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「Flintlock」や「Dungeonborne」に対応した「GeForce 560.70 Driver」リリース
NVIDIAによると,3作品とも超解像技術「DLSS 3」や,内部遅延低減技術「Reflex」に対応しているとのこと。たとえばDungeonborneは,DLSS 3を有効化すると,エントリー市場向けの「GeForce RTX 4060」でさえ4K解像度で60fpsを超えて,「GeForce RTX 4090」ならば,190fpsを超えるフレームレートが得られるとアピールしている。
また,Flintlockでは,NVIDIAがAIをゲームに応用する技術のひとつとして,ゲーム開発者向けに提供している「Audio2Face」を活用した顔のアニメーションとリップシンクが使用されているそうだ。Audio2Faceは,ゲーム開発時に用いる技術であり,GeForce RTXシリーズを使っていると具体的な恩恵があるわけではないが,本作をプレイするときは,キャラクターの表情に注目してみるといいかもしれない。
なお,GeForce 560.70 Driverは,前ドライバのRelease 555からRelease 560へとメジャーバージョンが上がったドライバである。新たに「CUDA 12.6」に対応したことがRelease 560のトピックで,そのほかにも多数のバグ修正や,性能改善が図られているとのこと。ドライバサイズが前バージョンから1割ほども大きくなっているのは,メジャーバージョンが上がった影響だろう。
ドライバのアップデートは自己責任となる点を理解してもらったうえで,すぐにでも入手したい人は,以下に示したリンクかGeForce ExperienceもしくはNVIDIAアプリのアップデート機能を利用してほしい。
→Windows 11・64bit版Windows 10用GeForce 560.70 Driver(729.21 MB)
https://www.nvidia.com/ja-jp/drivers/details/230162/
→ノートPC向けのWindows 11・64bit版Windows 10用GeForce 560.70 Driver(729.21 MB)
https://www.nvidia.com/ja-jp/drivers/details/230194/
●GeForce 560.70 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce RTX 40シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- NVIDIA TITAN RTX
- NVIDIA TITAN V
- NVIDIA TITAN Xp
- NVIDIA TITAN Xシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITAN X
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900〜700シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 40シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜800Mシリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 500シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 400シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 300シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 200〜110シリーズ
●GeForce 560.70 Driverが統合するソフト(※比較対象はGeForce 556.12 Driver)
- GeForce Experience:3.28.0.417
- HD Audio Driver:1.4.0.1
- PhysX System Software:9.23.1019
- CUDA:12.6(←12.5)
- NVIDIA Control Panel(DCH):8.1.966.0
●GeForce 560.70 Driverの新要素
- 「Flintlock: The Siege of Dawn」「Dungeonborne」「Stormgate」に対応
- G-SYNC Compatible Displaysに14機種を追加。詳細は公式サイトを参照のこと
- CUDA 12.6に対応
●GeForce 560.70 Driverで解決した問題
- NVENCを利用した10bitエンコーディング時に,ビットレートと品質の設定が無視されることのあった問題
- 「OBS Studio」において,「10bit HVEC」か「AV1」でエンコードされたコンテンツの表示領域を50%未満のサイズにスケーリングすると,表示の一部が破綻することのあった問題
- 「Unity」において,アンチエイリアシングを使用するフレームバッファ上にオーバーラップしたジオメトリをレンダリングすると,表示にゴミ(アーティファクト)が生じることのあった問題
- 「Adobe Premiere」において,GeForce 555.85 Driverを使用すると,映像ソースやプログラムモニタのプレビュー表示に破綻が生じることのあった問題
●GeForce 560.70 Driverにおける既知の不具合
- 「GeForce Experience」のオーバーレイ表示のうち,GPU情報の更新が止まることがある
- GeForce Experienceまたは「NVIDIA App」のオーバーレイ表示で,GPU使用率が0%に落ち込み,ゲームの表示にカクつきが生じることがある
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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