イベント
映画「ソニック × シャドウ TOKYO MISSION」公開迫る。さらに大きなスケールで描かれるソニック達とシャドウ,そしてエッグマンの戦い!
2022年公開の「ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ」のラストシーン,その姿を現した黒いハリネズミ“シャドウ・ザ・ヘッジホッグ”がスーパーヴィランとして登場し,ソニック達と対峙する。
配給元の東宝ピクチャーズで行われた試写会に参加してきたので,最新作について筆者の感想をお伝えしたい。
もちろん,事前の公開情報と前作までの内容以外のネタバレはナシだ。
「ソニック × シャドウ TOKYO MISSION」公式サイト
前作ではナックルズを引き連れて,地球に帰還した“エッグマン”ことドクター・ロボトニック。ソニックはマスターエメラルドの力を得てその野望を打ち砕き,ナックルズと和解すると,そこにテイルスも加えた“チーム・ソニック”として,グリーンヒルズで平和に暮らしていた。
軍事組織「GUN(Guardian Units of Nations)」が管理する東京湾上の「監獄島」に幽閉されていたシャドウが長い眠りから覚め,東京・渋谷でGUNの部隊を相手に暴れていた。GUNの要請で渋谷の街にやってきたチーム・ソニックだったが,究極生命体シャドウの圧倒的な力により叩きのめされてしまう……。
そんなプロローグから幕を開ける本作だが,最も注目すべきポイントはやはりシャドウの存在だ。
原作のゲームでは,エッグマンの祖父であるプロフェッサー・ジェラルド・ロボトニックの「プロジェクトシャドウ」によって生み出され,プリズンアイランドで50年間のコールドスリープからエッグマンによって目覚めさせられる。こうした設定の一部をうまく導入し,映画ならではのシャドウの目覚めを描いている。
シャドウの悲しい過去やその性格も,原作のイメージを損なうことなく描写されている。スケートで滑るように高速で走る姿や,カオス・コントロールと思われる力を使った瞬間移動を絡めた戦闘シーンも大きな見どころだろう。
予告編で明らかにされているとおり,エッグマンの祖父,Prof.ジェラルドも登場する。エッグマンと瓜二つという設定に合わせて,ジム・キャリーさんが一人二役を担当。詳細は割愛するが,一人二役になったことでその怪演ぶりが前作以上に冴えわたっていた。
孫と祖父は似ているようで似ていないところも多く,どちらもコミカルなようでいて狂気が見え隠れする。そんな複雑なキャラクターを見事に演じ分けている。
映画シリーズも3作目とあって,ソニック達やエッグマン,親友のトム・ワカウスキー夫妻といった,これまでの登場キャラクターの関係性を深く描く必要がないため,シャドウを中心とする新作の物語がより濃密に描かれている。
前2作は比較的落ち着いたシーンで,要所に隠されたソニックの小ネタを探す余裕もあったが,最新作は終始スピード感と緊張感の高いシーンの連続だ。正直なところ,小ネタを気にする余裕はほとんどなかったことをお知らせしておきたい。
それでも,仲間や家族との絆はしっかりと描かれている。その描写はソニックやトム達の関係はもちろん,エッグマンや助手のエージェント・ストーン,シャドウ,そしてProf.ジェラルドまでも及び,物語の深みを感じられるはずだ。まさか,あのエッグマンに泣かされるとは思ってもいなかった……。
今回は吹替版を鑑賞したが,おなじみのキャストが揃っている。ソニック役の中川大志さんの演技はさらに磨きがかかり,ほかのキャラクターを演じるプロの声優にも引けを取らない。
シャドウの英語音声はキアヌ・リーブスさんが演じている。その日本語吹替にキアヌさんの役を演じることが多い森川智之さんを起用しているのも,よく“分かっている”キャスティングだろう。ゲームでは遊佐浩二さんがシャドウ役を担当しているが,声質が似ているうえに演技もゲームのそれに寄せている印象だ。
前2作と同様,ソニックシリーズを知っているほどに盛り上がれる演出が要所に散りばめられているが,とくにバックに流れるサウンドに耳を傾けてほしい。指示語ばかりで恐縮だが,あのシーンであの曲が流れてきたときには,ソニックファンとして涙が止められなかった。
もちろん,ソニックシリーズを知らなくても楽しめる内容ではあるが,物語は前2作と完全につながっている。劇場に足を運ぶ予定の人は,事前にシリーズ作品を観て,登場キャラクターの背景や関係性を予習しておこう。
12月20日に公開された北米では,3日間で興行収入6200万ドル(約97億円)を達成し,一部のメディアでは4作目の製作決定が報じられている。最新作でも劇中のどこかで,“次への布石”を見られるかもしれない。
ともあれ,年末年始はソニックとシャドウの激突を大いに楽しんでほしい。
映画「ソニック × シャドウ TOKYO MISSION」,米国で先行公開。公開から3日間で,興行収入95億円超えの大ヒットを記録
東和ピクチャーズは本日(2024年12月23日),セガの人気キャラクター「ソニック」を題材にした映画「ソニック × シャドウ TOKYO MISSION」の米国興行収入レポートを公開した。日本よりも1週間早い12月20日に北米で公開され,3日間で興行収入6200万ドル(約97億円)という大ヒットスタートとなった。
「ソニック × シャドウ TOKYO MISSION」公式サイト
- 関連タイトル:
ソニック × シャドウ ジェネレーションズ
- 関連タイトル:
ソニック × シャドウ ジェネレーションズ
- 関連タイトル:
ソニック × シャドウ ジェネレーションズ
- 関連タイトル:
ソニック × シャドウ ジェネレーションズ
- 関連タイトル:
ソニック × シャドウ ジェネレーションズ
- 関連タイトル:
ソニック × シャドウ ジェネレーションズ
- この記事のURL:
キーワード
(C)SEGA
(C)SEGA
(C)SEGA
(C)SEGA
(C)SEGA
(C)SEGA