連載
4Gamerの1週間を振り返る「Weekly 4Gamer」,2024年7月1日〜7月7日
猛暑だったり大雨だったりと,大自然やばいという雰囲気満点の2024年7月1日〜7月7日,4Gamerに掲載された記事は302本でした。全国的に7月に突入し,梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが,筆者の場合,明けたからって,別に海に山に繰り出すわけではないんですがね。ちっ!
ブロックチェーンとかWeb3とか,筆者はよく分かっていませんが,そうした最新技術が「事業」になる場として世間の注目を集めているそうです。なるほど。
新しもの好きな4Gamerでも取材を行っており,先週掲載した記事は少なめですが,おそらくは本日あたりからドッカンドッカンと記事がアップされていくはずです。そんな気がします。ぜひ,お楽しみに。
「IVS2024」公式サイト
4Gamer「IVS2024 KYOTO」掲載記事一覧
んで,ちょっと先の話をすると,7月19日〜21日には,またまた京都府の京都市勧業館「みやこめっせ」で,インディーゲームのイベント「BitSummit Drift」が開催される予定になっていて,すでにいくつかのゲームメーカーが出展情報を発表したりしています。この夏,なんだか京都が熱い! 盆地だし。
「BitSummit Drift」公式サイト
4Gamer「BitSummit」掲載記事一覧
そんでもって現地時間の8月21日から25日までは,ドイツのケルンで欧州最大規模のゲームイベント「gamescom 2024」が開催されます。オープニングイベントでありながらビッグな新作情報が明らかになったりする「gamescom: Opening Night Live」は8月20日に実施されるとのこと。……ちょっと先走りすぎたので,迫ってきたらまた話のネタにしたいと思います。
というわけで,今回もはりきって,4Gamerと世界のゲーム業界の1週間を振り返ってみましょう。
※以下,PlayStationはPS,Nintendo SwitchはSwitch,スマートフォンはスマホなどと略記します。
先週のアクセスランキング
さて,先週のアクセスランキングトップ10ですが,第1位をゲットしたのはグッズ情報でした。バンダイのベンダー事業部が「ピクミン めじるしアクセサリー2」を7月第3週より,全国のガシャポンバンダイオフィシャルショップやガシャポン自販機シリーズで順次発売するそうで,お値段1回300円(税込)です。
「ピクミン めじるしアクセサリー2」は,傘の持ち手やペットボトルなど,いろんなところに付けられる「めじるしアクセサリー」シリーズの最新作で,前回は4月に発売されました。新たに,氷ピクミンとヒカリピクミンの2種が追加され,全9種類がラインナップされています。関連商品がぶっちぎりの注目を集めるあたり,任天堂キャラクターの人気の高さが窺えますって,いまさらですね。
第2位もグッズ情報で,チョコレートなどの製造販売,輸入を行うリンツ&シュプルングリー ジャパンが,「推しカラー ショルダーポーチ」を発売したら大好評でほぼ欠品となり,7月8日に再販するというニュースでした。
もはやゲームとはあまり関係ない気がしますが,購入者の情報によれば,ポケモンのぬいぐるみ「Pokémon fit」などもピッタリ入るそうです。うーむ,なんだかチョコレートが食べたくなってきた。
そして第3位は,世界が気にしている「Nintendo Switch後継機」の情報でした。これは気になる。
記事によれば,任天堂が6月27日に実施した第84期定時株主総会で,後継機の「転売対策」についての質疑応答が行われ,代表取締役の古川俊太郎氏が「法令の許す範囲で何らかの対策ができないか検討を進めています」と回答したとのこと。
具体的なことはまだ分かりませんが,今や転売は社会問題チックになっているので,任天堂の施策に期待したいところです。
「Nintendo Switch後継機」については,この5月に「今期中に何らかの発表を行う」ことが発表されているだけで(関連記事),現段階で詳細は不明です。ストレージが増えるとかVRに対応するとか,いろいろな噂話も飛び交っていますが,なにはともあれ発表が楽しみですね。
