ニュース
「GeForce 397.93 Driver」が「The Crew 2」クローズドβテストおよび「State of Decay 2」最適化版として登場
Release 396世代のWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版ドライバ第3弾は,北米時間31日から6月4日まで開催予定となっている「The Crew 2」(邦題:ザ クルー2)のβテスト,そして北米時間22日にリリースされた「State of Decay 2」に向けた最適化版という位置づけになっている。
すぐに入手したい人は下に示したリンク,もしくはGeForce Experienceを利用してほしい。
→64bit版Windows 10用GeForce 397.93 Driver(473MB)
→64bit版Windows 8.x・7用GeForce 397.93 Driver(415MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 397.93 Driver(473MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7用GeForce 397.93 Driver(415MB)
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
GeForce.comにある紹介記事と英文リリースノートの内容はいつものように和訳を試みて本稿の最後にまとめているので,ぜひ参考にしてもらえればと思うが,2タイトルへの最適化を除けば,基本的に細かくバグ修正を進めたものといった印象がある。Release 396世代へ移行後に手元のゲームPCで何かしらのトラブルを抱えていたのであれば,統合するソフトウェアモジュールも細かくアップデートされている今回のリリースは試す価値がありそうだ。
ただし,いつもいつも同じ言い回しで恐縮だが,ドライバの導入作業は自己責任となるので,その点だけは注意してほしい。
## 以下,GeForce.comの関連記事および英文リリースノートまとめ ##
●GeForce 397.93 Driverの対応製品
- NVIDIA TITAN V
- NVIDIA TITAN Xシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900〜600シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜600Mシリーズ
※GeForce 500〜400シリーズとGeForce 500M〜400Mシリーズはサポート終了
●GeForce 397.93 Driverが統合するソフトウェアモジュール
(※比較対象はGeForce 391.64 Driver)
- GeForce Experience:3.14.0.139(←3.13.1.30)
- HD Audio Driver:1.3.37.4(←1.3.37.1)
- PhysX System Software:9.17.0524
- Vulkan RT:記載なし
- CUDA:9.2(←9.1,397.31でいったん対応後,397.64で9.1対応に巻き戻っていたのが再び対応)
- NView:149.21(←148.92)
●GeForce 397.93 Driverにおける最適化
- 「The Crew 2」のクローズドβ版と「State of Decay 2」用Game Ready
●GeForce 397.93 Driverの新要素
・SLIの拡張
- 「DRG Initiative」「Star Wars Battlefront II」用SLIプロファイルの追加または更新
・3D Visionの拡張
- 「The Crew 2(Good)」用3D Visionプロファイルの追加または更新
※タイトル名の後ろにある( )書きはレーティング
●GeForce 397.93 Driverで解決した問題
- GeForce GTX 870M搭載のノートPCでWindowsのエクスプローラを使うときにもGPUアクセラレーションが有効になる問題
- (Steamを実行中のマルチGPU環境で)SLIの有効/無効を切り換えるにあたってはSteamを一度閉じる必要のある問題(※丸括弧内は筆者推測。原文は「[SLI][Steam]: Steam must be closed to enable or disable SLI mode.」)
- Surroundモードが有効な環境で「Digital Vibrance」の設定内容が保持されず,PCを再起動するとデフォルト設定に戻ってしまう問題
- 「Wolfenstein II」をプレイすると「Roosevelt」でゲームがフリーズすることのある問題
- Windows側でHDRを有効化すると,NVIDIAコントロールパネルの「Display」−「Change Resolution」にある色関係の設定が見えなくなる問題
- PascalもしくはKepler世代のGPUを搭載する環境で(グラフィックス)ドライバの導入後にシステムを再起動すると,“drive”の読み出しに失敗する問題(※丸括弧内は筆者推測。また“drive”のところはドライバ(driver)のタイプミスではないかと考えている。原文は「[Pascal GPU + Kepler GPU]: After installing the driver and rebooting the system, the drive may fail to load.)
- HDRを有効化し,かつディスプレイのネイティブ解像度以外を設定すると,「Far Cry 5」で画面に緑色のちらつきが発生する問題
●GeForce 397.93 Driverにおける既知の不具合(※抜粋)
- Pascal世代のGPU搭載環境で「Gears of War 4」を実行するとBSoDの発生することがある
- Windows 10 Fall Creators Updateを導入するとNVIDIAコントロールパネルにある「Custom color settings」の設定内容が保持されず,再起動ごとにリセットされる(※これはWindowsの問題で,MicrosoftはApril 2018 Updateで解決するとしている)
- Surround設定が有効な環境で「Call of Duty: WWII」を実行するとセンターディスプレイに何も映らなくなる
- 「Dota 2」をVulkanモードで実行するとゲーム内のアイテムスロット表示がおかしくなる
- マザーボード上に搭載されるPLX Technology(現Avago Technologies)製チップを経由したマルチGPU構成を行うと「DPC watchdog violation」エラーがランダムに発生する
- 「Deus Ex] Mankind Divided」をDirectX 12モードで実行すると,セーブデータの読み出し後,ほどなくゲームアプリケーションがクラッシュすることがある
- WindowsからHDRを有効化すると,非HDRなビデオの再生時にビデオの表示がおかしくなったりちらついたりする(※回避するには当該ビデオの前にWindowsからHDRを無効化することが推奨されている)
- 「Dead by Daylight」でFreeStyleが機能しない
- Windows 8&7環境でG-SYNCが有効な場合,ゲームの終了後にG-SYNCが解除されず,デスクトップでスタッター(stutter,カクつき)が生じる
- 関連タイトル:
GeForce Driver
- 関連タイトル:
ザ クルー2
- 関連タイトル:
State of Decay 2
- この記事のURL:
キーワード
Copyright(C)2011 NVIDIA Corporation