでも同じような割合になるのではないかと思います。
Q:プレデターが自爆してお互いに全滅した場合,どちらの勝利になるのですか。
A:タイムアップ時もそうですが,明確な勝敗は決まりません。プレイ自体が終了となり,倒した敵の数などでそれぞれに報酬となるポイントが入ります。
Q:プレイ開始時,人間とプレデターへの振り分けはどうなりますか。
A:始めに,どちらで参加するかが選べます。ただ,希望者が偏ってプレイが成立しない可能性もあるので「どちらでもOK」といった選び方もできるようにします。
Q:キャンペーンモードの予定はないのですか。
A:今のところはマルチプレイ専用です。ただ,プレイの中で世界観を表現できるような仕掛けは,用意していきたいと考えています。
Q:ジャングル以外のステージはありますか。映画の2作目以降では市街地なども登場しました。
A:ステージは複数用意していますが,すべてジャングルです。プレデターの高低差を利用した戦いを考えた場合,市街地は難しいと思いました。
Q:ゲーム内の時代設定はいつ頃でしょうか。
A:1987年の映画がベースになっていますが,ゲームとしては現代から10年後くらいをイメージしています。
Q:戦いで獲得したポイントは何に使えますか。
A:武器やスキン,アイテムのアンロックなどです。
Q:プレデターによるトロフィーの獲得ですが,演出以外の意味はあるのですか。
A:クリア時に獲得できるポイントが増えます。ファイアチーム全員のトロフィーを集めると,さらにポイントがアップしますよ。また,リスポーンが「増援」扱いになるため,かかる時間が増えます。
質疑応答の最後には,「アメリカとドイツに続く日本での発表でも,大きな話題と盛り上がりになり大変に嬉しいです。多くの人達に楽しんでほしいので,期待してお待ちください」という言葉が日本のファンに向けて贈られた。
2020年内の発売を予定している本作,今後,さらなる情報も発表されると思うので,続報を楽しみに待とう。
「東京ゲームショウ2019」公式サイト
4Gamer「東京ゲームショウ2019」特設ページ
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