とっくのとうにご存じでしょうが,PCゲーマーの心のオアシスSteamでは現在,季節の大型セール「Steamサマーセール2024」を開催中です。何もかもがぐっとお安くなったこの機会に,ぜひ遊んでほしいタイトルをピックアップしてみたという記事が第6位に入りました。
セール期間は日本時間7月12日2:00まで。未読の人はあわててチェックしてください。
個人的には,スプリングセールに登場したスクーターの女の子がサマーセールにも登場しているところがポイントです。こうなった以上,北米時間11月27日のスタートが予定されている「Steamオータムセール2024」にも出てきてほしい。
「Steam」トップページ
【先週のアクセスランキング詳細】
先週の注目タイトルランキング
先週,もっと注目されたタイトルの第1位は「ピクミン4」でした。これはもちろん,上に書いた「ピクミン めじるしアクセサリー2」のパワーによるものですね。そのほかに,「ピクミン」シリーズのポータルサイト「ピクミンガーデン 〜ピクミンのいる庭〜」で新たな壁紙が公開されたというニュースも掲載しています。
第2位は,7月4日に全世界で正式サービスが始まった「ゼンレスゾーンゼロ」(PC / PS5 / iOS / Android)でした。「原神」や「崩壊:スターレイル」で知られるHoYoverseの新作ということで,前々から注目されていたタイトルでした。
オープンワールドのアクションRPGという,おなじみのフォーマットですが,舞台が大都市になる都市型ファンタジーであるところが特徴の1つでしょう。スタイリッシュなハイスピードアクションが楽しめる作品ということで,4Gamerでは「こちら」にさっそくプレイレポートを掲載しています。ぜひ,読んじゃってください。
[プレイレポ]HoYoverse最新作「ゼンレスゾーンゼロ」,本日リリース。アクション部分のクオリティがエグすぎる超期待作の魅力をお届け
HoYoverseは本日(2024年7月4日),新作アクションRPG「ゼンレスゾーンゼロ」の正式サービスを開始した。「原神」「崩壊:スターレイル」で有名なHoYoverse期待の新作だが,4Gamerでは本作のメディア向け先行プレイに参加する機会を得たので,プレイレポートをお届けしていこう。
ちょっと飛んで第9位は,フロム・ソフトウェアの「ELDEN RING」(PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One)でした。
6月21日にリリースされたDLC「ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE」が,発売からわずか3日間で500万本のセールスを記録するなど(関連記事),2022年のリリース以来,いまだに人気は衰えていません。先週は,ゲーム世界観をアレンジした漫画「ELDEN RING 遠き狭間の物語」の連載開始(関連記事)や,DLCアップデートの記事などを掲載しました。
ところで,褪せ人の褪夫が大活躍する「ELDEN RING 黄金樹への道」はまさかのギャグ漫画でしたが,この「ELDEN RING 遠き狭間の物語」は,ほのぼのコメディとのこと。「ELDEN RING」のコミカライズはちょっと変わった方向に突き進んでいますね。
「ELDEN RING」DLCのアップデートを本日実施。戦技「速斬」のバランス調整や,「連なる火花の香り」が与えるダメージなどの不具合を修正
フロム・ソフトウェアは本日,「ELDEN RING」のDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」のアップデートファイルVer.1.12.3の配信を開始した。戦技「速斬」や武器「カーリアの魔術剣」のバランス調整,さらに戦技「連なる火花の香り」のダメージに関するものなど,さまざまな不具合が修正される。
「ELDEN RING」がほのぼのコメディ作品に! NPCたちのもしもの物語をオムニバス形式で描く漫画「ELDEN RING 遠き狭間の物語」連載開始
