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[COMPUTEX]MSIのゲーマー向けノートPCでAndroid用ゲームをプレイ可能になる!?
アプリケーションの名前は「APP PLAYER」。一言でまとめるならAPP PLAYERはAndroidエミュレータで,MSI製ゲーマー向けノートPCのユーザーはAndroid用のゲームアプリをノートPC側のキーボードと(ノートPCに差した)マウスでプレイできるようになる。
ただし,MSIは広告なし有償版相当のBlueStacksをAPP PLAYERとして採用するにあたり,ユーザーインタフェースをMSI製ノートPC専用コントロールパネル「Dragon Center」と揃えただけでなく,キーボードのLEDイルミネーション制御機能も加えている。上で示した写真で特定のキーだけ光っているのが分かると思うが,APP PLAYERでは実行中のAndroid用ゲームアプリで使うキーだけ光るようになっているのだ。下に示したのはAndroid版「Arena of Valor」へ切り換えた例だが,光っているキーが変わっている点に注目してほしい。
もっとも,ユーザーレベルでのカスタマイズは可能なため,最悪,プロファイルが間に合わなかったとしても,プレイするゲームアプリに向けた自分なりのキーマップを登録してしまえば問題なく利用できるはずだ。
ちなみにAPP PLAYER自体のユーザーインタフェースは最終版ではないそうで,たとえばストアへのリンクなどは日本市場向けへカスタマイズできる余地もあるという。現状のAPP PLAYERにある「アプリセンター」は台湾市場に向けたカスタマイズが入っている状態だが,ここが日本市場へ特化したものになるなら,使い勝手もよくなるのではなかろうか。
複数のゲームアプリを開いておいて,タブで切り換えながらキーボードとマウスでプレイできるというのは,使い方次第だが便利になり得る。正式リリース版APP PLAYERは第7世代Coreプロセッサ以降を搭載したMSIゲーマー向けノートPCに対して無償でのダウンロード提供になる予定だそうなので,PCゲームと同じかそれ以上にAndroid端末でもゲームをプレイするという人は今後の動向に注目しておきたい。
iOSゲーマー向けのシンプルな配信用キャプチャカードも
iPhoneやiPadといったiOS端末を使うゲーマーに向けても,MSIはちょっと面白い製品「Streaming Boost」を出していた。
これはHDMI Type Aポートのみを外部インタフェースとして用意したPCI Express x1接続型拡張カードだ。iOS端末上で実行しているゲームアプリの画面をLightning−HDMI変換アダプター経由で入力すると,その映像をそのまま「Open Broadcaster Software」(以下,OBS)などといったPC用配信ソフトウェアから利用可能になる。
Streaming Boostの価格は未定ながら,2018年9月に世界市場で発売予定。日本市場でどれだけのニーズがあるかは分からないが,「iPhoneとゲームPCを使っている」ユーザーの数は国内でも少なくなさそうなので,ひょっとすると注目を集めるかもしれない。
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