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[COMPUTEX]簡易液冷CPUクーラーをGPUクーラーに変えるアタッチメント。Corsairが今夏の発売を予告
HG10には,AMD製GPU「Radeon R9 290X」「Radeon R9 290」に対応した「HG10 A1 Edition」と,「GeForce GTX TITAN」「GeForce GTX 780 Ti」「GeForce GTX 780」「GeForce GTX 770」に対応する「HG10 N1 Edition」が用意される予定。いずれもリファレンスデザインのカードのみに対応し,リファレンスクーラーと比べて,GPU温度を最大50℃,電源部およびメモリチップの温度を最大25℃下げられるという。
発売はHG10 A1 Editionが先行し,少し遅れて2014年第3四半期中にHG10 N1 Editionが登場する見込みだ。「どちらが」という点に関する言及はなかったものの,Corsairのカントリーマネージャーである園部英生氏は,「夏には国内でも発売予定」と表現していた。
なお,当然のことながら,Corsair製の簡易液冷CPUクーラーは別売りだ。対応するHydro Seriesは「H110」「H105」「H100i」「H100」「H80i」「H80」「H75」「H60」「H55」とされているため,ラジエータ部の大きさで120mm長,240mm長,280mm長と,クーラーの規模はよりどりみどりということになる。
GPUに非常に高い負荷がかかる「FurMark」を実行してもらったところ(左)。「空冷だと90℃台後半になるところが,HG10を使えば70℃台半ばに収まる」(Corsair)とのことだったが,果たしてそのとおりになっていた(右) |
グラフィックスカードのGPUクーラー交換はメーカー保証外の行為であり,外した時点でカードメーカーおよび販売代理店のサポートは受けられなくなる。その点が大きなハードルとして残るものの,Corsairでは独自に何らかのサポートプログラムを用意できないかも検討中とのことなので,続報に期待したいところだ。
Corsair公式Webサイト
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