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GeForce 8600
  • NVIDIA
  • 発表日:2007/04/17
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連休中にPCを新しくしたいゲーマーへ贈る最近のハードウェア事情
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印刷2007/05/02 11:50

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連休中にPCを新しくしたいゲーマーへ贈る最近のハードウェア事情

 2007年の大型連休も後半戦を迎えるが,「せっかく時間もあるので,新作3Dゲームに合わせて,PCのハードウェア構成を見直してみたい」という人はけっこういるのではなかろうか。
 そこで,最近のハードウェア事情を整理すべく,4Gamer.netへ掲載されたレビューをまとめてみることにした。掲載から時間の経っている記事もあるため,2007年5月2日時点の状況を踏まえた「読み方のヒント」をコメントとして加えておいたので,ハードウェアの新規購入を検討している人は参考にしてほしい。


■グラフィックスカード編

[2007/04/18]「GeForce 8600 GT」&「GeForce 8500 GT」のレビューを掲載
[2007/04/17]新世代ミドルレンジの価値は?「GeForce 8600 GTS」レビュー掲載
[2007/03/06]クロックアップしたメモリ320MB版「8800 GTS」のレビューを掲載
[2007/02/13]グラフィックスメモリ320MB版「GeForce 8800 GTS」レビュー掲載
[2007/01/12]クロックアップ版「GeForce 8800 GTX」搭載カードのレビュー掲載
[2007/01/12]「GeForce 8800」のCSAA&異方性フィルタリング性能を探る
[2007/01/12]あらゆる意味でモンスター,「GeForce 8800」プレビューを掲載

実勢価格で2万円を切る例も少なくないGeForce 8600 GT搭載カード。写真は「Inno3D Geforce 8600 GT」である
 世界初のDirectX 10対応GPU(グラフィックスチップ)「GeForce 8800」の登場以降に掲載されたレビューを並べてみたところ,さながら「NVIDIA編」のようになってしまった。まあ,GeForce 8800以降,2007年5月2日に至るまで,AMD(旧ATI Technologies)の新しいGPUは何一つ発表されていないので,これはやむを得ないだろう。
 ちなみに,「ATI Radeon」に関しては,2007年5月中旬以降にいよいよ6万円台後半で発売される気配になってきたデュアル「ATI Radeon X1950 Pro」搭載カード「SAPPHIRE X1950 PRO DUAL」のプレビューを行っているので,興味のある人は読んでみてほしい。また,グラフィックスコア内蔵チップセットなので,厳密にはここにカテゴライズすべきではないが,「ATI Radeon X1250」を内蔵した「AMD 690G」マザーボード「TA690G AM2」のレビューも行っている。こちらは1万円で購入できる安価さがウリのマザーボードなので,コストパフォーマンス重視の人はぜひご一読を。

 話を戻してGeForce 8ファミリーに関してまとめてみると,ラインナップはパフォーマンスも消費電力も圧倒的なGeForce 8800シリーズと,DirectX 9世代のGPUとして見ると(相当するクラスの)GeForce 7ファミリーとほぼ互角,もしくはプラスアルファ程度のパフォーマンスでDirectX 10対応を果たした「GeForce 8600」シリーズ,コアゲーマー向けと呼ぶには少々苦しい「GeForce 8500 GT」といったところになる。2007年5月2日の実勢価格(の目安)は以下のとおりだ。

GeForce 8800 GTX:8万〜9万円
GeForce 8800 GTS(グラフィックスメモリ640MB):6万〜6万7000円
GeForce 8800 GTS(グラフィックスメモリ320MB):4万2000〜4万8000円
GeForce 8600 GTS:2万9000〜3万4000円
GeForce 8600 GT:1万8000〜2万2000円
GeForce 8500 GT:1万2000〜1万5000円
クロックアップ版の価格は,これらより当然高くなります

 なお,GeForce 7世代のミドルハイクラスGPU「GeForce 7900 GS」やハイエンドGPU「GeForce 7950 GT」を入手したいと考えている人にとっては,この連休が最後のチャンスになるかもしれない。すでに生産を終了しているカードメーカーは多く,実際,ほとんどの製品は流通在庫のみとなっているので,この点は要注意といえよう。


■CPU編

[2007/04/23]L2キャッシュ4MB版E6400,「Core 2 Duo E6420」のレビューを掲載
[2007/02/20]動作クロック3GHz到達。「Athlon 64 X2 6000+」のレビュー掲載
[2007/01/22]デスクトップ向け初のシステムバス800MHz版ローエンドCore 2 Duo,「E4300」のレビューを掲載

大きく価格が下がっただけでなく,下位モデルもL2キャッシュ容量が4MBとなったCore 2 Duo E6000番台。2006年7月以降,主役の座を守り続けている
 2007年1月以降のレビューは3本。2006年7月27日のデビューとともに,「ゲーム用途ならAthlonファミリー」という言葉を過去のものにした「Core 2 Duo」の攻勢は,2007年春を迎えても止んでいない。
 Core 2 Duoはこれまで,“E6600”以上がL2キャッシュ4MB,“E6400”以下がL2キャッシュ2MBだったが,2007年4月のIntelによる製品整理でCore 2 Duo E6000番台はすべてL2キャッシュ4MBとなり(※店頭在庫にはL2キャッシュ2MBモデルもある。「こちら」の記事を読んで注意してほしい),価格も大幅に下がった。買うなら今と断言しても問題はないだろう。なお,「Core 2 Duo E6420」のレビュー記事では,「Core 2 Duo E6320」のパフォーマンス検証も行っている。

