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[E3 2013]SCEA,「PlayStation 4」の実機を披露。直線的なデザインの外観と明らかになったスペックを総まとめ
電源ボタンと,Blu-ray&DVD読み出しに対応した光学ドライブのディスク取り出しボタンを,ブロックとブロックの隙間に置いたり,通気孔を本体の背面に集約させたりして,平面と直線からなる,すっきりとした筐体デザインを実現したとのことである。
その形状は,正面から見ると長方形に近く,側面から見ると平行四辺形に近いシルエットで,直線的なラインが強調されている。縦置き時は,見る角度によっては,細長い2本の柱が並んで立つような印象にもなる。
搭載されるカスタムAPUが,「Jaguar」(ジャガーもしくはジャギュア)アーキテクチャをベースとしたCPUコア8基と,「Graphics Core Next」アーキテクチャをベースに,シェーダプロセッサ数1152基,演算ユニット「Compute Unit」数にして18基からなるGPUコアを統合したものであるというのは,4Gamerでも何度となくお伝えしてきている(関連記事1,関連記事2)。ただ,HDD容量や光学ドライブの仕様,有線&無線LANコントローラの概要が明らかになったのは,今回が初めてだ。PlayStation 3時代と同様,ストレージデバイスはユーザー側で換装できるようになっているという。
なお,別記事でもお伝えしているとおり,北米市場における価格は399ドル。これに,入力系の機能を拡張するカメラ「PlayStation Camera」――PlayStation 4の発表直後は「PlayStation 4 Eye」と呼ばれていた――は含まれない。
DUALSHOCK 4のスペックと,付属するヘッドセットの形状も明らかに
標準で付属するワイヤレスゲームパッド,「DUALSHOCK 4」。そのスペックも明らかとなった。
サイズは約162(W)×98(D)×52(H)mm(※突起部除く)で,重量は約210gになる予定だ。「DUALSHOCK 3」の同160(W)×97(D)×55(H)mm,192gと比べると,若干大きく,重くなっているわけだが,その理由はおそらく,見て分かるとおりのものだ。DUALSHOCK 4では,本体中央奥側にタッチパッド,その手前にモノラルスピーカー,本体奥側側面に「ライトバー」,そして,本体手前側側面にモノラルヘッドセット接続端子を新たに用意してきているので,これがサイズ増,重量増の主因となっているのだろう。
タッチパッドは,静電容量式で2点マルチタッチに対応し,クリック機構を持つことが明らかになった。ヘッドセットの接続仕様がXbox 360とほぼ同じになったというのも大きなニュースである。
また,充電用のUSB端子が,DUALSHOCK 3のUSB Mini-Bから,Androidスマートフォンなどでお馴染みのUSB Micro-Bに変わったのも,地味に重要なポイントと言えそうだ。ちなみに内蔵のリチウムイオン充電池はDC3.7V 1000mAhという仕様になっている。
6軸(3軸ジャイロ,3軸加速度)センサーを搭載することそれ自体はDUAL
というわけで,ゲーム機としてのスペックはひととおり明らかになったと見ていいのではなかろうか。E3 2013中,実機に触れる機会が得られたら,またあらためてレポートしたい。
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