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    印刷2022/09/17 09:00

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    [TGS2022]MSYが理想のゲーム環境作りをサポート。ゲーマー向け周辺機器のレンタルサービスもスタート

     東京ゲームショウ2022の会場をブラつくと,ゲーマー向けの製品やサービスが,ずいぶん日常に広がっていると感じる。2018年あたりまでは,まだゲーマー向け製品は珍しいものだったが,今では周辺機器はもちろん,ゲーマー向けチェア以外の家具も登場しており,今後もさらにその領域は拡大しそうだ。
     その理由としてはさまざまな要因が考えられる。たとえば,eスポーツの盛り上がりやゲーム実況配信者の増加,新型コロナウイルス感染症によって,家で過ごす時間が増えたことも関係しているだろう。ともあれ,3年ぶりのオフライン開催となった東京ゲームショウ2022では,そうした傾向が分かりやすく現れている。

     といった前提を踏まえて,Razer製品などの取り扱いで名高いMSYが発表したゲーマー向け周辺機器のレンタルサービス「DeviceMe」と,理想のゲーム部屋を構築するサポートサービス「BASE GRAPHT」を見ていこう。

    MSYブース。黄色いでっかいコンテナが目印だ
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    MSYの代表取締役社長である秋山昌也氏
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     MSYの歴史を簡単に振り返ると,2003年からゲーマー向け製品の取り扱いを開始して,2006年にはRazerの販売代理店になった。そして,2016年にTeam GRAPHTを発足して,プロゲーマーなどゲーム業界のインフルエンサーとファンの関係構築をサポートしている。そんな同社が新たに取り組むサービスが,DeviceMeとBASE GRAPHTで,ゲーマーが抱える問題の解決を目指すという。

    MSYの歴史
    画像集 No.003のサムネイル画像 / [TGS2022]MSYが理想のゲーム環境作りをサポート。ゲーマー向け周辺機器のレンタルサービスもスタート


    DeviceMe


     DeviceMeとは何かをざっくり言うと,ゲーマー向け周辺機器のレンタルサービスだ。マウスやキーボード,ヘッドセットなどを月額でレンタルでき,もしその製品が入ったなら,そのまま購入もできる。また,料金をずっと払い続ける必要はなく,支払った金額がレンタルしている製品の通常価格分に達した段階で,製品の所有権がユーザーに移行する仕組みを導入するそうだ。

    DeviceMeのサービス概要
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     4Gamer読者のほとんどが経験していると思うが,デバイス選びは難しいものだ。そもそも種類が豊富なので,どれを選べばいいのか分からないといった悩みや,実際に買ったはいいものの,肌に合わなかったという具合に,さまざまな課題がある。経験のないジャンルの製品を買う場合だけでなく,買い替えでも同様だ。
     MSYが行った調査でも同様の結果が出たそうで,MSYはゲーマーが抱えるこうした悩みを業界の課題として捉えているという。そこでDeviceMeの出番というわけだ。
     DeviceMeでは,購入する前に試せるので,実際に購入するときにも納得して手にできるというわけだ。

    製品購入に当たって初心者には初心者の,中上級者には中上級者の悩みがある
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    GRAPHT公式Twitterで,フォロワーに対して実施されたアンケート結果。3割を超える人が製品購入後に後悔したことがあるという
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    初心者では,価格面やどれをかったらいいかわからないという悩みが多い
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    中上級者では,やはり価格がネックになっているが,購入する前に自宅の環境で試したいという人が多いようだ
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     MSYは,2022年11月からDeviceMeのベータ版を開始して,2023年中に正式なサービスインを目指す。加えて,単純なレンタルサービスだけでなく,初心者に対して製品の設定を行う出張サービスや,製品選びを手助けするコンシェルジュサービスも展開する予定だ。
     どんな製品をレンタルできるのか気になるところだが,ベータ版の段階では,Razer製品を中心に提供するという。また,プロゲーマーやストリーマーがお勧めする製品をセットで用意するといった取り組みもあるそうだ。 一般的なスポーツでは,有名選手と同じ道具を使いたいというニーズはあったが,それがゲームにも広がってきたということだろう。

