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「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズのGSC Game World,公式サイトをリニューアルオープン。新作タイトルの開発もスタートか
GSC Game World公式サイト
2001年に設立されたGSC Game Worldは,「Cossacks」シリーズなど,主に歴史モノのRTSを作っていたが,2007年にリリースしたFPS「S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl」が大ヒットしたことでトップメーカーの1つに数えられるようになり,2008年には「S.T.A.L.K.E.R.: Clear Sky」を,そして2009年には「S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat」と順調にリリースした。プレイしたという人も少なくないと思うが,雲行きが怪しくなってきたのは2010年にアナウンスされた「S.T.A.L.K.E.R. 2」からで,2011年になってもほとんど情報が出てこず,その代わりにスタジオ閉鎖の噂が流れるようになってきた。GSC Game Worldは「存続に最善を尽くす」とし,2012年の段階でも「S.T.A.L.K.E.R. 2」の開発を続けていると発表しているが(関連記事),このへんの情報は錯綜しており,実際は2011年末にスタジオは閉鎖され,「S.T.A.L.K.E.R. 2」はキャンセルされたようだ。
その後,スタッフの多くはVostok Gamesに移って「Survarium」の開発を始めたり,また4A Gamesで「メトロ」シリーズを制作したりすることになる。
Gamesindustry.bizが,GSC Game Worldのオリジナルメンバーで,スポークスマン役も務めるValentine Yeltyshev氏に対して行ったインタビューによれば,新作タイトルは25歳から40歳ぐらいまでのGSC Game Worldファンを対象としたもので,Free-to-Playではない,昔ながらの作品になる予定とのこと。
Yeltyshev氏はまた,現段階では開発スタッフも十分であり,新たに人を雇う予定はないとも話しているが,スタジオの実体についてあまり詳しい説明はない。
リニューアルオープンされた公式サイトには,これまでGSC Game Worldが手掛けた作品の概要のほか,同社の歴史などが書かれているので,興味のある人はチェックしておこう。果たして新作は本当に作られるのか,続報に期待したい。
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