紹介記事
「FFXIV:漆黒のヴィランズ」で既存15ジョブはどう変わったのか。試遊でのインプレッションを掲載
■近接物理DPS
●ロールアクション
近接物理DPSのアクションは,「ディヴァージョン」「気合」「叱咤」「クラッチ」が削除され,6種類になった。
「気合」「叱咤」の削除は,TPが省かれたことによるものだ。敵視上昇を抑える「ディヴァージョン」がなくなったのは意外に感じるかもしれないが,それだけタンクによる敵視獲得の効率が強化されたということなのだろう。ヘヴィ・バインドを解除する「クラッチ」については,利用頻度があまり高くないことからの削除……なのかもしれない。
アクション内容については,ほぼ変更はないが,「トゥルーノース」がチャージアクションになり,2回連続で発動可能となる。ただし,試遊ではチャージ時間が45秒(現仕様はリキャスト90秒),効果時間が15秒から10秒に短縮されていた。2回の合計で考えると多少は攻撃回数が増えそうだが,どちらかと言えば,タイミングによって使い分けることを想定しているのではないだろうか。
●モンク
モンクの基本的な戦いかたは,これまでと同様に攻撃で「型」を付与しながら,さまざまな技を繰り出していくことに変わりない。ただ,複数の敵に対しては「壊神衝」→「四面脚」→「地烈斬」→「壊神衝」……という範囲攻撃のループが可能になった。四面脚には「双掌打」の与ダメージアップを延長する効果があるので,1ループ目は四面脚ではなく「双掌打」を入れてから地烈斬という形になるだろう。
なお,「羅刹衝」のスタン効果や「壊神衝」の沈黙効果などが,中断アクションなどにまとめられたということか,モンクなど近接物理DPS職の追加効果からなくなっている。また,斬/突/打の耐性低下の追加効果がなくなったことから,「双竜脚」の追加効果は「連撃効果アップ」付与に変化している。連撃の威力が格段に向上するので,背面からのクリティカルヒットも狙って打ち抜きたいところだ。
そしてモンクの注目点は,「疾風の構え」を行うと,疾風迅雷の最大スタックが3から4に増えることだ。短時間の戦闘であれば与ダメージを10%アップさせる「紅蓮の構え」で問題ないと思うが,長時間であれば手数が増える「疾風の構え」ということになるのだろうか。対象に対して,どれだけの手数を繰り出せるのか見極めがキモになりそうだ。
なお,疾風迅雷を徐々に増やす「無我」は,移動やアクションを行うと解除されるタイプなので,ボス戦などの演出中に疾風迅雷の維持,最大化を狙うためのものだろう。
●竜騎士
竜騎士のウェポンスキルは,単体相手へのコンボルートが「竜牙竜爪」コンボも「竜尾大車輪」コンボも,「トゥルースラスト」からのスタートになった。「竜牙竜爪」や「竜尾大車輪」,削除された「インパルスドライヴ」のアイコンを,それぞれの流れでホットバーにまとめていた場合(筆者のことだ)は,実装後にアイコンの配置に注意したいところだ。操作感を変えたくないなら,インパルスドライヴがあったホットバーの枠に,トゥルースラストのアイコンをもう1つ置くというのもアリだろう。なお,ディセムボウルの追加効果は突耐性の低下ではなく,与ダメージ10%アップに変わっている。
また,「竜牙竜爪」「竜尾大車輪」を実行時に攻撃方向の条件を満たすと,トゥルースラストが「竜眼雷電」に置き換わり,総ダメージが上がるので,積極的に狙いたいところだ。
範囲攻撃は「ドゥームスパイク」→「ソニックスラスト」→「クルザントーメント」の3段階になり,3つのウェポンスタイルで蒼の竜血を合計20秒延長できるようになった。短時間で蒼の竜血を最大の30秒まで延長できるので,竜血を維持したいタイミングによっては,単体相手でも使う機会はありそうだ。
このほか,紅の竜血の発動で「ナーストレンド」に加えて,「スターダイバー」による範囲攻撃も可能となった。
●忍者
忍者のウェポンスキルは,単体相手で見ると「影牙」から斬耐性減少の効果がなくなったこと以外に大きな変化はない。集団相手の場合は,チャリチャリこと「血花五月雨」→「八卦無刃殺」というコンボができた。後者のウェポンスキルを使うと,風遁の術の効果時間が延長されるので,範囲攻撃中に改めて風遁の術を入れる必要がなく,途中で「火遁の術」を使う機会が増えそうだ。
なお,「火遁の術」と,いまいち使いづらかった「氷遁の術」は,「活殺自在」の効果中に使用すると「劫火滅却の術(範囲)」「氷晶乱流の術(単体)」という強力な術に変化する。これまでの「活殺自在が使えるけど風遁も水遁も使うタイミングじゃないし,雷遁の術を使おうか」といったときでも,より大きなダメージを狙って能動的に使えるようになるだろう。
コンボ自体には変化がない忍者だが,HP20%以下になった段階で使用できた「終撃」の使用条件と効果が変更されている。新たな条件は夢幻三段の実行後で,効果に「必ずクリティカルヒットかつダイレクトヒットする」が追加された。敵のHPに関係なく使えるので,夢幻三段が使えるなら惜しみなく終撃を使っていきたいところだ。
さて,アクションを見ていて,10秒のあいだウェポンスキルを2回連続で発生させる「一双」が削除されていることに気が付いた。これはちょっと残念かなと思っていたのだが,その代わりになるのが,どうやら「分身の術」だろう。分身の術は,ウェポンスキルを使ったときに,術の効果で出現した影分身が同じ攻撃を実行するというものだ。
効果は15秒間と長くはなっているものの,それなら一双を強化すればいいのでは……と思ったのだが,それぞれの効果をよくよく読み直すと,分身の術には追加効果やコンボボーナスに関する記述が入っていない。
ということは,影牙の継続ダメージ効果は2つ入るのか……と気になるところだが,残念ながらこれに気づいたのは取材のあと。「分身かっこいい!」とか思っている場合ではなかった。
●侍
侍も変化が少ないジョブだ。基本的な攻撃手段を見るとモンクの終撃と同様に,HP20%以下で発動する「鳳蝶」と「葉隠」が省かれ,葉隠の代わりに「剣気」を50上昇させる「意気衝天」が追加されたくらいだろうか。ただ,剣気を使用する「必殺剣・紅蓮」は,対象数による威力減少がなくなったことで強力な範囲攻撃になった。
変化こそ少ないが火力のアップを期待できるのが,60秒に1回,直前に放った居合術をより強力な返し技として打てる「燕返し」の登場だ。ただし,これもキャストが必要なアクションなので,居合術と合わせてキャスト時間が長くなるため,範囲攻撃に当たらないよう立ち位置に注意しよう。
なお,「燕返し」が有効になっているときに移動はできるが,何かウェポンスキルを発動させると使えなくなってしまう。また,返し技には「必殺剣・回天」による1.5倍ダメージの効果は付かないので,そちらは通常の「乱れ雪月花」に合わせるようにしたい。
このほか,新アクションの「照破」は,「黙想」状態を続けてスタックした「黙想深度」の分だけダメージを与えられるというものだ。これも演出時などに使うことになるだろう。
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