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[E3 2016]ハイエンドXbox One「Project Scorpio」が2017年の年末商戦に発売!
統合するGPUコアの理論演算性能値が6 TFLOPSに達するという“モンスター”は,2017年の年末商戦に,現行Xbox Oneとの100%互換で発売予定となっている。
6 TFLOPSというのはどのくらいの性能なのか。Radeon RX 400シリーズとして6月29日以降に発売予定となっているAMDの次世代GPUマクロアーキテクチャ「Polaris」(ポラリス)だと,理論演算性能値としての単精度浮動小数点演算性能はAMDいわく「5 TFLOPS以上」。つまりProject ScorpioのGPUポテンシャルは,少なくともPolarisを下回るものではないということになる。
ちなみに,オリジナルXbox OneのGPUコアが持つ論理演算性能は1.31 TFLOPSなので,それと比べるとざっくり4.5倍以上の性能を持つ計算だ。
搭載するメモリチップの帯域幅が320GB/sに達するとされる点にも注目したい。オリジナルXbox Oneの場合,スクラッチパッドメモリとしてのeSRAMと,メインメモリとしてのDDR3 SDRAMを採用し,後者の帯域幅は約68GB/sだったので,こちらは約4.7倍。やはり圧倒的にスペックが向上している。
ちょっと気になるのは,この320GB/sというスペックが,「GeForce GTX 1080」のGDDR5Xと同じということだ。Microsoftはまだ何も述べていないが,Project ScorpioでMicrosoftはメモリ周りの設計を大幅に変更している可能性もあるだろう。
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