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  • 発表日:2003/10/23
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公式最新β兼WHQL候補版ドライバ「GeForce Driver 182.05」が公開に。「F.E.A.R.2」など複数のタイトルでパフォーマンスが向上
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印刷2009/02/12 10:39

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公式最新β兼WHQL候補版ドライバ「GeForce Driver 182.05」が公開に。「F.E.A.R.2」など複数のタイトルでパフォーマンスが向上

 Release 182世代初となる公式β版グラフィックスドライバで,WHQL候補と位置づけられる「GeForce Driver 182.05 Beta」が,NVIDIAから北米時間2009年2月10日に公開された。
 対応GPUはGeForce 6以降のデスクトップPC向け単体製品およびグラフィックス機能統合型チップセットとなっており,同日,単体公開もなされた最新版のPhysXソフトウェア,「PhysX System Software 9.09.0203」を統合している。
 入手したい人は,下に示したリンクからどうぞ。

Windows XP用GeForce Driver 182.05 Beta(98.7MB)
32bit版Windows Vista用GeForce Driver 182.05 Beta(95.9MB)
64bit版Windows Vista用GeForce Driver 182.05 Beta(112MB)

 WHQL候補ということで,遅かれ早かれ正式版へ昇格するのではないかと思われるGeForce Driver 182.05 Betaだが,NVIDIAはこれを,「F.E.A.R.2: Project Origin」(以下,F.E.A.R.2)へ最適化したバージョンと位置づけている。リリースハイライトによれば,従来の公式最新版である「GeForce Driver 181.22」と比べた場合に,F.E.A.R.2を含む数タイトルで,下記のとおりパフォーマンスの向上が確認されているという。
 ちなみに,日本語版のリリースハイライトでは,なぜか主格が未公開の“Release 182.03 WHQL”になっているが,NVIDIAの本社サイトや英国サイトでは182.05なので,これは単なるタイプミスだと思われる。

●GeForce Driver 182.05におけるパフォーマンス向上
(※比較対象はGeForce Driver 181.22)
  • アンチエイリアシングを適用した高解像度設定時に「Fallout 3」で最大8%
  • 「F.E.A.R.2: Project Origin」で最大10%
  • アンチエイリアシングを適用した高解像度設定時に「Half-Life 2」で最大9%
  • アンチエイリアシングを適用した高解像度設定時に「Left 4 Dead」で最大11%
  • アンチエイリアシングを適用した高解像度設定時に「Race Driver: GRID」で最大10%

 また,少なくとも現時点においてゲーマーに直接の影響はないが,本β版とGeForce 8以降のGPUとの組み合わせにおいてOpenGL 3.0のフルサポートがアナウンスされた点もトピックといえるだろう。2009年1月30日の記事でお伝えしているとおり,NVIDIAは開発者向けサポートサイトで,OpenGL 3.0のフルサポートを実現したグラフィックスドライバの提供を2008年末から始めているが,一般ユーザー向けに発表されたのは,今回のGeForce Driver 182.05 Betaが初めてになる。

 このほか,恒例のバグフィックスは下記のとおり。全項目を日本語化してみたので,興味のある人は参考にしてほしい。

●GeForce Driver 182.05 Betaで解決した問題(Windows XP)
  • GeForce GTX 200搭載環境で「Left 4 Dead」をプレイすると,ゲームが引っかかるような症状が出る(※と思われる。原文は「hitching occurs during gameplay」)問題
  • 「Grand Theft Auto IV」で,「Out of Video Memory」という問題が発生し,ゲームがクラッシュする問題

●GeForce Driver 182.05 Betaで解決した問題(32bit版Windows Vista)
  • GeForce GTX 280/260搭載環境で「The Lord of the Rings Online」(※Shadows of Angmarのことだと思われるが詳細不明。場合によっては,拡張パック「Mines of Moria」限定の可能性もある)をプレイすると,影の領域の表示がおかしくなる問題

●GeForce Driver 182.05 Betaで解決した問題(64bit版Windows Vista)
  • GeForce GTX 280/260搭載環境で「The Lord of the Rings Online」(※Shadows of Angmarのことだと思われるが詳細不明。場合によっては,拡張パック「Mines of Moria」限定の可能性もある)をプレイすると,影の領域の表示がおかしくなる問題
  • GeForce GTX 295/260搭載環境で「Fallout 3」をプレイすると,「first level」(※原文ママ)でゲームがクラッシュする問題
  • GeForce GTX 200シリーズのNVIDIA SLI構成時に,1920×1200ドット,4xアンチエイリアシング,グラフィックス設定「High」で「Crysis」のベンチマークモードを実行すると,樹木がちらついて見える問題

 以上,F.E.A.R.2への最適化が謳われていることもあって,今回のアップデートは徹頭徹尾ゲーマー向け,といっていいだろう。WHQL認証の取得が終わるのを待つのも確かに一計ではあるが,NVIDIAは公式β版ドライバの導入を推奨する立場を取っているので,今回名前の挙がっているタイトルをプレイしている人や,これからプレイする予定がある人なら,ひとまず導入するのがが正解ではなかろうか。

 なお,冒頭で紹介した最新版のPhysX System Softwareだが,リリースハイライトを見る限り,英語版以外のOSでインストールに失敗する問題が(前回のアップデートに引き続き)修正されているに留まっているようである。GeForce Driver 182.05を導入するなら,単体版を別途入手する必要はないが,念のため,リンクは下に示しておきたい。

Windows XPおよび32/64bit版Windows Vista用PhysX System Software 9.09.0203(39.2MB)
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