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[TGS2022]PCエンジン互換機「Retron GX」がお披露目に。販売スケジュールは未定だが鋭意開発中
「RetroN GX」は,アメリカのHyperkinが開発中のPCエンジン/TurboGrafx-16互換機だ。達成電器は,PowerAやSparkFoxといったサードパーティ製ゲームパッドの内部基板を製造する中国・Dashine Electronics傘下のハードウェアメーカーで,Hyperkinの製品が同グループの基板を採用していることから,今回の出展に至ったらしい。
PCエンジン用ソフトに対応した互換機は,サイバーガジェットの「レトロフリーク」やAnalogueの「Analogue Duo」などがあるものの,北米でヒットしなかったプラットフォームであるためか,Hyperkinは手を出していなかった。Hyperkinが2014年に発売した「RetroN 5」は,5種類のスロットを搭載して9種類のプラットフォームに対応する幅の広さを売りにしていたが,それでもPCエンジン/TurboGrafx-16は対応外だったくらいだ。
満を持しての登場となるHyperkin製PCエンジン/TurboGrafx-16互換機は,USB端子による給電とHDMIによる映像・音声の出力を備え,コントローラは実機と同じミニDIN-8端子と,USB接続の一般的なゲームパッドに対応する。
販売時期は2023年内の想定だが,開発チームが実機の再現性にこだわる傾向があるため,詳細は未定で,想定価格も今のところないとのこと。国内販売代理店も,これから探すという。
なお,参考までに,Atari 2600互換機の「RetroN 77」は79.99ドル。メガドライブ/Sega Genesis互換機の「MegaRetroN」は59.99ドル。ゲームボーイ/ゲームボーイカラー/ゲームボーイアドバンス互換機の「RetroN Sq」は89.99ドルとなっている。
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