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次世代PSはZen 2世代CPUとNavi世代GPUを統合したプロセッサを採用? 米紙が独占記事を公開
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— PlayStation (@PlayStation) 2019年4月16日
それによると,開発中の次世代PSプラットフォームは,現行のPlayStation 4(以下,PS4)プラットフォームと互換性があり,AMDの次世代CPUコアである「Zen 2」マイクロアーキテクチャを採用する8基のCPUと,同じくAMDの次世代GPUコアである「Navi」をベースとしたカスタムGPUを組み合わせたプロセッサを採用し,8K解像度のグラフィックス表示やレイトレーシングにも対応するという。
またサウンド用として,3Dサウンド用のカスタムユニットもプロセッサに統合していると,Cerny氏は説明したそうだ。
そのほか,ストレージにはSSDを採用するとのことだが,PC用のSSDよりも広帯域な次世代PSプラットフォーム用の特別なものになるそうだ。Cerny氏は,次世代PSプラットフォームの開発機によるデモも行い,PS4用の「Spider-Man」(※Marvel’s Spider-Man)を用いて,PS4では読み出しに15秒かかっていた場面が,0.8秒で読み出し終わる様子を披露したとある。
一方で,光学ドライブは継続して搭載するそうで,ゲームはダウンロード配信だけでなく,ディスクメディアによる提供も,引き続き可能なようだ。
気になるのは,Googleの「Stadia」やMicrosoftの「Project xCloud」のように,次世代PSプラットフォームがゲームストリーミングサービス(クラウドゲームサービス)を前提としたものになるのかどうかである。Cerny氏は,この点について,PSプラットフォームがすでにゲームストリーミングサービス「PlayStation Now」を展開しているパイオニアであると主張したうえで,次世代プラットフォームの立ち上げに向けて,我々のビジョンを明確化していく」とだけ答えている。
SIEによる公式発表ではないとはいえ,事実上,次世代PSプラットフォームの姿が一部とはいえ明らかになったわけで,いよいよ次世代ゲームプラットフォームを巡る戦いは過熱していきそうだ。公式からの具体的な発表にも期待したい。
Wiredによる当該ポスト(英語)
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