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「Microsoft Flight Simulator」の定期デベロッパーQ&Aが配信。VRモードの年内対応や,2021年1月に行われるアップデートの情報を公開
世界中の気象状況をリアルタイムで再現するクラウドデータを活用したり,Bing Mapに使用されている2Dフォトデータから自動的に地表オブジェクトを再現したりなど,次世代感にあふれるゲームシステムをフィーチャーした「Microsoft Flight Simulator」。今回のライブ配信でも,濃いめのバーチャルパイロット達が参加し,Microsoftのフライトシム部門ヘッド,ヨーグ・ニューマン(Jorg Neumann)氏らに,その前日に実装された「World Update 2: USA」についてや,今後のロードマップについての質問を浴びせていた。
VRヘッドマウントディスプレイの対応については,以前のこちらのインタビュー(関連記事)でも語られていたことだが,テスト用に利用されていたという「HP Reverb G2」だけでなく,FacebookのOculusシリーズやValveのSteam VRを含めた,SteamでサポートされているVRマシンはすべて対応する予定とのことだ。
実質的な開発を担う,Asobo Studioのエグゼクティブプロデューサーであるマーシャル・ボサール(Martial Bossard)氏によると,「Sim Update 2」に合わせてWindows Insiders programに登録しているゲーマーを対象にしたβテストとして公開される予定で,自身のPC環境を報告する「DxDiag」の提出と,NDA(秘密保持契約)へのサインが必要になるという。
ファンからは,水面表現や夜間の地上照明,さらにはCPUのオプティマイゼーション(最適化)といった質問が行われる中,公開された開発ロードマップでは,日本とアメリカに続く無料のマップ精密化アップデートシリーズ「World Update 3」が,2021年1月28日に実装され,イギリスが対象になっていることが明らかにされている。よりテクノロジー面でのアップデートに特化した「Sim Update」と,World Updateは,2か月ごとに交代で行われていくという,かなりスピーディな開発が継続して行われていくようだ。
また,ニューマン氏は,前述のインタビューでも語られていた,Xboxプラットフォームについても2021年の早い時期に改めて進展状況を報告する予定であることも述べており,今後もさらに多くのゲーマーに親しまれる,息の長いライブゲームとして成長するのは間違いないだろう。
「Microsoft Flight Simulator」公式サイト
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