「FFXI」8月の規約違反者処分発表,ハンターは低レベル帯中心に?
スクウェア・エニックスは,現在サービス中のMMORPG「ファイナル ファンタジーXI」で8月度の規約違反者処分の内容と,スペシャルタスクチームレポートを発表した。
8月の強制退会処分者は約6570アカウント。約390アカウントでの会員資格一時停止が行われた。ギルの凍結は26億ギルである。処分の内訳は以下の通り。
・不正な方法でキャラクターを移動させていた 8月27日(月) 約120件
・特定のエリアやノートリアスモンスターが出現する地点で,不正な方法により実際には不可能なタイミングでアビリティなどを使用していた 8月23日(木) 約70件
・不正な方法で自動的に特定の行動を繰り返していた 7月26日(水) 約420件 8月2日(木) 約260件 8月9日(木) 約400件 8月23日(木) 約1300件
・ギルやアイテムの現金による売買に関与していた 8月27日(月) 約440件
・集団によるエリアの占拠やモンスターの占有行為を行っていた 7月26日(木) 約970件 8月9日(木) 約1760件 8月23日(木) 約220件
・RMTのための合成・競売所の利用 8月27日(月) 約1000件
目立つのは,「RMTのための合成・競売所の利用」が挙げられている点だろう。ゲーム内の経済関係とも結びついた部分に,メスが入れられた。
また,子連れ(?)で延々とパワーレベリングしている集団が多く目撃されているようだが,レベルアップ自体は規約違反ではないので,現状では黙認されている。「集団によるエリアの占拠やモンスターの占有行為を行っていた」に引っかからない範囲であれば,処分されることはないようだ。それらがまた高レベル帯の狩り場を荒らし回ることがあるのかもしれないが,おそらく早期からキャラクターがチェックされていれば,監視はむしろ容易であり,怪しい動きを見せれば即処分が行われることになるだろう。FFXIではキャラの養育にかかる労力は半端ではないので,それに見合わないということになれば,自然と消滅していくと思われる。
問題なのは,昨今のハンター集中処分で,高レベル帯の稼ぎのいい場所で荒稼ぎをしていたハンターが一掃されたものの,そういったプレイヤーが新たに作り直したキャラで,今度は低レベル帯で稼ぎのいい場所に集中しているといった状況が出ていることである。 これはむしろ監視がしやすくなっているともいえるのだが,なにぶん低レベルなので,キャラを削除してもすぐに代わりのキャラが現れてしまう。RMTなどの規約違反行為があれば,即座にキャラは削除されるだろうが,それは事後でしか行えないという制限がある。ハンター側が使い捨てのキャラだと割り切っていれば,商売後に削除されてもまったく問題はないわけだ。ある意味,末期的な状態である。 STTでは,ゲームに影響の少ない範囲でシステム的な変更を行う可能性を示唆している。低レベル帯で稼ぎのよい場所が減るとか,低レベルでは大量のギルを保有できないなどの制限が加わるのかもしれない。ただ,このような方策は,いたちごっこになりがちなのは明白で,こうなると,RMT利用者を潰していくことが,より効果的な解決法となることは容易に想像できるだろう。FFXIのRMT対策もかなり大詰めとなってきた感じである。(aueki)
■スペシャルタスクチームレポート URL:http://www.playonline.com/pcd/topics/ff11/detail/2222/detail.html
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