 一方のAthlon 64 X2(Socket AM2対応)は,ほかの用途はともかく,ゲームにおける絶対的な性能だとCore 2 Duoに勝てない。だが,(事前に漏れた新製品&価格改訂情報など)Core 2 Duoのプレッシャーに押される格好で価格が大幅に下がっており,最下位モデルでは1万円を割り込む場合すらあるほどなのは魅力的だ。「コストパフォーマンス重視で下位モデルのAthlon 64 X2」というのは,間違いなく“アリ”と言える。

 以下,2007年5月2日時点の実勢価格(の目安)を示すので,参考にしてほしい。

Core 2 Duo E6700/2.66GHz(L2 4MB):4万2000〜4万6000円
Core 2 Duo E6600/2.40GHz(L2 4MB):3万〜3万2000円
Core 2 Duo E6420/2.13GHz(L2 4MB):2万5000〜2万7000円
Core 2 Duo E6320/1.86GHz(L2 4MB):2万2000〜2万4000円
Core 2 Duo E4400/2GHz(L2 2MB):1万8000〜2万円
Core 2 Duo E4300/1.80GHz(L2 2MB):1万6000〜1万8000円
Athlon 64 X2 6000+/3.0GHz(L2 1MB×2):3万〜3万2000円
Athlon 64 X2 5600+/2.8GHz(L2 1MB×2):2万3000〜2万6000円
Athlon 64 X2 5200+/2.6GHz(L2 1MB×2):2万1000〜2万3000円
Athlon 64 X2 5000+/2.6GHz(L2 512KB×2):2万1000〜2万3000円
Athlon 64 X2 4800+/2.5GHz(L2 512KB×2):1万7000〜1万9000円
Athlon 64 X2 4600+/2.4GHz(L2 512KB×2):1万6000〜1万7000円
Athlon 64 X2 4400+/2.3GHz(L2 512KB×2):1万5000〜1万6000円
Athlon 64 X2 4200+/2.2GHz(L2 512KB×2):1万3000〜1万5000円
Athlon 64 X2 4000+/2.1GHz(L2 512KB×2):1万3000〜1万4000円
Athlon 64 X2 3800+/2.0GHz(L2 512KB×2):1万〜1万2000円
Athlon 64 X2 3600+/1.9GHz(L2 512KB×2):9000〜1万1000円


■ゲーム用PC周辺機器編

[2007/04/06]復刻版「Microsoft IntelliMouse Explorer 3.0」のレビュー掲載
[2007/03/30]フラシム向けペダル「Pro Flight Rudder Pedals」レビュー掲載
[2007/02/16]ミドルクラスヘッドセット「SteelSound 3H&4H」レビュー掲載
[2007/02/06]MSとRazerが共同開発,「Microsoft Habu」のレビューを掲載
[2007/01/26]クラッチペダル付き高級ステアリング「G25」のレビューを掲載

“マウスレビューの人”Crize氏が高得点を与えた復刻版Microsoft IntelliMouse Explorer 3.0。安価で,しかも比較的入手しやすいため,連休中に触ってみるには手頃といえそうだ
 周辺機器は,バラエティに富み,かつ“濃い”ラインナップとなっている。マウスの買い換えを検討しているなら,高く評価された復刻版「Microsoft IntelliMouse Explorer 3.0」のレビューはぜひチェックを。SteelSeries製ヘッドセットは数千円という手軽さが魅力なので,ワンランク上のヘッドセットを探している場合にはレビュー記事の一読を勧めたい。
 「Pro Flight Rudder Pedals」と「G25 Racing Wheel」は価格的にも「ちょっと買ってみる」というわけにはいかないアイテムだが,どちらも評価は高いため,これを機に購入して,連休中にじっくり使い倒してみるにはいいかもしれない。なお,G25 Racing Wheelはレビュー記事の掲載後に店頭価格が全体的に下がっているので,その意味では狙い目だ。
 2007年5月2日時点の実勢価格は,おおむね以下のとおり。

復刻版Microsoft IntelliMouse Explorer 3.0:3500〜4000円
Pro Flight Rudder Pedals:1万9000〜2万2000円
SteelSound 3H:7000〜8000円
SteelSound 4H:8000〜9000円
Microsoft Habu:9000〜1万円
G25 Racing Wheel:3万6000〜4万5000円


 最後に老婆心ながら一点。連休中にハードウェアを購入して,せっかくなので最新の3Dゲームでも……と思って体験版などを入手しても,DirectX関連のエラー――“dsdx9なんちゃら.dll”がないなどといったアレだ――が出て,起動しない場合は,DirectX Runtimeのアップデートを行ってみてほしい。DirectX Runtimeの最新版は2007年4月分のアップデート。入手は4Gamerの最新ドライバページから行える。同ページの説明にある「DirectX エンド ユーザー ランタイム Web インストーラ」のほうを,説明に従ってダウンロードし,実行すればOKだ。
 なお,同ページには,最新のグラフィックスドライバやCPUドライバへのリンクも用意してあるので,ご入り用の折はそちらもどうぞ。(佐々山薫郁)

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