    プロゲーマーや配信者が推奨する製品セットを用意そうだ。当面はRazer製品に絞られそうだが最新製品も発売日からレンタルできるという
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    BASE GRAPHT


     一方のBASE GRAPHTは,理想のゲーム空間を作る手助けをするというものだ。たとえば,部屋の防音性が低くくてボイスチャットをしにくい,あるいは通信環境が悪くて満足にオンラインゲームができないなど,ゲームをプレイする環境に悩む人も多い。BASE GRAPHTは,吸音材や防音製品,性能の高いネットワーク製品を提案することで,部屋を大きく改造することなく問題を解決するという。

    GRAPHT公式Twitterアカウントでのアンケート結果。さまざまな課題があるなか,3位の「おしゃれにしたい」は今時のニーズといえる。ロマンは大事。楽しいは大事
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    大きく改造することなく自分の部屋を防音仕様にしたり,通信環境の改善を提案したりといった内容になる見込み
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     また,MSY自身が構築したゲーム部屋のレンタルも行う。2022年12月には,MSYの本社がある東京・下高井戸で,ゲーマー向け賃貸物件の入居者を募集する見通しだ。このゲーマー向け賃貸物件は,家具や家電が付属するだけではなく,PCゲーム用周辺機器の提供や,高速通信回線の費用が無料になるといった特徴を備える。
     テレワークが終わったら即ゲームしたい人もいれば,配信では部屋の映像も使う人もいるため,家具や家電,レイアウトは事前に双方で相談することになりそうだ。

    ゲーマー向け部屋の概要
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     MSYブースには,BASE GRAPHTを体験できるコンテナ型のゲーム部屋も用意されている。どんなものかと気になったのなら,ぜひ体験してみてほしい。TGS会場はさまざまなゲームの音が飛び交う空間だが,ゲーム部屋に入ると,それらが一切聞こえなくなる体験はなかなか良い。
     
    ゲーム部屋の内部
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    イメージしやすいように,ゲーマー向け製品が数多く置かれていた。写真中央にあるデスクトップPCスタンドは,参考出展の「GRAPHT PC Stand」だ。底面からの吸気効率をキープしつつ,LEDでライトアップする製品だという
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     部屋の内で爆音を出しても,外には漏れない。FPSでもギャルゲーでもやりたい放題になるのだ。現地で高垣楓さんの「こいかぜ」を大音量で流してその効果を確認したかった……(編注・取材日程の関係でそんな時間はなかったとのこと)。

    空調機器も目立たないように処理されている
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    部屋に入るとき,ドアの重さで防音性の高さがよくわかる。高密度の物体が詰まっている重さのドアなのだ
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     ゲームの実況配信はもとより,単にゲームをプレイするうえでも,何かと「音」は問題になりやすい。ナイスな展開に思わず声を出してしまい,隣人から壁ドンされたり,重低音を効かせてFPSをエンジョイしていたら,ドアにクレームの張り紙をされたり,片田舎の一軒家だからと,窓を開けて「ダイナマイト刑事」を大音量で遊んでいたらお隣さんから実母にお小言が入り,正座でお説教を賜るなど,トラブルはつきものだ。お気に入りのストリーマーが,近所からクレームを寄せられた経験を話していたことを思い出した人もいるだろう。実際,そういったトラブルは増加傾向にある。

     また,通信環境も,立地や建物の構造に影響され,高速回線を導入したくてもできないケースがある。特定の時間になると通信速度が激減するようなこともあり,ぞれぞれの事情もさまざまだ。そういったことを気にせず,ゲームに没頭してもらいたいというのが,BASE GRAPHTが目指すところと言えるだろう。

    MSYのGRAPHTブランド特設サイト

    MSY公式Webサイト

    4Gamerの東京ゲームショウ2022特設ページ

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