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「SEGA AGES ヘルツォーク ツヴァイ」はオンライン対応。移植タイトルの新情報が次々に飛び出したセガフェスのステージレポート
SEGA AGESのラインナップに「SHINOBI 忍」「モンスターランド」「ファンタジーゾーン」「イチダントアール」「ヘルツォーク ツヴァイ」「G-LOC」が追加
セガゲームスは本日,開催中の「セガフェス2019」において,Nintendo Switch向け「SEGA AGES」シリーズの新ラインナップを発表した。今回明らかになったのは「SHINOBI 忍」「ワンダーボーイ モンスターランド」「ファンタジーゾーン」「イチダントアール」「ヘルツォーク ツヴァイ」「G-LOC AIR BATTLE」だ。
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- 編集部:MU
- Nintendo Switch:SEGA AGES SHINOBI 忍
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- CERO B:12歳以上対象
- Nintendo Switch:SEGA AGES ワンダーボーイ モンスターランド
- CERO A:全年齢対象
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- Nintendo Switch:SEGA AGES イチダントアール
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「SEGA AGES」とは,セガの名作を現代によみがえらせる移植プロジェクトである。高品質の移植や復刻で知られるエムツーが開発を担当し,Nintendo Switch向けシリーズでは2018年9月より7タイトルがリリースされている。
SEGA AGESのリードプロデューサー/ディレクターを務める小玉理恵子氏は「エムツーさんにはオリジナルを再現するだけでなく,追加要素を入れていただいています。そのため,ちょっとお待たせしてしまっているのが申し訳ないということで,謝る気持ちが半分の状態で会場に来ています」と,セガファンにコメント。それを受けて,エムツー 代表取締役社長の堀井直樹氏は「あらゆるものを入れる器ができた感じなので,ここからペースを上げていきます」とテンポアップを約束した。
エムツーは9月19日の発売が決まった「メガドライブ ミニ」でもソフトの開発を担当しているが(関連記事),SEGA AGESのスーパーバイザー 奥成洋輔氏は「メガドライブ ミニとSEGA AGESは,まったく別のラインのプロジェクト。SEGA AGESの配信が遅れているのは純粋にスタッフが(品質に)こだわっているからで,メガドライブ ミニの存在は無関係です」と開発体制について説明していた。
会場では「SEGA AGES スペースハリアー」「SEGA AGES コラムスII」「SEGA AGES バーチャレーシング」の実機プレイが披露された。エムツーはこれまでに何度も「スペースハリアー」の移植を手がけているが,堀井氏いわく「いつもどおりでは済ませない」内容とのこと。一方,「SEGA AGES コラムスII」にはステージセレクトの追加だけでなく,プレイヤーの邪魔をするドクロが出現しないように設定できるという。
さらに,「SEGA AGES バーチャレーシング」はNintendo SwitchのJoy-Conをおすそわけすることで,最大8人対戦が可能になる。さっそく画面分割による4人対戦が行われ,すべての画面が滑らかに動いていることが確認できた。
「SEGA AGES スペースハリアー」 |
「SEGA AGES コラムスII」 |
「SEGA AGES」シリーズの新ラインナップも発表された。今回明らかになったのは以下の6タイトルだ。
- SEGA AGES SHINOBI 忍
- SEGA AGES ワンダーボーイ モンスターランド
- SEGA AGES ファンタジーゾーン
- SEGA AGES イチダントアール
- SEGA AGES ヘルツォーク ツヴァイ
- SEGA AGES G-LOC AIR BATTLE ※配信順序は未定
