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AMD,Zen 3世代のビジネスノート向けAPU「Ryzen PRO 5000」シリーズを発表。IntelのTiger Lakeを上回るとアピール
「Cezanne」(セザンヌ)の開発コードネームで呼ばれていたRyzen
Ryzen PROの通例どおり,ゲーマーが積極的に選ぶ製品ではないが,簡単に紹介しておこう。
ラインナップは3製品。最上位モデルは8コア16スレッド
Ryzen PRO 5000シリーズのラインナップは,3種類の製品となっている。いずれもZen 3世代のCPUコアを採用しており,Ryzen
各製品の主なスペックを下にまとめておこう。
- Ryzen 7 PRO 5850U:8コア16スレッド,定格クロック1.9GHz,最大クロック4.4GHz,L2キャッシュ容量4MB,共有L3キャッシュ容量16MB,TDP 15W
- Ryzen 5 PRO 5650U:6コア12スレッド,定格クロック2.3GHz,最大クロック4.2GHz,L2キャッシュ容量3MB,共有L3キャッシュ容量16MB,TDP 15W
- Ryzen 3 PRO 5450U:4コア8スレッド,定格クロック2.6GHz,最大クロック4GHz,L2キャッシュ容量2MB,共有L3キャッシュ容量8MB,TDP 15W
AMDは,競合であるIntelのノートPC向け第11世代Coreプロセッサ(開発コードネーム Tiger Lake)の「Core i7-1185G7」と比べて,Ryzen 7 PRO 5850Uはベンチマークアプリ「CINEBENCH R20」のマルチスレッド性能で65%上回る性能を発揮できるとしている。アプリケーションでのテストにおいても,たとえばExcelでは23%上回るなど,競合と同等かそれ以上の性能を有するというのがAMDの主張だ。
たとえば仕事用のPCとしてビジネス向けノートPCの購入を検討している人は,Ryzen PRO 5000シリーズのことを覚えておくといいかもしれない。
AMDのビジネスノートPC向けプロセッサ製品情報ページ
- 関連タイトル:
Ryzen(Zen 3,Zen 3+)
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