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Atariの新家庭用ゲーム機「Atari 7800+」の予約受付がスタート。当時のカートリッジが使え,HDMI出力にも対応する互換機
Atari7800+は,1980年代のゲーム機「Atari 7800」の互換機だ。大きさはオリジナルの80%ほどとなる22.8cm(W)×16.5cm(D)×5.8cm(H)ながら,Rockchipの3128 SoCが使われており,Atari2600とAtari 7800,2021年にスタートした「Atari XP」レーベルのカートリッジをそのまま使える。
本体にHDMI出力端子を持ち,ワイドスクリーン及び4:3表示が可能だ。Atari 7800用ソフト「Bentley Bear's Crystal Quest」と,ヨーロッパでリリースされたコントローラを再現した「CX78+ WIRELESS GAMEPAD」が同梱される。
また,199.95ドル(約2万9000円)の「Atari 7800+ CONTROLLER MEGA BUNDLE」では,上記に加えて「CX30+ Paddle Controllers」2個と「CX40+ Joystick」,延長ケーブルが付属する。
新たなカートリッジとしてAtari 7800用の「Asteroids Deluxe」「Bounty Bob Strikes Back」「Berzerk」「Frenzy」「Space Duel」,Atari 7800及びAtari 2600用の「Caverns of Mars」「Epyx Game Collection」「M Network Collection」「RealSports Collection」が,それぞれ29.99ドル(約4300円)で発売される。こちらも発送時期は2024年冬とのこと。
復刻ゲーム機はここしばらく静かなブームとなっているが,AtariはAtari2600+やAtari7800+といった,当時のカートリッジを使える「Atari+」シリーズを展開している。互換機自体は今や珍しくないが,このAtari+シリーズでは,Atari公式だからできるオリジナルのゲーム機を再現したデザインと当時のカートリッジを使えるというところがポイントだろう。
Atariは「FUTURISTIC SINCE FOREVER(永遠に未来的)」というコピーを掲げているが,Atari7800のデザインには確かに未来的な魅力が漂っている。Atari2600+でもAtari7800のカートリッジは動くのだが,ファンとしては両方を揃えて並べたくなるわけで,Atari好きなら必携のアイテムといえそうだ。
「Atari 7800+」公式サイト
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