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発売されないまま6年めのクリスマスを迎える「Half-Life 2: Episode Three」は,今どの時空をさまよっているのか
Valve「Half-Life 2」公式サイト
Valveの開発者向けサイト「Valve Developer Community」には,その名も「Valve Time」というページが用意されており,Valveが発表した日付(Valve Time)と現実の日付がいかに離れているのかがリストアップされている。例えば「Half-Life 2」の発売はValve Timeで2003年9月30日だが,現実時間は2004年11月16日,「Left 4 Dead」の発売はValve Timeでは2008年初めだったが,現実時間は2008年11月18日,さらに,Valve TimeのShortly(すぐ)の意味するのが約6か月後だったなど,見ているとなかなかタメになる。
そこにはまた,「Half-Life 2: Episode Three」の項目もあり,現実時間は「Coincident with the Rapture」(ラプチャーと一致)となっているのだが,すみません,どういう意味なのかさっぱり分かりません。
さらに,もともと寡作なメーカーとはいえ,Valveがゲーム開発を停止したという話ももちろん聞かず,それどころか「SteamOS」「Steam Machine」など,PCゲームの根幹に迫る大きな発表を続けている。したがって,だったら早く出してよというのがファンの正直な声だろう。
もっとも,最近はその声もだいぶ小さくなってしまったようで,2012年4月にValveのCEOであるゲイブ・ニューウェル氏が新作タイトルについて語ったときも(関連記事),ファンの反応は「またまたー」という感じで非常に冷静だった。
発表から約7年半。前作「Half-Life 2: Episode Two」から6年。そもそも,前作までの話をすっかり忘れてしまった,という人も少なくないだろう。かくいう筆者もそうで,群れをなして襲ってくるストライダー軍団を,「マグヌッセンデバイス」でバッタバッタと倒したような気はするものの,ボリアレス号とかノバ・プロスペクトとかがなんだったのか,なかなか思い出せない。
1997年に制作が発表され,その14年後にリリースされた「Duke Nukem Forever」にはさすがにおよばないものの,G-Manのようにおぼろな姿になりつつある「Half-Life 2: Episode Three」。あのまま幻にしておけばよかったのに,というタイトルもあることだし,こうなった以上,好きなだけ時間をかけて,いいものを作ってもらいたい。というか,出るのかしら。
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