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G-STARの20周年は,韓国を代表するゲーム会社が勢揃い。シブサワ・コウ氏やパルワールドの溝部氏も登壇
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印刷2024/09/25 17:00

イベント

G-STARの20周年は,韓国を代表するゲーム会社が勢揃い。シブサワ・コウ氏やパルワールドの溝部氏も登壇

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 韓国最大のゲームショーである「G-STAR 2024」の開幕日が近づく中,ゲーム会社の出展発表が次々と伝えられている。とくに今年はG-STAR20周年を迎える記念の年で,これまで以上に盛大に行われるだろう。

 G-STAR 2024は,2024年11月14日から17日までの4日間開催される。本館のBTC(一般来場者向け)イベントや第2展示場のBTB(業界関係者向け)イベント,コンベンションホールで行われるカンファレンスなどが,ショウを彩るが,ほかにも屋外イベントやインディーショーケースなど,様々なゲーム関連イベントが開催される。

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BTC展示のホールマップ
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 さてそんなG-STARは,20年前の開催以降,毎年成長を続けてきている。COVIDパンデミックが明けた2022年には約18万人が会場を訪れ,翌年2023年には,約19万7000人の来場者を集めた。記念すべき「G-STAR 2024」は,より多くの来場者が会場を訪れると予想されている。

「G-STAR 2023」の様子
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「G-STAR 2024」公式サイト



Nexonが,7年ぶりにG-STARのメインスポンサーに


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 今回はメインスポンサーは,Nexonに決定した。今年30周年を迎えたNexonは,自社の最新作を次々とグローバルマーケットに投入し,全方位でユーザー攻略に取り組んでいる。ドイツのgamescom,日本の東京ゲームショウなどにも参加しているが,締めの自国イベントでフィナーレを飾るわけだ。

 そんなNexonはG-STAR 2024で,最大規模のブースを使って新作を公開する予定だ。それだけでなく,BTBエリアや屋外にも自社ブースを設け,業界関係者はもちろん,一般ユーザー対策も抜かりがない。現時点では,発売を控えた「The First Berserker: Khazan」PC / PS5 / Xbox Series X|S)と「SUPERVIVE」(原題:Project Loki)などの出展が見込まれている。

 「The First Berserker: Khazan」は,Dungeon&Fighter Universeの最初の作品であり,ハードコアRPGの新しい姿を見せてくれるであろう新作だ。各種ゲームショウでゲームプレイとゲーム性が公開され,ユーザーの期待を受けた状態で本格的な情報公開に踏み切ると思われる。

※「Dungeon&Fighter」の日本名は「アラド戦記」。DNFなどとも書かれる。

「The First Berserker: Khazan」
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 ネクソンは本日(2024年6月26日),同社が日本・韓国でのパブリッシングを担当するPC向け新作タイトル「Project Loki」の正式名称を「SUPERVIVE」に決定したことを発表した。これに合わせて,実際のプレイテストで撮影された映像を含む新たなトレイラーも公開された。

[2024/06/26 11:52]


「inZOI」と「Dark and Darker Mobile」を前面に押し出すKRAFTON


 KRAFTONも,先だって発表した新作を引っさげて来るだろうと言われている。すでに「Dark and Darker Mobile」と「inZOI」などを公開して注目は集めてあるので,G-STARのタイミングで本格的にユーザーにアピールし,ローンチへのプロセスへと至る可能性が大きい。

 とくに「inZOI」は,新しい世代の人生シミュレーションゲームのありようを示すKRAFTONの新作で,gamescom期間中に公開された体験版「Character Studio」は,わずかの期間だったにもかかわらず,10万個以上の創作物が作られるなど,期待作としての要素を兼ね備えている。

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Lionheart Studioも,新作4本を抱えて単独出展


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 「オーディン:ヴァルハラ・ライジング」iOS / Android / PC)のLionheart Studioも,G-STAR 2024への参加を決定した。単独で参加する今回のG-STARでは,自社の開発プロジェクトをすべて披露する計画だ。

