サウジアラビアの政府系ファンドPIFが，任天堂をはじめとした日本のゲーム会社の株式買い増しを検討。共同通信が伝える

　共同通信は2024年10月5日，サウジアラビアの政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド」（以下，PIF）が，任天堂をはじめとした日本のゲーム会社の株式の買い増しを検討していると伝えた。
　PIF傘下のSavvy Games Groupの副会長を務めるHis Royal Highness (HRH) Prince Faisal bin Bandar bin Sultan Al Saud（フェサール王子）が共同通信のインタビューで語ったという。

フェサール王子

　2023年2月の大量保有報告書によると，PIFは任天堂株の8.58％を保有している大株主で，ほかにもカプコンやネクソン，NCSOFT，Take-Two，Activision，Electronic Artsなどに投資している。Savvy Gamesはゲーム開発やパブリッシングのほか，eスポーツイベントの制作や放送といった事業を手がける企業だ。

　4Gamerは，6月にSavvy Games GroupのCEOであるBrian Ward氏とフェサール王子へのインタビュー記事を掲載している。また，フェサール王子には9月の東京ゲームショウでも話を聞いているので，そちらも読んでほしい。

任天堂株などの買い増しを検討 − サウジアラビア政府系ファンド（共同通信公式Xアカウント）