「スプラトゥーン2」を無料で楽しめる「特別体験版'20」がいよいよ配信スタート。これから始める人向けに，ナワバリバトルを中心に遊び方を紹介

　任天堂のNintendo Switch用アクションシューティングゲーム「スプラトゥーン2」が期間限定で無料体験できる「スプラトゥーン2 特別体験版'20」（以下，特別体験版'20）が，いよいよ本日（2020年4月30日）15：00にプレイ開始となる。終了日時は5月6日22：59。


　ひたすら地面を塗りまくる「ナワバリバトル」，2時間で入れ替わる4つのルールで対戦できる「ガチマッチ」，仲間と協力してイクラを狩る“あやしいバイト”「サーモンラン」が楽しめるという特別体験版'20は，「興味はあったけどプレイする機会がなかった」という人や「Switch本体を手に入れたばかり」という人にとって，「スプラトゥーン2」をがっつりプレイするまたとないチャンス。製品版のプレイヤーと一緒にオンラインプレイを楽しめるので，すでにプレイしている友人や仲間と一緒に参加できるのもポイントだ。

　そんな特別体験版'20で遊べる3つのモードやゲームの基本的な遊び方を，製品版の「スプラトゥーン2」をとおして紹介しよう。配信終了後に製品版の購入を検討するという人の参考にもなれば幸いだ。

※画像は公式サイトの特別体験版'20のトピックのもの

ニンテンドーeショップの「スプラトゥーン２ 特別体験版'20」ページ

なにはともあれナワバリバトル！

特別体験版'20で遊べる3つのモードを紹介

　まずはすべての基本となるナワバリバトルを中心に，特別体験版'20で遊べる3つのモードを紹介しよう。
　ナワバリバトルは，各プレイヤーがそれぞれブキでインクをバラまきあい，3分の試合終了時点での色を塗った場所（ナワバリ）の広さを競うという4人対4人のチーム戦だ。ブキで相手を倒すことはできるが，あくまで相手がナワバリを広げるのを阻止する手段にすぎない。とにかく広く塗ったチームが勝利となるのだ。


　ステージは2時間ごとに2種類が選ばれ，対戦時にはそのどちらかがランダムで選ばれる。ステージはどれも個性的で，歩いてあちこち見て回るだけでも楽しめるものばかり。ロビー画面で［Y］ボタンを押すとステージを下見できる「さんぽ」モードとなるので，対戦に挑む前に大まかな地形やインクで塗れる場所を把握しておくのはもちろん，その名のとおり散歩を楽しむのもアリだ。


　プレイヤーが操作するイカことインクリングは，イカ状態とヒト状態を瞬時に切り替えることができる不思議な生命体だ。この2つの状態を切り替えつつ戦い，勝利を目指すことになる。
　イカ状態のときは，インクに潜って素早く動いたり，壁のインクを伝って高所に上がったりできる。インクに潜っているときは相手に見つかりにくくなるのも大きなメリットだ。一方ヒト状態では，ブキを使ってインクを塗り拡げたり，相手を撃って倒すことができる。さまざまなブキを使って戦えるが，イカ状態に比べて狙われやすくなるので注意しよう。

イカ状態

ヒト状態

カメラ操作はスティックとジャイロの2種類。熱心なプレイヤーの間ではジャイロ操作が必須と言われているが，初参戦ならものは試し。気軽に好きな方で遊んでみよう

　いろいろなブキを使い分けるのも本作の大きな楽しみのひとつ。銃（シューター）を撃つのが苦手でも，イカ状態で隠れて相手を不意打ちで倒すといった近接攻撃が効果的なローラーや，インクの泡を乱反射させて相手を惑わすオーバーフロッシャー，振り回してインクを叩きつけるフデなど，しっくり馴染むブキがきっと見つかるはずだ。
　インクでナワバリを広げたり，相手のナワバリを塗り返したりしてゲージを溜めると，スペシャルウェポンが使用できる。広範囲の相手を攻撃するものや仲間を強化するものなど，使い方次第で試合展開は大きく動き始める。特徴を見極め，ここぞというときに使ってみよう。

