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    印刷2021/01/13 04:30

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    Razer,話し声をクリアにする機能を備えたゲーマー向けマスクや,収納式有機ELディスプレイ搭載のゲーマー向けチェアを公開

     北米時間2021年1月12日,Razerは,オンライン展示会「CES 2021」に合わせて,アクティブ換気機能搭載マスク「Project Hazel」(プロジェクト ヘイゼル)と,収納式の湾曲型有機ELディスプレイやハプティック技術を搭載するゲーマー向けチェア「Project Brooklyn」(プロジェクト ブルックリン)という2つのコンセプトモデルを発表した。

    Hazelのイメージカット。白と黒の2種類をラインナップしている
    画像集#002のサムネイル/Razer,話し声をクリアにする機能を備えたゲーマー向けマスクや,収納式有機ELディスプレイ搭載のゲーマー向けチェアを公開

     いずれもコンセプトモデルであり,このまま製品化されると決まったものではないが,Razerらしいこだわりが見られるものなので,簡単に紹介したい。


    Project Hazel


     2020年中にRazerは,新型コロナウイルス感染症の世界的なまん延にともない,布製マスクや使い捨てマスクを製造して販売するだけでなく,100万個以上を寄付するなどの活動を世界で行っていた。

    Razerが展開するマスク製品。左と中央は布製,右は使い捨てマスクだ
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     そうした活動を通じて得られた知見をもとに開発したのが,「世界で最もスマートなマスク」というProject Hazel(以下,Hazel)だ。
     Hazelは,米国労働安全衛生研究所が認証する規格「N95」に準拠した再使用可能なマスクである。顔を覆う部分は半透明の樹脂系素材となっていて,口の動きが外から見えるようになっている。また,口の横に当たる左右にスピーカーのような電動の呼吸孔があり,交換可能なフィルターを通して外気を取り込み,呼気を排出できるそうだ。

    画像集#008のサムネイル/Razer,話し声をクリアにする機能を備えたゲーマー向けマスクや,収納式有機ELディスプレイ搭載のゲーマー向けチェアを公開

     Razerらしいポイントの1つめは,マスク着用時の声によるコミュニケーションを改善する「VoiceAmp Technology」という機能にある。マスクに内蔵するマイクとスピーカーにより,マスク着用時はくぐもって聞こえがちな声を明瞭な音声として出力できるという。
     もう1つのRazerらしいポイントは,Razer Chroma対応のカラーLEDイルミネーションをメッシュ部分の周囲に組み込んでいることだ。

    専用ケースには,充電機能と紫外線ライトによる除菌機能がある
    画像集#010のサムネイル/Razer,話し声をクリアにする機能を備えたゲーマー向けマスクや,収納式有機ELディスプレイ搭載のゲーマー向けチェアを公開
     Hazelの専用ケースには,非接触式の充電機能が組み込まれており,未使用時に本体をケースへ入れておくだけで充電できる。また,専用ケースには紫外線ライトによる除菌機能もあるため,マスクに付着した最近やウイルスを簡単に除去できるとのことだ。

     Razerでは,発表後に得られたフィードバックをもとに,製品化を行うかどうか判断するという。製品化にこぎ着ければ,世界市場に向けて展開するとのことなので,国内でも買えるようになることを期待したい。

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    Razerが公開したProject Hazelの紹介動画

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    Project Brooklyn


    Razer Eracing Simulatorのデモ機
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     Project Brooklyn(以下,Brooklyn)は,Razerが開発中の新しいゲーマー向けチェアである。チェアといっても,2020年11月に国内発売となった「Razer Iskur」の後継製品というわけではない。コンセプトとしては,2020年1月のCES 2020で同社が発表したレーシングゲーム用コクピットシステム「Razer Eracing Simulator」を発展させたものだ。

    Brooklynのイメージカット
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     Brooklynは,レーシングシート風のシートを採用しており,座面の左右と脚部分の周囲に,Razer Chrome対応のカラーLEDイルミネーションが埋め込まれていること以外は,普通のゲーマー向けチェアに見えるだろう。しかし,Brooklynは普通の椅子ではない。
     Brooklynの背には電動式のアームが収納されており,アームを展開すると,着席したプレイヤーの前に60インチサイズのフレキシブル有機ELディスプレイが自動で広がる仕組みとなっているのだ。

    顔の前にある半透明の円弧が有機ELディスプレイ部分だ
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    Brooklynのディスプレイ展開ギミックを示したイラスト。背面から上方にアームを引き出したうえで,ディスプレイを展開して眼前に設置する
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     フレキシブル有機ELディスプレイは,CES 2020でLG Electronicsが画面を巻き取って台座に収納できる有機ELテレビを発表して話題となったが,同種の技術を応用して,未使用時は椅子の背にしまえるディスプレイを実現したわけだ。
     さらに,肘掛け部分には折りたたみ式のテーブルが組み込まれていて,キーボードやマウス,あるいは飲み物を置いたりするのに利用できる。

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    テーブルの展開収納ギミックを示したスライド
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     背もたれ部分と座面には,Razerの触覚フィードバック技術「Razer HyperSense」機能を内蔵しており,ゲームサウンドに応じてシートが振動することで没入感を高められるという。

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    Razerが公開したProject Brooklynのイメージビデオ

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     こちらもコンセプトモデルなので,製品化するかどうかは反響次第であり,仮に製品化されてもかなり高価な製品となるのは間違いない。しかし,実にRazerらしいゲーマー向けチェアと言えるのではないだろうか。

    Razer公式Webサイト

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