KADOKAWAは本日,フロム・ソフトウェアが手がけるアクションRPG「ELDEN RING」を元にした漫画「ELDEN RING 遠き狭間の物語」の連載を,無料Web青年誌「COMIC Hu」開始した。ELDEN RING 遠き狭間の物語は,世界観を大胆にアレンジして描くほのぼのコメディ作品だ。
【先週の注目タイトルランキング詳細】
【第1位】
ピクミン4 【第2位】
ゼンレスゾーンゼロ 【第3位】
星のカービィ Wii デラックス 【第4位】
Steam 【第6位】
ドラゴンボールZ KAKAROT 【第7位】
スプラトゥーン3 【第9位】
ELDEN RING 【第10位】
The First Descendant
先週の注目記事
今日も今日とて,先週掲載された多数の記事の中から,プレイレポートやイベントレポート,インタビューなどを中心に,気になる記事をピックアップしました。何度も書きますけど,ほんとはもっといろいろと読んでほしい記事があるんですけど,誌面の都合で泣く泣く割愛しているのです。馬謖を斬っちゃった諸葛孔明の気分です。てへっ。
さて,いきなりですが夏といえばセール,セールといえば夏,ということで,先週も多数のセール情報を掲載しました。学生さんたちはそろそろ夏休みなので,下のリンクをクリックしてお休み中にプレイするゲームを思うさま物色してください。
4Gamer「セール情報」記事一覧
「祇:Path of the Goddess」メディア向け試遊会レポート。アクションとストラテジーが融合したシステムで,不気味な妖怪と戦う意欲作
2024年6月にカプコンにて,「祇:Path of the Goddess」のメディア向け試遊会が行われた。7月19日に発売を控えた本作は,アクションとRTSが融合した独特なゲーム性が特徴の意欲作だ。和風世界での戦いは,主人公の剣技と村人の戦略的な配置,その両方をこなさなければならない。巨大ボスとの戦いや趣向を凝らしたステージなど,魅力の一端を体験できた。
ゲーム業界就活イベント「キャリアクエスト」開催。国内ゲームメーカー10社が集結し,業界で働きたい学生に向けて説明会&個別面談を実施
「4Gamer.net」を運営するAetasと「Game*Spark」「インサイド」等を運営するイードは2024年6月30日,ゲーム業界就活イベント「キャリアクエスト 〜冒険者から専門職へ〜」を東京・秋葉原UDXにて開催した。600名を超える学生が足を運んでくれた会場の様子をレポートする。
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- OTHERS
- イベント
- イード
- ライター:大陸新秩序
- キャリアクエスト
- カメラマン:永山 亘
[インタビュー]「祇:Path of the Goddess」では新しいゲーム体験がプレイヤーを待つ。平林良章Pと川田脩壱Dに気になる質問をぶつけてきた
カプコンが2024年7月19日の発売を予定している「祇:Path of the Goddess」は,アクションとRTSが融合した一風変わった独自のゲーム性が話題の新作タイトルだ。今回,プロデューサーの平林良章氏とディレクターの川田脩壱氏に合同インタビューする機会を得たので,その内容をお届けする。
[プレイレポ]往年の宇宙シムが日本語対応。「ダークスター ワン Nintendo Switch エディション」が今遊んでも楽しい理由を考えてみた
カリプソメディアジャパンは2024年6月20日,「ダークスター ワン Nintendo Switch エディション」を発売した。アクション性の高い戦闘,味わい深いストーリー,宇宙船の改造や星系間の交易などが楽しめる,本作の魅力を紹介しよう。
[インタビュー]「三国志大戦」の西山泰弘氏が,セガを辞めて新天地で目指すものは何か―――ゲームのプロデュース集団として,業界に広く深く貢献したい
三国志大戦の名物(?)プロデューサー「西P」がセガを去って数か月。自分の会社を立ち上げたということで,オフィスにお邪魔してみた。あんまり景気のよくないこんな時期に会社を辞めて,一体何をするつもりなんだろう?
- キーワード:
- インタビュー
- 編集長:Kazuhisa
- カメラマン:永山 亘
- OTHERS
[プレイレポ]じっくりやり込める王道のMMORPG「シールM ノスタルジア」。原作から継承されたコンボシステムは健在!