エムツーが展開しているシューティング移植プロジェクト「M2 Shot Triggers」の広報を担当している人物は,かなりの「ワンダーボーイ モンスターランド」マニアだという。そのため,細かな点までチェックが行き届いたものになっているとのこと。同タイトルには,隠しゴールドの出現地点でレバーを左右に振って獲得額を増やす「レバガチャ」なるテクニックが存在するが,エムツー社内でテストプレイが行われると,レバーを振る勢いがあまりに激しいため「ドリルか何かを使っているんじゃないかというくらいの凄い音」(堀井氏)が響くそうだ。
「SEGA AGES ワンダーボーイ モンスターランド」にはオリジナルの日本語版はもちろん,英語版も収録されるため,往年のファンも当時とは違う雰囲気で楽しめるだろう。
「SEGA AGES ファンタジーゾーン」は,2014年に配信されたニンテンドー3DS用ソフト「3D ファンタジーゾーン オパオパブラザーズ」をベースにしており,堀井氏によると「ニンテンドー3DS版の仕様は可能な限り,盛り込んでいく」とのこと。セガ・マークIII版やニンテンドー3DS版のエクストラボス「ウルトラスーパービッグマキシムグレートストロングトット」も登場することが明かされている。
「SEGA AGES ヘルツォーク ツヴァイ」はRTS(リアルタイムストラテジー)の始祖とも言われる,1989年のメガドライブ用ソフトの移植作。歴史的な意義の大きい作品が現行の環境で遊べるようになるというわけで,SEGA AGESらしいコアなセレクションと言える。オンライン対戦に対応するため,ファンなら見逃せない作品になりそうだ。
1990年のアーケードゲーム「G-LOC AIR BATTLE」はこれまでにもゲームギアやメガドライブへのアレンジ移植が存在する。ただ,今回のSEGA AGESは初めてアーケード版が忠実に移植されるとのこと。移植を望む声も多かったそうで,29年ぶりの復活に再評価が進むのではないだろうか。
イベントの最後には奥成氏から「かゆいところに手が届くように意見を出しています。今後,春から続々と配信される予感を漂わせつつ,頑張りたい」と意気込みが語られた。それを受けて堀井氏も「オンラインも無事に実装でき,Nintendo Switchの機能をひととおり使うことができました。これからはなるべくお待たせしないで,皆さんが望む遊び方を盛り込んでいきたいです」と,セガファンに向けて嬉しいコメントが送られた。
そして,「まだまだ道半ばではありますが,1つ1つの作品に皆さんの意見を取り入れつつ,丁寧に,大事に昔の作品をよみがえらせたいと思います」と,小玉氏より決意表明が行われたところでイベントは締めくくり……と思いきや,最後の最後にサプライズ。セガゲームス代表取締役社長CEO 松原健二氏が花束を手に登場し,小玉氏が今年のGame Developers Choice Awardsにおいて,「Pioneer Award」を受賞したことを祝福した(関連記事)。小玉氏は「チャンピオンボクシング」「忍者プリンセス」「ファンタシースター」といった名作を,その手で世に送り出してきたベテラン開発者であり,その功績がゲーム業界の発展に大きく寄与したと称賛されたのだ。
粋な演出に驚きつつも,小玉氏は「これまでやってこられたのはユーザーの皆さんのおかげです。私と一緒にやってきてくれたスタッフの皆さんが作ったゲームを,(ユーザーの皆さんが)遊んでくれたおかげだと思います。これからもセガのゲームを楽しんでいただければと思います」とあらためてファンに感謝を述べた。
「SEGA AGE」シリーズ公式サイト
- 関連タイトル:
SEGA AGES SHINOBI 忍
- 関連タイトル:
SEGA AGES ワンダーボーイ モンスターランド
- 関連タイトル:
SEGA AGES ファンタジーゾーン
- 関連タイトル:
SEGA AGES イチダントアール
- 関連タイトル:
SEGA AGES ヘルツォーク ツヴァイ
- 関連タイトル:
SEGA AGES G-LOC AIR BATTLE
- 関連タイトル:
SEGA AGES コラムスII
- 関連タイトル:
SEGA AGES スペースハリアー
- 関連タイトル:
SEGA AGES バーチャレーシング
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- Nintendo Switch:SEGA AGES バーチャレーシング
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- ライター:箭本進一
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