 現在,Lionheart Studioで開発中の新作は,「VALHALLA SURVIVAL」「PROJECT C(仮称)」「PROJECT Q(仮称)」「PROJECT S(仮称)」があるが,それらのデモ版を展示する模様。

 新作の4本は,それぞれジャンルがまったく違うのが特徴だ。ハクスラの魅力とローグライクの特徴を併せ持つ「VALHALLA SURVIVAL」は,今回初めてデモ版が公開される。育成シミュレーションである「PROJECT C」,MMORPGの「PROJECT Q」,ルートシューターである「PROJECT S」なども,具体的なゲームシステムなどが提示されるようだ。

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 Lionheart Studioは2024年6月14日,新作「VALHALLA SURVIVAL(ヴァルハラサバイバル)」インゲームショットを公開した。今回に公開されたインゲーム画面では,魅力的なキャラクターたちや迫力溢れる戦闘シーンを,Unreal Engine 5によるハイクオリティなグラフィックスで確認できる。

[2024/06/17 10:36]


Pearl Abyssは,ついに「紅の砂漠」を出展


 Pearl Abyssは,先んじてグローバル市場で公開した最新作,「紅の砂漠」を出展する可能性が高い。gamescomでプレイ映像が紹介されて話題となったが,今回おそらく韓国でもユーザーに公開され,本格的なローンチスケジュールも見えてくるものと思われる。

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 Pearl Abyssは本日(2024年9月13日),新作タイトル「紅の砂漠」について,ゲーム序盤の約50分間を収録した最新ゲームプレイ映像を公開した。今回のゲームプレイ映像では,灰色たてがみ団の団長「クリフ」が,離れ離れになった仲間たちを探して戦う姿が収録されている。

[2024/09/13 00:29]


HYBE IM,新作ラインナップとともにG-STAR 2024 BTC参加確定


 本格的なゲーム事業展開を今年発表したHYBE IMも,G-STAR 2024に参加する。BTCエリアで,HYBE IMの代表的な作品をそのままユーザーに伝えるようだ。
 今年「星になれ ヴェーダの騎士たち」を市場に投入したHYBE IMは,現在準備中の「ダンジョン・ストーカーズ」をはじめ,様々な作品をお披露目する予定のようだ。
 そのうちスタジオHGが開発した「ダンジョン・ストーカーズ」は,最近グローバルテストを終え,アーリーアクセスのための最終作業中だ。

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 「ダンジョン・ストーカーズ」は,ダンジョンクローラー型エクストラクションRPGで,2024年内のリリースが予定されている。そんな本作を開発するStudio HGのチーフプロデューサーであるHan Dae Hoon氏と,HYBEのPC コンソールビジネスチームリーダーのKim Wonmo氏に,ゲームの特徴について聞いた。

[2024/09/17 08:00]


Netmarble,Webzen,GRAVITYなど,韓国を代表するゲーム会社も参加


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 相次ぐ新作発表で慌ただしい1年を過ごしたNetmarbleも,新作とともに参加する。昨年のNetmarbleは「Demis Re:Born」PC / スマートフォン)と「RF ONLINE NEXT」PC / iOS / Android「七つの大罪 Origin」PC / PS5/ iOS / Android)をG-STARで公開し,2024年末の発売を予告した。
 今回のG-STARでは,既報の作品と共にSeven Knights Re:Birthなどの新作が展示されることが予想されている。

 Webzenは,最近までテストを行っていたMMORPGの新作「The Song of Dragon Hunter」と一緒に,新作サブカルチャーゲーム「Terbis(テルビス)」iOS / Android)の告知に乗り出すと予想される。
 「Terbis」は,2024年8月のコミケに企業ブースとして参加し,注目を浴びた作品だ。昨年のG-STARに出展して韓国ユーザーには先んじて紹介されていたが,今年下半期の発売に合わせ,ローンチまでのスケジューリングが始まるようだ。

