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ホリ,左手用キーパッド「タクティカルアサルトコマンダー」の設定ソフトをアップデート。スティックでの斜め移動がようやく可能に
ホリは,AppleのApp StoreおよびGoogleのGoogle Play Storeで公開しているTAC用設定ソフト「HORI Device Manager SPF-030」をアップデートして,TACをPCで使用する場合に生じていたアナログスティックの斜め入力が事実上使い物にならないという深刻な不具合が解消されたのである。
HORI,PS5にも対応する左手用キーパッド「タクティカルアサルトコマンダー」を2022年11月に発売
2022年10月19日,ホリは,PCおよびPS5/4用の左手用キーパッド「タクティカルアサルトコマンダー メカニカルキーパッド
TACをPCで使用する場合は,底面にあるハードウェア切替スイッチを「KBD」に設定したうえでPCにつなぐ必要がある。ところが従来のTAC用設定ソフトは,1つの入力に1つのキー入力しか割り当てられなかったため,アナログスティックの斜め入力に対して,[W+A]キーのような斜め移動の操作を割り当てられなかったのだ。
そのため,発売直後からこれまでは,ハードウェア切替スイッチを「PS5」に設定してPCにつないだうえで,PS5向けの設定でキー入力を割り当てる※というトリッキーな方法でしか,アナログスティックをまともに扱えなかった。
※ゲームによっては,「JoyToKey」のようなゲームパッドの操作にキー入力を割り当てるソフトを併用する必要もあった。
アップデートされたTAC用設定ソフトを確認したところ,アナログスティックの斜め入力だけは,2つのキーの同時押し操作を割り当てられるようになっていて,[W+A]や[↓+→]といった操作を行えるようになった。これでようやく,本来あるべき方法でTACをPCで使えるようになったわけだ。
なお,アナログスティックの斜め入力以外は,これまでどおり1つのキー入力しか割り当てることはできない。また「KBD」設定では,TACのアナログスティックでアナログ入力はできないなど,「もったいないな」と思う仕様はまだまだ多い。マクロ機能もないので,そうした機能を求めるユーザーには適さないが,逆に言えばハードウェアチートと見なされる可能性も低そうだ。
本来であれば,斜め入力でキーの同時押しができない状態で製品を発売するほうが異常であり,「グッドジョブ!」とは言いたくないが,PCで実用できるようになったことは歓迎したい。TACを買ったはいいが,PCでまともに使えないので押し入れに放り込んでいた人は,アップデートされたTAC用設定ソフトを試してみるといいだろう。
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