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SSDを使ってHDDの体感性能を向上させるソフト「FuzeDrive」が,AMDだけでなくIntelプラットフォームにも対応
FuzeDriveとは,Enmotusという米国企業が開発したストレージ高速化ソリューションである。SSDとHDDのセットを単一のボリュームとしてOSから認識されるようにしたうえで,機械学習を利用してHDD上にあるデータの分類を行い,使用頻度の高いデータをSSD側に移動することで,ストレージアクセスの体感速度を向上させるというものだ。
Ryzen Desktop 2000シリーズとAMD X470チップセットの組み合わせで使えるストレージ技術「StoreMI
高速化用SSDとして,PCI Express
そんなFuzeDrive for Desktop PCsのラインナップは「FuzeDrive Standard」と「FuzeDrive Plus」の2製品で,両者は利用可能なSSD容量,FuzeDriveのキャッシュメモリとしてメインメモリ上に確保して用いる「FuzeRAM」の容量が異なっている。
具体的な違いは以下のとおりだ。
●FuzeDrive Standard
- 利用可能なSSD容量:最大256GB
- FuzeRAM容量:2GB
- 利用可能なHDD容量:最大16TB
- 適用できるボリューム:システムドライブ(Cドライブ),データドライブ(Dドライブ以降)
- 対応OS:Windows 10
- 価格:39.99ドル(税別)
●FuzeDrive Plus
- 利用可能なSSD容量:最大1TB
- FuzeRAM容量:4GB
- 利用可能なHDD容量:最大16TB
- 適用できるボリューム:システムドライブ(Cドライブ),データドライブ(Dドライブ以降)
- 対応OS:Windows 10
- 価格:59.99ドル(税別)
PC側の最小スペックは,Intelプラットフォームの場合,第6世代以降のCoreプロセッサとIntel 100/200/300/400シリーズチップセット,AMDプラットフォームの場合は,RyzenまたはRyzen Threadripperと,AMD 300シリーズおよびAMD X470チップセットとのこと。最小メインメモリ容量は6GB以上となっている。
4Gamerでは以前,FuzeDrive for Ryzenを試したことがあるが,その効果はかなり大きかった。それだけに,これがIntelプラットフォームでも利用できるとなれば,興味を持つ人は少なくないのではなかろうか。PCの体感性能を向上させる手段して,有望なソフトウェアの登場と言えそうだ。
「FuzeDrive for Ryzen」ミニレビュー。19.99ドルで買えるHDD高速化機能は,ゲームPCのデータ読み出しをどこまで高速化できるのか
EnmotusのFuzeDrive for Desktop PCs製品情報ページ(英語)
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