コードマスターズ，「F1 2011」の各種設定などの詳細を公開。ディテールにとことんこだわれる設定はさすが。開発者がゲームを語る最新ムービーも掲載

　コードマスターズは本日（2011年9月22日），発売を予定しているレースゲーム「F1 2011」（PlayStation 3/Xbox 360）の公式サイトを更新し，最新情報を公開した。また，最新ムービーもアップされた。明らかになったのはゲームの各種設定に関する情報で，グランプリタイプや，レースの距離，難度など，細部にまでこだわれる設定は，レースファンを唸らせそうだ。

「F1 2011」公式サイト

　また，公開されたムービーは，開発者がゲームの内容を語るシリーズの最新版で，今回はチーフゲームデザイナーのStepen Hood氏や，シニアプロデューサーのPaul Jeal氏が，協力レイについて説明するというものになっている。詳しくは以下のリリース文，および公式サイトを参照してほしい。

PlayStation 3版およびXbox 360版『F1 2011』
各種設定や最新の開発者インタビュー映像や画像などが公開！

コードマスターズ株式会社（東京都目黒区、代表取締役社長　三宅一壽　本社：英国）は、2011年10月6日発売予定のPlayStation3 版およびXbox 360版『F1 2011』の各種設定の詳細、開発者インタビュー映像や画像など、最新情報を公開しました。

本日公開しました内容では、細部までこだわることのできる、設定の数々や簡単なメニュー構成などをご覧いただけます。詳細は下記をご確認ください。
また、最新映像では、本作より加わった「協力プレイ」について、その魅力を開発者がご紹介しています。さらにスクリーンショットでは、セーフティカーや雨天時のリアルな路面状態などをご覧いただけます。

設定のご紹介
レースゲーム初心者の方から、こだわりの運転スタイルで楽しみたいコアなファンの方まで、あらゆるレベルのプレイヤーが楽しめるよう、アシスト機能をはじめ、各種設定をご用意しています。（設定した難易度により、設定可能な機能が異なります）ここでは、その一部をご紹介します。

■グランプリタイプ
決勝のみ、ショートレースウィークエンド、ロングレースウィークエンドから選択可能。

■レース距離
1周、3周、実際のレースの10％、20％、50％、そして100％から選択可能。

■難易度
やさしい、ふつう、むずかしい、エキスパートから選択可能。難易度の設定画面から詳細を「オン/オフ」などで設定できます。

1.ドライビングアシスト
トラクションコントロール（滑りやすい路面での発進や加速時のタイヤの空転を防ぐ）、ダイナミックレーシングライン（推奨の走行ライン）、ブレーキアシストやABS、ギアボックスやピットアシストなどの設定が可能です。

2.シミュレーションオプション
・ルール/フラッグ……ゆるやかな設定だけでなく、現実的でシビアなルールに則して競う設定あり。
・マシンダメージシミュレーション……外装が壊れ、表面のみに影響を与える設定のほか、外装・性能共に影響を及ぼす設定あり。
上記以外にも、AI難易度やフラッシュバック（ミスをしてしまった時点から数秒間巻き戻せる機能）、タイヤシミュレーションや燃料シミュレーションなども設定が可能です。

レース距離を20%以上、マシンダメージをフルすることで、セーフティカーも登場する

■天候
快晴、うすぐもり、くもり、小雨、大雨から選択可能。

■マシン設定
ガレージ画面から、「RACE ENGINEER」を選択し、「CAR SETUP」からマシンの性能やパーツを調整することができます。なお、設定できる項目は、ゲーム中に発生する開発テストの結果によって、自マシンへの改良が施されることで、増えていきます。設定できる項目は以下のとおりです。

・エアロダイナミクス[走行中のクルマが受ける空気流の力]……エアロパーツの角度などの設定あり。
・ブレーキング……ブレーキに作用するタイヤの空気やブレーキサイズなどの設定あり。
・バランス……バラスト[マシンの重量の増減や重量のバランスを取るために積み込む重し]の配分の設定あり。
・サスペンション[車体とタイヤの間にある、路面からの衝撃を緩和する装置] の設定あり。
・ギアボックス[変速装置] ……1速〜７速の設定あり。
・エンジン
・アライメント[車軸に対する車輪の位置・姿勢]

