「Half-Life 3」プロジェクトの完全放棄という噂をValveの幹部が否定

　Valveの脚本家を務めるMarc Raidlaw氏が，ユーザーとのメールのやり取りで，「Half-Life 3」プロジェクトの完全放棄という噂を否定した。そのやりとりの様子が，投稿サイトRedditにて公開されている。

　これは，先日ファンの間で囁かれた「Valveが，Half-Life 3のプロジェクトを完全放棄した」という噂を打ち消すためにRaidlaw氏がコメントしたもので，「噂を流したValve内の情報提供者という人物が，本物かどうかは誰にも分からない」と述べている。
　また，このやりとりの中で，「脚本ができているのなら，小説やコミックくらい出せば良いのに」という質問に対してRaidlaw氏は，「ストーリーは，ゲームを最大限に生かすことを念頭に作っており，ゲームから簡単に切り離せるものではない」とコメントしている。

2008年に流出したHalf-Life 3の画像その1。City 17からの脱出後，ゴードンとアリックスの2人が極地で立ち尽くしている様子

2008年に流出したHalf-Life 3の画像その2。父のベストを忘れ形見のように着ているアリックス

　 Raidlaw氏が脚本の完成に関する質問内容をまったく否定していないところを見ると，Half-Life 3の脚本は完成に近い形で仕上がっているのかもしれない。問題は，開発が進展しているのかどうかであるが，「Steam」で大きな成功をしている現在，ValveがHalf-Life 3のリリースを焦る必要はそれほどないだろう。
　同作のリリースを待ちわびているファンとしては，「Steam Machine」が正式に発売される2015年11月か，「SteamVR」のリリースが予定されている2016年第1四半期あたりに，何らかの発表があることに期待したい。

ハーフライフ 2

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