スペシャルウェポンの効果はブキの装備画面で確認可能だ

　相手チームとナワバリの広さを競うナワバリバトルにおいて，“塗らせない”ための有効な手段となるのが，相手を倒すこと。やられたイカは一定時間ののちに復活できるが，その間は倒した側のチームが数的有利を取れる。人数が多ければ，当然ナワバリ争いと撃ち合いどちらの面でも優位に立てるのだ。
　また，自チームのナワバリ内では，インクに潜って隠れたり，素早く動いたり，ブキを使用する際に必要なインクを補充できるだけではなく，相手チームの動きを鈍らせることができる。「塗り拡げる」ということは勝利に近づくだけではなく，「相手を倒す」準備段階にもなるわけだ。
　地面を塗ることでも，相手を倒すことでも，どちらでもチームに貢献できるので，自分なりのプレイスタイルでゲームに参加してみよう。


　対戦に自信があり，相手プレイヤーとの激しいバトルを楽しみたいという人はガチマッチに挑もう。製品版では，たくさんバトルを経験しランクが10に到達するとプレイ可能となるガチマッチは，“勝敗にこだわる者たちが編み出した過激な対戦モード”。相手の陣地に櫓を運び込む「ガチヤグラ」やステージに散らばっているアサリを集めて作ったガチアサリをゴールに投げ入れる「ガチアサリ」など，ナワバリバトルとは異なる4つの対戦ルールがある。


　逆に「対戦はちょっと苦手……」という人やまだ操作に不慣れだという人は，サーモンランに挑戦するといい。サーモンランは，次から次へと襲ってくるシャケを退治しながらイクラを集めて納品するという2〜4人で挑む協力モード。自分のペースで操作方法やブキの使い方，仲間との連携の取り方などが学べるだろう。

　なお，ガチマッチのウデマエがB-以上になれば，フレンドとチームを組んでガチルールのバトルに挑む「リーグマッチ」に参加できる。特別体験版'20でもリーグマッチを体験できるので，仲間とともにリーグマッチを目指すのもいいだろう。

※画像は公式サイトの特別体験版'20のトピックのもの

ハイカラスクエアに遊びに来てみなイカ？

　ここからは，カラフルなイカたちが暮らす街・ハイカラスクエアを案内しよう。「スプラトゥーン2」は対戦だけではない。お店で服（ギア）を買ってコレクションしたり，コーディネートを楽しんだりできるのも魅力の一つ。ゲームを起動すると目の前に広がるにぎやかな街並みと，個性的なファッションのイカたち……いやあ，見るからに楽しげな場所だと思わない？

街にいるイカは，このゲームを遊んでいるほかのプレイヤーたち

誰もがこだわりのコーディネートでこの街を楽しんでいる。街を彩るグラフィティには，SNSの連動機能で投稿されたイラストも

　
　お店を利用可能になるのはランク4から。まずはナワバリバトルを遊んで経験値を溜めるところから始まるが，ランクが4に上がるころにはギアを買うためのおカネも溜まる。また，サーモンランでしか入手できないギアもあるので，ギアをコレクションしたい人は覚えておこう。

　なお，ブキはランク2から購入可能となり，ランクが上がっていくと購入できるブキも増えていく。ランク2以降は，最初から持っている「わかばシューター」を卒業して別のブキを使ってもいいが，使いこなせば上級者相手にも十分通用するブキなので，使い続けてマスターするという選択肢もある。ランクが上がってから購入できるブキや高額なブキが強いとは限らないのも，このゲームの奥深いところだ。

ブキ購入時はお店で試し撃ちをして，「扱いやすい」「勝てそう」と感じたものを優先的に購入していこう

　特別体験版'20を遊ぶ際，ニンテンドーアカウントの作成とNintendo Switch Onlineへの加入が必須となる。ニンテンドーアカウントがあればマイニンテンドーの公式サイトにて「Nintendo Switch Online 7日間無料体験チケット」が入手可能だ。またニンテンドーeショップでは，4月30日0：00から5月10日23：59までの期間で，ダウンロード版「スプラトゥーン2」のセールが行われているので，購入を考えるのであればこちらを利用するのがお得だ。

4/30〜5/6は『スプラトゥーン2』を無料で体験！ ダウンロード版のお得なセールも実施！
（任天堂公式サイトのトピックス）

　さまざまなルールで楽しめる対戦はもちろん，ハイカラスクエアに足を運んで買い物したり，ほかのプレイヤーのコーディネートを見たりするだけでも楽しめる「スプラトゥーン2」。5月末には人気のイベント「フェス」のリバイバル開催が決定し，ゴールデンウィーク以降もさらなる盛り上がりを見せることは間違いない。特別体験版'20を遊んで気に入ったという人は製品版で本格参戦してみてはいかがだろうか。

ニンテンドーeショップの「スプラトゥーン２ 特別体験版'20」ページ

「スプラトゥーン2」公式サイト