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任天堂,株主向け「第76期 報告書」を公開。任天堂IPのさらなる活用にも言及
ニンテンドー3DSに関しては,「どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー」が全世界で304万本,「ポケモン超不思議のダンジョン」が同じく全世界で122万本を販売。サードパーティ製のタイトルも含め,ソフトウェアは4852万本を販売したとのこと。なお,ハードウェアの販売台数は679万台だ。
ちなみに前期(2014年4月1日〜2015年3月31日)は,それぞれ6274万本,873万台を記録していた。これについて任天堂は,「プラットフォーム全体を活性化させる大型タイトルがなかった」と説明している。
Wii Uでは,「Splatoon(スプラトゥーン)」は全世界で427万本,「スーパーマリオメーカー」は全世界で352万本を販売。これらを含めたソフトウェアの販売本数は2736万本で,ハードウェアの販売台数は326万台となっている。ちなみに,前期は2440万本,338万台を販売。ソフトウェアに関しては,上記2タイトルのヒットが大きかったと言えるだろう。
ニンテンドー3DSおよびWii Uで使用できるamiiboは好調で,フィギュア型は約2470万体,カード型は約2890万枚を販売したとのこと。また,ニンテンドー3DSやWii U用の追加コンテンツなどの販売は伸びており,ダウンロード売上高は合計で439億円に達したそうだ。
そして今期より,連結販売実績に「スマートデバイス・IP関連収入等」という項目が追加され,57億円の売上が記載されている。
合計売上高は5044億円で,うち3689億円(73.1%)は海外売上高。ちなみに,前期の合計売上高は5497億円で,海外売上高は4147億円(75.4%)となっていた。
このほか任天堂は,「Miitomo」(iOS / Android)に続くスマートデバイス向けアプリを継続投入して収益の柱として育てていくほか,「My Nintendo(マイニンテンドー)」の充実もはかり,スマートデバイスビジネスとゲーム専用機ビジネスの相乗効果を狙っていくとのこと。また,任天堂IPを活用し,テーマパークのアトラクションや,映像コンテンツ,キャラクターグッズなどの展開を通じ,「お客様の日常的な生活空間の中で任天堂IPを目にする機会を増やす」方針であるそうだ。
任天堂「第76期 報告書」
2015年度ゲーム業界各社決算まとめ(その1)
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