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 Webzenは,新作タイトル「Project S」の正式名称が「The Song of Dragon Hunter」に決定したことを発表した。リリース時期は未定で,スマホとPCがサポートされる。本作は,暖かみのあるグラフィックスを盛り込んだ“童話風MMORPG”を謳うタイトル。プレイヤーは破壊された村の再建を目指すべく,冒険に繰り出す。

[2024/08/14 13:46]

 GRAVITYは「千年の旅」iOS / Android)をはじめ,「RAGNAROK」の最新作である「THE RAGNAROK」iOS / Android)と関連タイトルの告知に注力することが予想される。ほかにも様々な新作ラインアップを持っているので,もしかしたらG-STAR会場にはもっとたくさんの展示がされるかもしれない。


G-STARに初参加のSteamを筆頭に,グローバルゲーム会社の出展


 今回のG-STAR 2024では,Steamと協力してインディーショーケースが行われるのも大きな特徴だ。第2展示場に位置する「G-STARインディーズショーケース2.0:ギャラクシー」には,多彩で特徴のあるインディーゲームが多く出展され,来場者を楽しませてくれる。

 Steamと一緒に行う今回のインディーゲームイベントでは,Steam Deckの体験ゾーンも用意される。来場者が,Steam Deckを触って斬新なインディーゲームを直接体験できるようにするようだ。このイベントはG-STAR組織委員会とValveが共同で運営し,Steam Deckの公式代理店であるKOMODO社が体験ゾーンを担当する。

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 このほか,eスポーツ業界などで目立つ活動を続けている,サウジアラビアのエンタメメガプロジェクトであるQiddiya(キディヤ)もブースを構える。具体的な展示コンテンツはまだ紹介されていないが,現在サウジアラビアで進行中の様々なゲームおよびeスポーツ事業に関連した内容が展示されるものと予想される。

 また,中国のゲーム会社Gryph Frontierも,BTCブースを構えて自社の新作を紹介する。今年初めに正式発売された「エクスアストリス」と一緒に発売を予告した,「アークナイツ」の最新作「アークナイツ:エンドフィールド」PC / PS5 / iOS / Android)などがお披露目されるようだ。


G-CONなどの様々なイベントも盛りだくさん


 ゲーム会社による出展だけでなく,様々なサイドイベントも来場者を楽しませてくれる。

 記念すべき年なので,もちろん20周年記念イベントが開催される。ユーザーと一緒に20周年を思い出す特別イベント「君の20年を思い出して」と,G-STARの歴史および未来を扱った特別空間「G-STAR歴史館」を構成するなど,オンライン/オフラインともに参加できるイベントが開催される。

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 グローバルゲームカンファレンス「G-CON 2024」は,合計3つのトラックで42のセッションが行われる。日本からの著名人という意味では,コーエーテクモゲームスの襟川陽一氏,スクウェア・エニックスの取締役である北瀬佳範氏,同じくスクウェア・エニックスのディレクター,浜口直樹氏のキーノートセッションが行われる。
 もう一つのキーノートセッションでは,Neople代表のユン・ミョンジン氏と,アニメーター・イラストレーターの米山 舞氏のキーノートも行われる。ほかにもさまざまな会社の代表や開発者が登壇し,G-CONのセッションが埋められている。

 一般セッションでは,現在大人気の「アストロボット」の開発会社であるTeam ASOBIのスタジオディレクターであるニコラ・ドゥセ氏が登壇,また,コーエーテクモゲームスのTeam NINJAで「Wo Long: Fallen Dynasty」を担当した山際眞晃氏,「GRANBLUE FANTASY: Relink」の福原哲也氏,セガのシニアバイスプレジデントであるJustin Scarpone氏などが登壇する予定だ。

 また,グローバルのサブカルチャー市場で大きな人気を博している「ブルーアーカイブ」のNexon Games総括PDキム・ヨンハ氏や,いろいろな意味で今年一番の話題作である「パルワールド」の開発元である,ポケットペアCEOの溝部拓郎氏も登壇する。G-CONのスピーカー陣も,見逃せない布陣になっているといえるだろう。(著者:キム・ジマンザン・ヨングォン

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「G-STAR 2024」公式サイト

「G-CON 2024」講演者リスト


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