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Rapid Trigger対応の65%キーボードやカーボン採用の軽量マウスなど,ASUSが今後発売予定の製品を公開
キーボードでは,「ROG Azoth Extreme」と「ROG Falchion Ace HFX」の2製品が登場した。
ROG Azoth Extremeは,2024年6月に行われたComputex 2024でも展示していた10キーレスキーボードで(関連記事),2023年発売の「ROG Azoth」の上位モデルとなる。
PCとの接続は,USBによるワイヤード接続とBluetoothのほか,2.4GHz帯を使う独自ワイヤレス接続という構成だ。
ワイヤレスキーボードの場合,ワイヤレス通信を阻害しないために,土台となる筐体部分はプラスチック素材を採用するケースが多い。それに対して,ROG Azoth Extremeの筐体は,アルミニウム合金製となっているのがポイントだ。CNC加工に加えて,表面のサンドブラスト処理や陽極酸化処理など12段階の工程を経て,製造しているそうだ。
底面にはROGのシンボルマークを刻印したプレートをマグネットで固定している。また,高さ調整用の脚が3種類付属しており,これもマグネットでも固定式となる。
筐体内部には,シリコンパッドと2種類のPORON製ウレタンフォームを採用しており,振動や衝撃を吸収することで,打鍵音を抑えた。さらに内部に金属製の板バネを採用しており,ソフトなタイピング感を実現したとのことだ。なお,本体の底面にあるトグルスイッチを切り替えることで,硬めのタイピング感にも切り替えられるという。
キースイッチは,軽いタッチを特徴とする独自の「ROG NX Snow mechanical switches」を採用する。好みに合わせて,ROG NX Snow mechanical switchesから,ほかのCherry MXシリーズ互換のキースイッチに交換できるのもポイントだ。
筐体だけでなく,製品全体で金属素材を多用しているため,10キーレスキーボードながら,公称本体重量は約2.2kgとかなり重い。海外市場での価格は499.99ドル(約7万6000円)と,キーボードとしてはかなり高額な製品である。日本国内での価格がどうなるのか気になるところだ。
一方のROG Falchion Ace HFXは,10キーだけでなく,ファンクションキーなども省略した65%サイズの小型キーボードである。
キースイッチに独自の磁気式スイッチ「ROG HFX Magnetic Switches」を採用しており,アクチュエーションポイントを0.1〜4mmの範囲で設定可能だ。これにより,キーを素早く連打してもきちんと入力を処理できる「Rapid Trigger」機能に対応するのが見どころとなっている。
ソフトウェア上だけでなく,本体背面にあるタッチセンサーやトグルスイッチにより,Rapid Triggerの有効と無効を切り替えられるため,テキストチャットなどで急に文章入力が必要な場面でも,即座に切り替えられるのは便利だ。
このほかにも,任意のキーを入力しているときに,別のキーを押すと,あとから押したキーの入力を反映する「Speed Tap Mode」にも対応する。これもとくに細かな左右移動が求められるFPSで便利な機能ではあるが,オンラインゲームによっては,公式のオンラインプレイでは禁じられている場合があるので注意しよう。
キーボード内部は,ROG Azoth Extremeと同じく,シリコンパッドとPORON製ウレタンフォームを組み合わせており,静かな打鍵音と柔らかなタイピング感を実現する。
マウスでは,ワイヤレスモデルの「ROG Harpe Ace Extreme」に注目したい。本製品は,ROG Azoth Extremeと同様に,Computex 2024で発表となったマウスで,外装部分とメインボタンにカーボンファイバーを採用することで,約47gという軽量化を実現しているのが見どころだ。
搭載センサーは,独自の光学式センサー「AimPoint Pro」で,最大トラッキング速度は750 IPS,最大加速度は50Gという高いスペックを備える。メインボタンにも独自開発の光学式スイッチ「ROG Optical Micro Switches」を採用しており,応答性と耐久性を両立しているとのことだ。
このほかにも,マウスのラインナップとして,「ROG Harpe Ace Mini」と「ROG Strix Impact III Wireless」の2製品が挙げられる。これらは近日中に具体的な発売日を発表するという。
ROG Harpe Ace Miniは,2023年に登場した「ROG Harpe Ace Aim Lab Edition」の小型モデルで,とくに奥行きが短かく手が小さめな人でもメインボタンに指が届きやすいのが特徴となる。また,公称本体重量が約49gと軽いのも見どころだ。
税込のメーカー想定売価は,1万8980円となっている。
一方のROG Strix Impact III Wirelessは,既存製品である「ROG Strix Impact III」のワイヤレスモデルだ。単3形,または単4形乾電池で動作し,独自ワイヤレス方式では最大450時間,Bluetoothでは最大618時間駆動するという。
税込のメーカー想定売価は,9980円となっている。
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