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[TGS 2019]「日本ゲーム大賞 2019」,アマチュア部門の大賞が「ORBITS(オービッツ)」に決定
大賞に選ばれたのは,OVERWORKS(HAL 東京)が制作したアクションパズル「ORBITS(オービッツ)」だ。
本作は,同心円上を公転する3色の☆を,内側に寄せたり,外にはじいたりして合体させ,白い☆を完成させるアクションパズルゲームだ。さまざまな特性を持ったギミックが戦略性を高めながら,シンプルな操作で誰もが簡単にプレイできる,という点が評価された。賞の授与にあたりKADOKAWAの千木良章氏は「ぜひ多くの人にプレイしてみてほしい作品」と述べている。
「日本ゲーム大賞」公式サイト
ORBITS(オービッツ)
制作者:OVERWORKS(HAL 東京)
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(会長:早川英樹、略称:CESA)では、「日本ゲーム大賞2019 アマチュア部門」の受賞 10 作品の中から「ORBITS(オービッツ)」(制作者:OVERWORKS、HAL 東京)をアマチュア部門の『大賞』に決定しました。「☆」をテーマとした今年のアマチュア部門は、史上最多の 553 作品の応募があり、一次審査で 93 作品、二次審査で 14 作品、そして最終審査にて 10 作品が受賞しました。
本日、発表授賞式が執り行われ、受賞作品の各賞を発表。「ORBITS(オービッツ)」制作者の OVERWORKS へ、アマチュア部門『大賞』の トロフィーと副賞として、50 万円が授与されました。ほか、各賞は以下の通りです。
「日本ゲーム大賞 2019 アマチュア部門」各賞一覧 (優秀賞・佳作:カナ 50 音順)
※略称(プラットフォーム):PC: パソコン
■大賞作品 「ORBITS(オービッツ)」(制作者:OVERWORKS、HAL 東京)
【作品紹介】
同心円上を公転する3色の☆を、内側に寄せたり、外にはじいて全て合体させ、白い☆を完成させるアクションパズルゲーム。油断して、内側や外側の仕切りの無い部分から☆が飛び出してしまうとゲームオーバーに。「寄せる・離す」だけの簡単操作ながら、☆と同色の壁はすり抜けたり、同色の☆同士が衝突すると逆回転するなど、様々な特性を持ったギミックが戦略性を高め、クリアした時の爽快感は格別。そして、徐々に難易度が上がるステージと、丁寧なチュートリアル要素。世界観にあったグラフィックや SE、BGM などを含め、完成度の高い作品です。
【審査員コメント】
テーマである☆をゲームデザインにうまく落とし込み、独創的なジャンルとしてゲームを構築できていました。☆を「寄せる」「離す」のシンプルな操作で誰しも簡単にプレイでき、難易度のバリエーションを多く、そして分かりやすくゲームへ落とし込めていました。数ある応募作品の中で完成度も非常に高く、ゲームの進行にあわせたチュートリアル要素、ステージが進むことで登場する新しいパズル的要素の登場が、段階的に上手く配置されたデザインだと思います。使用されているサウンドとあいまって高い没入感を生んでいました。ステージを通して同じ BGM を途切れさすことなく流す工夫も良かったと思います。審査時間とは別にプレイを楽しみたい、そんな気持ちにさせる楽しさです。
バンダイナムコエンターテインメント 下元 学
ゲームを触れてわずかの時間で「あ、これはおもしろい!」と感じた作品でした。基本ルールは「複数の同心円上を周回軌道で移動する3色の☆を、一斉に“内側”か“外側”の周回軌道に移動させて合体させる」というだけのものなのですが、内側や外側の仕切りのない部分に飛び出してしまうとゲームオーバー。さらに軌道上に通行止めの壁のあるステージや、せっかく合体した☆が分離してしまう壁があるステージがあり、単純なルールながら、非常に「楽しく悩める」作品であると感じました。「これ、どこで移動させればいいんだろう……」と悩みに悩んだ末に、「あ、ここか!」と気づいた時の快感はなかなかのものです。また、左右のスティックを内側に倒す、外側に倒すといった直感的な操作、シンプルながら世界観にあったグラフィックや SE など、ゲーム全体の統一感も評価すべき点だと感じました。受賞おめでとうございます。ぜひ多くの人にプレイしてみてほしい作品だと思います。
KADOKAWA 千木良 章
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