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日本のアニメスタジオ運営を題材にしたボードゲーム「Jisogi: Anime Studio Tycoon」,クラウドファンディングをKickstarterで実施中
「Jisogi: Anime Studio Tycoon Board Game」クラウドファンディングについて
支援コースは,ゲーム本体とすべてのストレッチゴールを含む「Founder Pledge」(9000円)や,ゲーム本体に「Art Patron」をセットした「Founder + Art Patron Pledge」(1万2000円)などが用意されている。発送時期は2025年6月を予定しているとのこと。
本作はいわゆる「ワーカープレイスメント」系のゲームになる。プレイヤーは,「作画」「執筆」「外注請負」「調査」といった仕事に,アーティストやライター,ディレクターなどスタッフを配置し,脚本のパーツや作画トークン,お金といったリソースを受け取り,アニメを制作する。
スタッフに関しては,最初に与えられているのは業界に疲れた「Dead-Inside」のみとなる。フレッシュなスタッフである「Genki」を雇い効率を上げられるが,当然ながらその分コストも増えてしまう。
見どころは,実在するアニメ業界人からインスパイアを受けたスタッフが登場する点や,現実のアニメを彷彿とさせる複数のトレンドカードがゲーム内に収録されている点が挙げられる。
特に興味深いのは,15×3種の脚本パーツが用意される点だ。これらには「ファンタジー」「アクション」「SF」「ホラー」といった属性が設定されている。そして,アクションの中には「スーパーヒーロー」「格闘大会」といったプロットが存在し,パーツを組み合わせると,「スチームパンクもの」で,「異星人の船が墜落して生存者たちがやってきた」が,「実はすべてバーチャルリアリティーの世界だった」と,それっぽい話が完成してしまう点が面白い。
先述したとおり,すでにクラウドファンディングは支援額を達成しており,現在はストレッチゴールに挑んでいる最中だ。締切までしばらく時間があるので,興味のある人は支援を検討するのもいいだろう。
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