ゲーマー向けスマホ「REDMAGIC 8S Pro」の予約受付が始まる。最大3.36GHz駆動の高クロック版Snapdragon 8 Gen 2を採用

　2023年8月9日，Fastlane Japanは，Nubia Technology製ゲーマー向け新型スマートフォン「REDMAGIC 8S Pro」を8月18日に国内発売すると発表した。2023年2月に発売となった「REDMAGIC 8 Pro」の上位モデルで，搭載SoC（System-on-a-Chip）に，高クロック版「Snapdragon 8 Gen 2」を採用するのに加えて，冷却機構も刷新することで，性能向上を実現したという。


　メインメモリ容量と内蔵ストレージ容量，筐体デザインが異なる2製品をラインナップする。REDMAGIC日本公式サイトで予約の受付を開始しており，税込価格は以下のとおり。なお，事前予約で本体価格が割引となるほか，REDMAGIC公式サイトでメールアドレスを搭載するともらえる1500円引きクーポンも合わせて使用できるとのことだ。

• Midnight：メインメモリ12GB，内蔵ストレージ容量256GB，11万3800円（キャンペーン価格：11万300円）
• Aurora：メインメモリ16GB，内蔵ストレージ容量512GB，13万9800円（キャンペーン価格：13万6300円）

Midnight

Aurora

　既存のREDMAGIC 8 Proに搭載するSnapdragon 8 Gen 2は，最大3.2GHz駆動なのに対して，REDMAGIC 8S ProのSnapdragon 8 Gen 2は，最大3.36駆動と，若干だがクロックアップしている。Fastlane Japanによると，これにより，CPU性能が5％，GPU性能が5.7％向上したという。

　また，新たな冷却機構の「ICE 12.0」では，高い熱伝導率のジェルを採用するだけでなく，大型のベイパーチャンバーを採用した。ベイパーチャンバーは，プロセッサに接触する部分を2層とすることで，冷却性能を高めており，既存製品と比べて，ゲームプレイ時のCPU温度が2℃低下したそうだ。REDMAGICシリーズでは定番である小型空冷ファンもそのまま搭載する。

　ディスプレイは，REDMAGIC 8 Proと共通で，サイズが約6.8インチサイズ，解像度1116×2480ドット，アスペクト比20：9，最大リフレッシュレート120Hzの有機ELパネルだ。ディスプレイ内部にフロントカメラを埋め込むことで，カメラが目立ちにくい「Under Display Camera」技術を採用する点も変わらない。

　そのほかにも，右側面の左右端に備える感圧式タッチセンサー「Shoulder Trigger」や，4極3.5mmミニピンヘッドセット端子といった特徴も継承しているそうだ。

表　REDMAGIC 8S Proの主なスペック

メーカー	Nubia Technology
OS	Android 13
ディスプレイパネル	6.8インチ有機EL，解像度1116×2480ドット，アスペクト比20：9，最大リフレッシュレート120Hz
プロセッサ	Qualcomm製「Snapdragon 8 Gen 2」 ・CPUコア：Kryo（最大3.36GHz） ・GPUコア：Adreno
メインメモリ容量	12GB，16GB
ストレージ	256GB，512GB
アウトカメラ	3眼式 ・標準：約5000万画素，F1.88 ・広角：約800万画素，F2.2 ・マクロ：約200万画素，F2.4
インカメラ	約1600万画素，F2.0
対応5Gバンド	未公開
対応LTEバンド	未公開
対応3Gバンド	未公開
無線LAN対応	Wi-Fi 7
Bluetooth対応	Bluetooth 5.3
バッテリー容量	6000mAh（3000mAh＋3000mAh）
連続待受時間	未公開
連続通話時間	未公開
USBポート	USB Type-C
公称本体サイズ	76.35（W）×163.98（D）×9.47（H）mm
公称本体重量	約228g
本体カラー	Midnight，Aurora

REDMAGIC日本語公式Webサイト