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Windows 7への本格対応始まる。β版Windows 7専用の「GeForce Driver 181.71 Beta」が公開
NVIDIAは,この181.71 Betaドライバを,「Microsoftが近日発表するオペレーティング・システム用にNVIDIAドライバーの通常更新が開始されたことを示すもの」(※日本語版リリースより原文ママ)と位置づけている。いよいよ,Windows 7に向けたグラフィックスドライバの最適化が本格的に始まったというわけだ。
対応製品は,GeForce 6以降のデスクトップPC向け単体GPU並びにグラフィックス機能統合型チップセット。Windows 7のβテスターで,GeForceを利用している人は,下に示したリンクから入手してほしい。
→32bit版Windows 7用GeForce Driver 181.71 Beta(94.6MB)
→64bit版Windows 7用GeForce Driver 181.71 Beta(110MB)
→NVIDIA日本語サイト内のWindows 7用ドライバ特設ページ
GeForce Driver 181.71 Betaは,Windows 7でサポートされる「WDDM 1.1」(Windows Display Driver Model 1.1)に対応しているのが大きな特徴だ。GeForce 6/7世代のGPUやグラフィックス機能統合型チップセットを搭載する環境へはWDDM 1.0対応ドライバが,GeForce 8以降(=DirectX 10世代の)GPUやグラフィックス機能統合型チップセットを搭載する環境ではWDDM 1.1対応ドライバが,それぞれインストールされることになる。
なお,リリースノートが公開されていないため,今回はリリースハイライトからの引用となるが,現時点で,Windows 7において下記のサポートを実現しているという。
- Direct3D,Direct2D,DirectWrite
- CUDA
- NVIDIA PhysX(※PhysX System Software 9.09.0203同梱)
- NVIDIA SLI(※DirectX 9/10およびOpenGLアプリケーション上)
そもそも,OS自体がβテスト中である以上,この時点でドライバのデキうんぬんを語っても意味がないが,こうして,対外的に発表できるレベルにまでWindows 7用GeForce Driverの完成度が上がってきたことは,相応に意味があるといえそうだ。そう遠い将来でもないと見込まれるWindows 7のリリースに向けて,順調に最適化が進んでいくのを期待したい。
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