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GIGA-BYTE,同社製グラフィックスカードで採用する技術や機能をアピール
説明会の冒頭で登壇したNVIDIAの高橋一則氏。高橋氏によれば,このGIGABYTE Tech Tour 2011は,GIGA-BYTEとNVIDIAとが協業し,世界各国で開催してきたとのこと |
そのなかで,GIGA-BYTE製グラフィックスカードの特徴として3つのポイントを挙げている。それは同社マザーボード製品でもよく見かける独自規格の「Ultra Durable」,搭載しているGPUクーラーの「WINDFORCE」,そしてオーバークロックされたグラフィックカード製品が属する「Super Over Clock」シリーズだ。順に見ていこう。
GIGA-BYTEのEtien Tsai氏(Specialist III, Marketing Department, Graphics Card Sales & Marketing Division) |
GIGA-BYTE製グラフィックスカードの特徴を説明するCFD販売の倉本豊和氏(玄人志向マーケティンググループ) |
●Ultra Durable
グラフィックスカードにおけるUltra Durableは,3つのランクに分けられている。日本製固体コンデンサとフェライトコアもしくはメタルチョーク,低RDS MOSFETを採用していることが条件となる「Ultra Durable 2」。これは,マザーボードUltra Durable 2と同じ条件となる。
そして,Ultra Durable 2に加えて2オンスの銅箔PCBを採用したものが「Ultra Durable VGA」となり,Ultra Durable VGAに加えて電流ノイズリダクション効果が高いと謳われるNECトーキン製「プロードライザ」をさらに採用したものが「Ultra Durable VGA+」だ。
説明会では,Ultra Durable VGA+に準拠したGIGA-BYTE製「GeForce GTX 560」搭載カード「GV-N560GSO-1GI」を例に解説が進められた。このGV-N56GSO-1GIは,6フェーズの電源回路を搭載しているのも特徴で,基板上に設置されているLEDの点灯でフェーズ利用状況が分かるようにもなっているそうだ。
●WINDFORCE
WINDFORCEクーラーの種類。ファンの数と形状で4種類が存在する |
GV-N560GSO-1GIの製品ボックス |
搭載しているファン数が2基なら「WINDFORCE 2X」,3基なら「WINDFORCE 3X」となる。さらにそれぞれのクーラーでフィンの傾斜が異なるモデルが用意されており,現在のラインナップは計4種類となっている。
ちなみに,どのWINDFORCEクーラーが採用されているかを知るには,製品ボックスを見るのが一番早いそうだ。フィンの傾斜方向と風の流れ方が記載されているので,購入前に確認してみるといいだろう。
平行傾斜が採用されているWINDFORCE 2Xクーラー | ||
こちらはWINDFORCE X3クーラー。外方向傾斜が採用されているモデルだ |
●Super Over Clock
このSuper Over Clockシリーズに属する製品には,GPUを入念に選別する工程である「GPU Gauntlet Sorting」をクリアしたものが採用されているという。そのため,同シリーズの製品は高いパフォーマンスを発揮できるとアピールしていた。
ここではその一例として,GIGA-BYTE製「GeForce GTX 580」搭載カード「GV-N580SO-15I」を紹介。GV-N580SO-15Iは,GIGA-BYTEが世界で最も高速と謳っているグラフィックスカードで,ハードウェア設計にも特徴があるという。
そのほか,12フェーズの電源回路を備えていたり,5基のプロードライザを搭載していたり,3連ファン仕様のWINDFORCE 3Xクーラーを採用していたりといった点もGV-N580SO-15Iの特徴とのこと。
といったように,GIGA-BYTE製グラフィックスカードの特徴や機能が紹介されたわけだが,高品質や高い冷却性能が謳われる製品では,動作の安定性や安心感が得られるだろう。とくにゲーマーにとってのグラフィックスカードは,最も重要なパーツであると共に,大きく負荷がかかる部分なだけに,高品質が謳われている製品を選ぶのは十分アリといえそうだ。
バトルフィールド3のデモプレイも披露
Zhang氏は,GamescomやMajor League Gaming,東京ゲームショウなどで開催されたゲームトーナメントを紹介。今秋はPCゲーマーにとって期待作が多いとして,現在オープンβテストが行われている「バトルフィールド3」のデモプレイを披露した。また,このオープンβテストへの最適化が謳われている「GeForce Driver 285.38 Beta」を合わせてアピールしていた。
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