エアロパーツの角度をはじめ、こだわりの設定でライバルと差を付けられる

※マシンの設定をレースエンジニアに一任する「クイックマシン設定」では、路面のコンディションを選択することで、簡単に以下のような設定が可能です。

＜設定イメージ＞
路面状態　　　　WET　　⇒　ADAPTABLE（中間）　⇒DRY
最高速度　　　　最低　　　　　低　　　　　　　　最高
ダウンフォース　最高　　　　　高　　　　　　　　最低


メニュー画面のご紹介
本作では、Ｆ1ドライバーの感じる雰囲気をまるごと味わえるよう、ドライバーの拠点、モーターホーム（ドライバーの部屋）、パドックとガレージの3カ所をメニュー画面として再現しています。ここでは主な特長をご紹介します。

■モーターホーム
データを確認できる画面です。次のグランプリのコースの映像でモニターに映し出されていたり、在籍チームのカラーに染まっています。シーズンを制することでトロフィが飾られるなど、Ｆ1ファンには嬉しい演出も揃っています。

・LAPTOP（ラップトップコンピューター）
メールを介して、オファーやコース攻略のアドバイス、メディアの反応など、様々な情報が確認できるほか、ドライバー別、コンストラクター（チーム）別の順位表や開催地のサーキット情報が閲覧できます。

・RACE CALENDAR
各グランプリの概要を閲覧できるほか、またレースをスタートさせる際に選択する項目です。

グランプリを制すためには、サーキットに合わせた戦略を立てることが先決

■パドック　
パドックは、ピット裏の、Ｆ1関係者のアクセスできる場所です。ここではプレスからのインタビューに答えることもあります。

・プレス
戦績やチームメイトを意識した内容など、プレス関係者からの様々な質問に回答します。その受け答えは、自他のチーム関係者やライバルにも注目され、影響を与えます。インタビューを戦略の一環として利用することで、チームの士気を高めてマシン開発を促し、マシン性能の改良につなげることもできます。

■ガレージ
様々な情報の確認やマシンの設定ができる画面です。

・ENGINEER
マシンの設定を微調整できます。「クイックマシン設定」には、ステアリング、全体の消耗、安定性の3項目を基準とした数段階の設定が用意されており、好みのマシン設定が選択可能です。マシンの開発テストへの協力を要請された場合には、研究開発目標が表示され、課題をクリアすることで、自マシンへの改良が施されます。

・CAR MONITOR
現在のレースの状況のリアルタイムな情報が確認できます。

1.LIVE TIMING（セッション概要）
最速タイムやドライバーごとの順位などがリアルタイムで閲覧できます。

2.スケジュール
・天気……開催地の週末の天気予報や現在の予報も表示できます。
・EVENT INFO……現在のグランプリの、P（フリー走行）、Q（予選）、R（本戦）における情報を閲覧ができます。また、イベントをスキップしたい時にもこの画面から移動します。

突然の雨で順位を落とさぬよう、ガレージで今後の予報を必ずチェック

3.TRACK INFO
サーキット情報が閲覧可能です。ラップレコードなどの掘り下げたデータも確認できます。

4.R & D PATH
マシンの開発テストを達成して解除されたアップグレードが表示され、各アップグレードの詳細を閲覧できます。
ブレーキの反応性の調整のほか、以下のようなアップグレードができます。

1）ダウンフォース[タイヤの接地面を強く押し付ける下向きの力]の調整
2）スリップストリーム効果[高速走行する物体の直後に発生する現象を利用し、直前を走行するマシンを追い抜く際に用いられる技術]の調整

5.CAR SETUP　
パーツなどのマシンの微調整が可能です。※詳細は、上記のマシン設定をご確認ください

■TYRES
「オプション」、「プライム」、「インターミディエイト」、「ウェット」の各タイヤの詳細と使用状況を確認できます。

・オプション
乾いた路面では最高のグリップだが、摩耗しやすい。
・プライム
乾いた路面では平均的なグリップで、オプションタイヤよりも長持ちする。
・インターミディエイト
コースコンディションが少しウェットな場合に最適なバランスだが、乾いた路面では摩耗が速くオーバーヒートしやすい。
ウェットウェットなコンディションで使用され、湿った程度の路面状態ではパフォーマンスが悪い。

今シーズンより採用される、ピレリのタイヤも緻密に再現されている

＜タイヤの使用イメージ＞
路面状態　　　ドライ　⇒　　　　　　中間　⇒　　　　　　ウェット
タイヤの種類 　オプションプライム　インターミディエイト　ウェット

・TEAM MATE
チームメイトのデータやプレイヤーのデータを比較表示できます。