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「Nehalemは3ラインナップで登場(?)」「Core 2 Quadはガンダムに入ってる」――Intel in Osakaレポート
本イベントは,Core 2 QuadなどクアッドコアCPU販促キャンペーンの一環として企画されたもので,必ずしもゲーマー向けというわけではなかったが,結論からいうと,初日のセッションでは,将来のPCゲーム環境を占ううえで重要な情報が出てきたことを始め,かなり“濃い”ものになったので,そのポイントをまとめてお届けしたい。
Nehalemは3ラインナップで登場?
「Quad Coreとその未来」と題された資料を示した笠原氏は,「あくまで個人的な予想であり,Intelの見解では決してない」と断ったうえで,Intelの次世代CPU「Nehalem」(ネハレムもしくはネヘイレム,開発コードネーム)では,3種類のラインナップが存在するという。具体的には,以下のようなコードネームを持つ45nm世代のCPUが,2008年後半以降に登場すると氏は指摘する。
- Broomfield(ブルームフィールド):2008年第4四半期登場予定
ネイティブクアッドコア,トリプルチャネルDDR3メモリコントローラ内蔵 - Lynnfield(リンフィールド):2009年上半期登場予定
ネイティブクアッドコア,デュアルチャネルDDR3メモリコントローラ内蔵 - Havendale(ヘイブンデール):2009年上半期登場予定
デュアルコア,デュアルチャネルDDR3メモリコントローラ&グラフィックス機能内蔵
なおHavendaleについて土岐氏は「(グラフィックス機能などがCPUに)これだけ入ると,バスのボトルネックの問題が解決しますね」と,一歩踏み込んだ見解を述べていた。
もちろんこれはある意味極論であり,同じCoreマイクロアーキテクチャを採用するCPUであれば,CPUのコア数よりも動作クロックとL2キャッシュ容量のほうがゲームのパフォーマンスには“効く”。ただし,ゲームをプレイするけれども,ゲームの優先順位はPCの用途において一番ではないという人もいるだろう。そういう人にとって,氏の見解は興味深いのではなかろうか。
声優の古谷 徹氏が登場しPCマニア振りを発揮
Crysisのパッチはまだ藪の中!?
また,NVIDIAのセッションでは,同社の福田 登氏が「Crysis」を実行し,「GeForce 8800 GT」のコストパフォーマンスをアピール。「エルザジャパンから,“『Crysis』公認”のGeForce 8800 GT搭載グラフィックスカードが登場する」「近々Crytekから公開予定のCrysis用パッチで,SLIスケーリングパフォーマンスはさらに向上する(しかし,具体的にいつ登場するかはNVIDIAでもまだ分からない)」といった情報が明らかになった。
- 関連タイトル:
Core 2
- 関連タイトル:
Core i7(LGA1366,クアッドコア)
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