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「DiRT 4」向け最適化版ドライバとなる「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.6.1が登場
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印刷2017/06/09 17:47

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「DiRT 4」向け最適化版ドライバとなる「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.6.1が登場

 北米時間2017年6月8日,AMDは,公式最新版グラフィックスドライバ「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.6.1」を公開した。WHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)未通過の「Optional」版となる今回のリリースは,北米市場で2017年6月6日に発売となった「DiRT 4」に向けた最適化版にして,「Prey」への最適化をさらに進めたものという位置づけになっている。

 すぐに入手したい人は下に示したリンクを利用してもらえればと思う。

64bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.6.1
32bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.6.1(※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応)
64bit版Windows 8.1用Crimson ReLive 17.6.1
64bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.6.1
32bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.6.1(※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応)

ノートPC向けの64bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.6.1
ノートPC向けの32bit版Windows 10用Crimson ReLive 17.6.1(※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応)
ノートPC向けの64bit版Windows 8.1用Crimson ReLive 17.6.1
ノートPC向けの64bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.6.1
ノートPC向けの32bit版Windows 7用Crimson ReLive 17.6.1(※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応)

4Gamerの最新ドライバリンクページ

※32bit版Windows 8.1用ドライバは公開されていない。当該環境に対応する最新版は「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.1.2」だ。

 「Display Driver Package」のバージョンは「17.10.3211-170606a-314971E-CrimsonReLive」。「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.5.2」だと同「17.10.1731-170424a2-313676E-WU-Template-1710」で,「Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.5.1」と比べ,「17.10」の後に続く4桁数字が巻き戻っていたのだが,今回の数字は17.5.1の数字よりも大きくなり,違和感がなくなっているのは目を惹くところだ。

 最適化の詳細も含め,アップデートは例によって本稿の最後に日本語訳を試みてまとめたが,2タイトルへの最適化以外には,FreeSync関連など,対象となるユーザーの数が相応に多そうな項目が並んでいる。その意味では,DiRT 4およびPreyのプレイヤー以外でも,気になるバグ修正があるなら,自己責任での導入を検討する価値がありそうだ。
 なお,筆者が確認したところ,17.6.1ドライバには,インストーラで「カスタムインストール」を選択しても,クリーンインストールを行えず,上書きインストールになるという問題があった。筆者の環境だけかもしれないが,クリーンインストールにこだわる人は,念のため注意してもらえればと思う。


#### 以下,英文リリースノートまとめ ####

●Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.6.1の対応GPU
  • Radeon RX 500シリーズ
  • Radeon RX 400シリーズ
  • Radeon Pro Duo
  • Radeon R9 Furyシリーズ
  • Radeon R9 300・200シリーズ
  • Radeon R7 300・200シリーズ
  • Radeon HD 8500以上のRadeon HD 8000シリーズ
  • Radeon HD 7700以上のRadeon HD 7000シリーズ
  • Radeon R9 M300・M200シリーズ
  • Radeon R7 M300・M200シリーズ
  • Radeon R5 M300・M200シリーズ
  • Radeon HD 8500M以上のRadeon HD 8000Mシリーズ
  • Radeon HD 7700M以上のRadeon HD 7000Mシリーズ
  • AMD FX APU with Radeon R7 Graphics
  • AMD A-Series APU with Radeon R8・R7・R6・R5・R4・R3 Graphics
  • Athlon/Sempron APU with Radeon R3 Graphics
  • AMD E-Series APU with Radeon R2 Graphics
(※Carrizoベースの「FX-8800P」「PRO A12-8800B」「PRO A10-8700B」「PRO A8-8600B」「PRO A6-8500B」「A10-8700P」「A8-8600P」「A6-8500P」は非対応。AMDはこれらのユーザーに対し,「Radeon Software Crimson Edition 15.12」を使うよう推奨している)


●Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.6.1が統合するコンポーネント
  • Display Driver Package:17.10.3211-170606a-314971E-CrimsonReLive(←17.10.1731-170424a2-313676E-WU-Template-1710)
  • Radeon Settings:2017.0606.1509.25443(←2017.0424.2119.36535
  • 2D Driver:8.1.1.1599
  • Direct3D:9.14.10.01261
  • OpenGL:6.14.10.13476(←6.14.10.13474)
  • OpenCL:22.19.171.1(←22.19.165.512)
  • Mantle:9.1.10.0189
  • Mantle API:102400
  • Audio Driver:10.0.1.1
  • Vulkan Driver:1.5.0
  • Vulkan API:1.0.39


●Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.6.1における最適化
(※比較対象はRadeon Software Crimson ReLive Edition 17.5.2)
  • 「DiRT 4」へ最適化。一例としてグラフィックスメモリ容量8GB版Radeon RX 580搭載環境で8x MSAA適用時に最大30%
  • 「Prey」へ最適化。一例としてグラフィックスメモリ容量8GB版Radeon RX 580搭載環境で最大約4%


●Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.6.1における新要素
・CrossFireの拡張
  • 「DiRT 4」向けマルチGPUプロファイルを追加


●Radeon Software Crimson ReLive Edition 17.6.1で解決した問題
  • Radeon RX 500もしくはRadeon RX 400シリーズ搭載環境でVirtual Super Resolutionを有効化できないことのある問題
  • “QHD”より高い解像度でHDR(High Dynamic Range)を有効にできない問題(※“QHD”がどのレベルの解像度を指すのかは分からない。原文は「HDR may fail to enable on some displays for QHD or higher resolutions.」)
  • Radeon RX 500シリーズ搭載環境を“QHD”かつ高い垂直リフレッシュレートのディスプレイとHDMI経由で接続すると画面がちらつくことのある問題(※“QHD”「高い垂直リフレッシュレート」がいくつなのかは明らかになっていない。原文は「Flickering may be observed on some Radeon RX 500 series products when using HDMI with QHD high refresh rate displays.」)
  • XConnect環境において,PC側が(Windows 10で追加となった新しいスリープ状態である)モダンスタンバイを有効にしていると,休止状態からの復帰時にシステムがハングすることのある問題
  • マルチGPU構成時に「Prey」を実行し,マウスを高速に動かすと,フレームレートが低下したり,スタッター(stutter,カク付き)が発生したりすることのある問題
  • Radeon R9 390シリーズ搭載環境でサードパーティ製オーバークロックユーティリティアプリケーションを使ってメモリクロック設定を変更するとハングすることのある問題(※ハングする主体は明らかになっていないが,おそらくはドライバかシステムだろう。原文は「Adjusting memory clocks in some third party overclocking applications may cause a hang on Radeon R9 390 Series products.」)
  • FreeSyncを有効化するとグラフィックスメモリクロックが変動し,ゲーム中のフレームレートが安定しなくなることのある問題
  • マルチGPU構成時に「Mass Effect: Andromeda」でスタッター(stutter,カク付き)やヒッチング(hitching,画面の動きの一時停止)が生じることのある問題
  • Radeon Settingsから行った画面の拡大設定がアプリケーションによって適用されないことのある問題
  • Radeon Settingsを開いた状態でディスプレイのホットプラグを行うと「Radeon Additional Settings: Host application has stopped working」というエラーメッセージがポップアップすることのある問題
  • 関連タイトル:

    AMD Software

  • 関連タイトル:

    DiRT 4

  • 関連タイトル:

    Prey

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