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新型GPU「Radeon RX 6600 XT」を搭載したMSI製グラフィックスカードを写真でレポート
4Gamerでは発売に先立ち,MSI製のグラフィックスカード「Radeon RX 6600 XT GAMING X 8GB」(以下,
RX 6600 XT GAMING Xの製品ボックスには,グラフィックスカード本体以外の付属品はとくになかった。RX 6600 XTは,ハードウェア面で特殊な仕様は採用していないので,特別な電源ケーブルの類は必要ないのだ。
カード自体は,大きめのツインファンを搭載した,ごく一般的なグラフィックスカードである。
表側には,MSI独自クーラー「TWIN FROZR」(ツインフローザー)の最新モデルである「TWIN FROZR 8」を装備。裏面は,基板をたわみによる破損から保護するとともに,放熱能力の向上にも寄与する金属製のプレートが全体を覆っている。
TWIN FROZR 8は,10枚のブレードを備えた空冷ファン「TORX FAN 4.0」を2基備えている。このファンは,2枚のブレードが先端部でつながった特殊な形状をしており,これにより一般的なファンよりも集中した空気の流れを作り出せるそうだ。
カードの長さは,実測約280mm。厚みは2.5スロット分で,サイズ的にも特殊なところはない。PCケースをあまり選ぶことなく組み込めそうである。
ちなみに,重量は実測で約884.5gだ。重厚感のある見た目だが,1kg未満なので,重いグラフィックスカードを支えるサポーター(ステイ,ホルダーとも)は必要ないかもしれない。
PCI Express拡張電源コネクタは,一般的な8ピンタイプが1つ,背中部分のやや凹んだところに組み込まれていた。
背面から見た写真でも触れたが,RX 6600 XT GAMING Xの基板部分はクーラー全体よりも短めで,カードの右側は表から裏にエアフローが流れるようになっている。基板よりも大きなクーラーを装備してエアフローを確保することで冷却効率を高めるという,流行りの冷却構造を採用しているわけだ。
映像出力インタフェースは,DisplayPort 1.4が3つと,HDMI 2.1が1つという,これまた一般的な構成を採用していた。ブラケット部分には多数の孔が開いており,エアフローの確保に気をつかっているのが分かる。
今回は,あくまでもカード自体の紹介に留まるが,発売前にはレビューを掲載する予定なので,ミドルクラス市場向けGPUの購入を検討している人は参考にしてほしい。
MSIのAMD製GPU搭載グラフィックスカード製品情報ページ
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