[CES 2016]VRゲーム業界の「オープン市場化」を目指す業界団体「ITA」が存在感をアピール
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4Gamerは,ちょうど1年前,International CES 2015のタイミングで,発足したばかりのITAでエクゼクティブディレクターを務めるNeil Schneider(ニール・シュナイダー)氏にインタビューをしているが(関連記事),あれから1年の間にHTC,Futuremark,Starbreeze Studios,Frostbyte,そしてPanasonicといった有名どころがメンバーとして加わり,業界団体としての存在感が高まってきている。
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興味深いのは,AMDのVRディレクターが意志決定機関のトップに立ったITAのイベントで,ITAのメンバーではないNVIDIAやIntelからもゲストスピーカーが登壇していたことだ。そこからは,業界が1つにまとまっていこうという機運をかなり強く感じることができた。
VR Councilの目的と,業界の今後
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また,それによってより良いアプリケ―ションやサービスを生み出し,消費者への浸透性を活発にすることによって,たとえば「バーチャルボーイ」や「DisneyQuest」といった一過性のVRブームとは異なる,永続的なビジネスに育てようといういうわけである。
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2016年はVRの年とよく言われているが,今回スピーカーとしてVR Fest Conferenceのパネルディスカッションに参加したNVIDIAは,Oculus VRの「Rift」が要求するスペック,具体的には「GeForce GTX 970」や「Radeon R9 290」以上のスペックは,全世界で1300万台ほどしかないという試算を示していた。
当然,この1300万台を持つユーザーが,全員Riftを買うわけではない。このうち,どれだけのユーザーがアーリーアダプター(early adopter)となって,599ドル(税別,実際に日本から購入すると,税,送料込みで9万4600円となる)という,控えめに言ってもかなりお高めなRiftを購入するかと,疑問も残る。それもあってVR Fest ConferenceではSchneider氏は「2017年が本当のVR元年になるかもしれない」とトーンダウンしている。
1990年代中期に勃興した3Dゲームのように新世代のグラフィックスメディアとなるか,立体視対応テレビのようになってしまうかは,向こう1~2年で見えてくるのではないかと思われ,それだけにITA,そしてVR Councilの活動は重要になりそうだ。
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VRが特定用途向けのニッチなデバイスで終わってしまうのか,もっと一般的な存在になるのか,いまの段階では分からないが,後者に向けた糸口をITA,そしてVR Councilがつかむことに期待したいところである。
ITA公式Webサイト
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