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「Call of Duty: Black Ops III」最適化版グラフィックスドライバ「GeForce 358.87 Driver」が公開
統合されるソフトウェアのバージョンはGeForce Experienceが2.5.14.54,「HD Audio Driver」が1.3.34.4,「PhysX System Software」が9.15.0428,「CUDA」が7.5,(Quadro用ディスプレイユーティリティである)「NView」が146.78。Release 358世代の第1弾となった「GeForce 358.59 Driver」から,GeForce ExperienceとHD Audio Driverにマイナーアップデートが入っている。
すぐに入手したい人は下に示したリンクをどうぞ。
→64bit版Windows 10用GeForce 358.87 Driver(289MB)
→32bit版Windows 10用GeForce 358.87 Driver(227MB)
→64bit版Windows 8.x・7・Vista用GeForce 358.87 Driver(286MB)
→32bit版Windows 8.x・7・Vista用GeForce 358.87 Driver(226MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 358.87 Driver(289MB)
→ノートPC向けの32bit版Windows 10用GeForce 358.87 Driver(227MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7・Vista用GeForce 358.87 Driver(286MB)
→ノートPC向けの32bit版Windows 8.x・7・Vista用GeForce 358.87 Driver(226MB)
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
GeForce.comおよび英文リリースノートの内容は例によって本稿の最後にまとめたが,Call of Duty: Black Ops IIIへの最適化以外では,これまでWindows 10環境においてOculus SDKなどから利用できなかったDirect Modeに,GameWorks VRが対応したというのが,いわゆる仮想現実(VR)系の開発者にとってはトピックとなりそうだ。また,Windows 10環境に向けたバグ修正が相応に入っているのも見どころといえそうである。総じて,Call of Duty: Black Ops IIIをPCでプレイする気満々という人以外にも広く勧められそうなリリースと言えるのではなかろうか。
ただし,ドライバのアップデート作業は自己責任となるので,その点だけはあらかじめご了承を。
## 以下,GeForce.comの関連記事および英文リリースノートまとめ ##
●GeForce 358.87 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 700〜400シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜400Mシリーズ
●GeForce 358.87 Driverにおける性能向上
- リリースノートに記載なし
●GeForce 358.87 Driverの新要素
・GameWorks VRの拡張
- Windows 10環境で,QueueをパスするVR Directの新規サポート追加
・SLIの拡張
- 「Act of Aggression」「NBA 2K16」「StarCraft II: Wings of Liberty」「Sword Coast Legends」「Triad Wars」のDirectX 11モードに向けたSLIプロファイルの追加(※StarCraft II: Wings of Livertyには「x64 EXE added to original profile」,Triad Warsには「DirectX 11 SLI updated to fix UI corruption」という注釈あり。前者はよく分からないが,後者はユーザーインタフェースの表示がおかしい問題に対処が入ったという理解でいいようだ)
・3D Visionの拡張
- 「Call of Duty: Black Ops III(Not recommended)」用プロファイルの追加または更新
※タイトル名の後ろにある( )書きはレーティング
●GeForce 358.87 Driverで解決した問題(Windows 10)
- β版GeForce Experienceが導入済みだと,グラフィックスメモリのオーバークロックを行えない問題(※どのバージョンのGeForce Experienceかは明らかになっていない。原文は「[GeForce Experience] Unable to overclock GPU memory with GFE Beta installed.」)
- 「MS Hybrid」からSHIELDデバイスへ「Diablo III」のGame Streamingを行うと,エラーコード「8004000c」とともにストリーミングが突然終了することのある問題(※MS Hybridが何を指すのかは分からない。文脈からするに,そういう名前のPCが世界中のどこかにあるのかもしれないが……。原文は「[GeForce Experience] After Diablo III is game streamed from MS Hybrid to Shield for some time, streaming ends abruptly with error code 8004000c.」)
- 「Ashes of the Singularity」のDirectX 12モードをフルスクリーンで実行し,かつMFAAを有効化していると,TDR(Timeout Detection and Recovery)が発生し,アプリケーションがクラッシュする問題
- GM200コア採用のGPUを搭載する環境にGeForce 358.50 Driverを導入すると,G-SYNC有効時に複数のアプリケーションで性能の低下が見られる問題
- GeForce GTX 950のSLI構成時に,G-SYNCを有効化して「Assassin's Creed IV: Black Flag」を実行すると,ゲームの起動時にシステムがハングする問題
- SLI構成時にDSR(Dynamic Super Resolution」を有効化のうえ「TOMB RAIDER」を実行すると,ゲームアプリケーションがクラッシュする問題
- G-SYNCのウインドウモードを有効化し,かつVsyncを無効化のうえ,ボーダーレスウインドウモードに切り替えると,強烈なスタッター(=カクつき)が発生する問題
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× 2のTiled Display(※DisplayPort 1.2 MSTで接続するタイプのディスプレイ)を縦置きで並べたマルチディスプレイ環境の設定を(NVIDIAコントロールパネルから)行うとき,NVIDIAコントロールパネルの解像度変更ページで指定した解像度が,PhysXページでは現在の解像度として選択済みにならない問題
●GeForce 358.87 Driverで解決した問題(Windows 8.x・7・Vista)
- GM200コア採用のGPUを搭載する環境にGeForce 358.50 Driverを導入すると,G-SYNC有効時に複数のアプリケーションで性能の低下が見られる問題
- 関連タイトル:
GeForce Driver
- 関連タイトル:
Call of Duty: Black Ops III
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