スマートフォンアプリ「シールM ノスタルジア」の正式サービスが,6月18日に始まった。PC版原作の特徴だったコンボシステムなどの要素を踏襲しつつ,スマホ向けに遊びやすく最適化された本作の魅力をプレイレポートでお届けしよう。
[プレイレポ]超高難度,ゆえに超爽快。「タオパンク」系メトロイドヴァニア「ナインソール」は,あなたの挑戦を待っている
「返校」などで知られる台湾のデベロッパ「RedCandleGames」から,新たなメトロイドヴァニア「ナインソール」が発売された。本作は「SEKIRO」に影響を受けた超高難度アクションであり,中華風サイバーパンク=「タオパンク」ゲームでもある。本稿ではその魅力をレポートしよう。
楽器教習ゲーム「Rocksmith+」をユービーアイソフトの大阪スタジオで体験。ギターに挫折した筆者が音楽の楽しさを再発見した
2024年6月7日に正式サービスがスタートした楽器教習ゲーム「Rocksmith+」。今回,本作を制作するユービーアイソフトの大阪スタジオを訪問してのプレイ体験と,YouTubeで活躍する音楽教授のDr. Capital氏を含めた開発者へのインタビューを行ったので,その模様をお届けしよう。
[プレイレポ]「アイドルマスター TOURS」セカンドロケテスト開催。推しの撮影がやりやすくなったコンパネ,「アイドルマスター SideM」の参戦などさまざまな箇所がパワーアップ
2024年6月26日のnamco池袋店での開催を皮切りに,バンダイナムコアミューズメントのアーケードゲーム「アイドルマスター TOURS」のセカンドロケテストが順次行われている,本稿では昨年のJAEPO2023,ファーストロケテストから変更があった部分を中心にプレイレポートをお届けする。
[インタビュー]人間が1番怖い? 「悪魔王子と操り人形」のキャラクター12人を深掘り! 池田P×尾崎ドミノ氏×実弥島 巧氏に聞いた
ドリコムが2024年6月3日リリースしたアプリ「悪魔王子と操り人形」の世界観やキャラクターに込められた思いに迫る! プロデューサー池田氏,キャラクターデザインの尾崎ドミノ氏,メインシナリオの実弥島 巧氏へのインタビューをお届けする。
「学マス」の魅力はアイドルだけじゃねえ。“デッキ構築ローグライク”としてのおもしろさも伝えたい! 行ーくよーーーー!!
「学園アイドルマスター」はアイドルゲームとしてはもちろん,“デッキ構築ローグライク”としてもよくデキた作品に仕上がっている。今回は初星学園プロデューサー科に未入学の人に向けて,デキローとしての魅力を紹介しよう。
[プレイレポ]Switch版「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン デラックスエディション」を先行体験。紺碧の空を舞う爽快感を場所を選ばずに手軽に楽しめた
バンダイナムコエンターテインメントはNintendo Switch版「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン デラックスエディション」のメディア向け先行体験会を開催した。体験会では,2024年7月11日に発売を控えた本作を体験できた。
「天穂のサクナヒメ」は稲作ゲーム……そんなふうに考えているあなたに伝えたい,アクションゲームとしての面白さ
テレビアニメが放映開始となる「天穂のサクナヒメ」は,稲作の凝りようが話題にされがちだが,アクションの爽快さも見逃せないゲームだ。「サクナヒメって米作りゲームでしょ?」と思っている人に,アクションゲームとしての魅力を紹介しよう。
[インタビュー]地球防衛軍のお祭りゲーム「デジボク地球防衛軍」シリーズはどのようにして生まれたのか。そこには挽回を誓う不退転の覚悟があった
ディースリー・パブリッシャーが展開するデジボク地球防衛軍シリーズ。本シリーズは,ボクセルのグラフィックスと4人のキャラクターを切り替えつつ戦うシステムという,ナンバリングとは異なるスタイルが人気を博している。本稿ではシリーズ誕生の経緯を開発者陣に聞いたインタビューをお届けしよう。
- キーワード:
- PS5:四角い地球に再びシカク現る!? デジボク地球防衛軍2 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS
- PS5
- アクション
- シューティング
- CERO B:12歳以上対象
- SF
- ディースリー・パブリッシャー
- プレイ人数:1〜4人
- ユークス
- Nintendo Switch:四角い地球に再びシカク現る!? デジボク地球防衛軍2 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS
- PS4:四角い地球に再びシカク現る!? デジボク地球防衛軍2 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS
- PS4:ま〜るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS
- PS4
- Nintendo Switch:ま〜るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS
- Nintendo Switch
- PC:ま〜るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS
- PC
- インタビュー
- ライター:箭本進一
- カメラマン:林 佑樹
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学校でPCに関する教育カリキュラムの導入が進んでいる今,学業のため初めてPCを手に入れたという人も少なくないだろう。そんな学生たちに,勉強の息抜きや新たな趣味として薦めたいのがPCゲーム。勉強用のノートPCでも,ゲームの面白さや体験は十分に味わえるのだ。
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