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新しい「iPhone 13」シリーズが9月24日に発売。上位モデルの「iPhone 13 Pro」では120Hz表示対応ディスプレイを搭載
いずれも9月24日の発売を予定しており,9月17日に予約受付を開始する。国内の通信事業者ではNTTドコモ,KDDI,ソフトバンク,楽天モバイルが取り扱う。なお,国内向けiPhone 13シリーズは,5Gで使う周波数帯のうちSub-6のみに対応しており,ミリ波での通信はできない。製品ラインナップと税込の直販価格は以下のとおり。
●iPhone 13
ストレージ容量128GBモデル:9万8800円
ストレージ容量256GBモデル:11万800円
ストレージ容量512GBモデル:13万4800円
●iPhone 13 mini
ストレージ容量128GBモデル:8万6800円
ストレージ容量256GBモデル:9万8800円
ストレージ容量512GBモデル:12万2800円
●iPhone 13 Pro
ストレージ容量128GBモデル:12万2800円
ストレージ容量256GBモデル:13万4800円
ストレージ容量512GBモデル:15万8800円
ストレージ容量1TBモデル:18万2800円
●iPhone 13 Pro Max
ストレージ容量128GBモデル:13万4800円
ストレージ容量256GBモデル:14万6800円
ストレージ容量512GBモデル:17万800円
ストレージ容量1TBモデル:19万4800円
iPhone 13シリーズは,既存の「iPhone 12」シリーズと同じく,Appleが「Super Retina XDR」と呼ぶ有機ELパネルを採用する。ディスプレイサイズや解像度は以下のとおりで,iPhone 12シリーズと同じだ。
- iPhone 13:約6.1インチ,1170×2532ドット
- iPhone 13 Mini:約5.4インチ,1080×2340ドット
- iPhone 13 Pro:約6.1インチ,1170×2532ドット
- iPhone 13 Pro Max:約6.7インチ,1284×2778ドット
一方で,インカメラやセンサー類をまとめたノッチ部分は,iPhone 12と比べて小さくなっており,多少だが画面表示を邪魔しにくくなっている。
また,iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxでは,ディスプレイのリフレッシュレートを最大120Hzで表示する「ProMotion Technology」を採用したのが特徴だ。この機能は,もともとiPadに搭載していたもので,ゲームや写真など表示するコンテンツに合わせて,リフレッシュレートを10〜120Hzの間で自動的に最適化するという。画面をスクロールするときに,瞬間的にリフレッシュレートを上げるといった調整も行われているそうだ。必要なときにだけリフレッシュレートを上げることで,高リフレッシュレート表示により電力消費が増えることも抑えられるという理屈である。
iPhone 13シリーズが搭載するA15 Bionicは,2基の高性能コアと4基の高効率コアを組み合わせたCPUに,GPUコアやAI処理用のNeural Engineなどを統合するSoCである。他社製のスマートフォン向けSoC(※具体名は明らかになっていない)と比べて,最大で50%高速であるというのがAppleの主張だ。なお,iPhone 13とiPhone 13 miniでは,GPUコアを4基搭載するのに対して,iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxは5基となっている。GPUコア数の違いが,グラフィックス性能やゲームの描画性能にどれだけ影響があるかは分からないものの,スペックを気にするのならiPhone 13 Proシリーズを選択したほうがよさそうだ。
アウトカメラは,iPhone 13とiPhone 13 miniが標準(広角)と超広角という2眼式,iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxが,標準と超広角,望遠の3眼構成となる。このうち,iPhone 13とiPhone 13 miniの標準カメラは,上位モデルが備えていた「センサーシフト」方式の手ブレ補正機能を搭載したのが特徴となる。
一方のiPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxは,超広角カメラでのマクロ撮影に対応したのがポイントだ。最短2cmまで被写体に寄って撮影できる。また,LiDAR(レーザーセンサー)を活用することで,標準と超広角,望遠のすべてで夜景撮影用のナイトモードが利用可能になったという。
また,カメラ機能では動画撮影用の「Cinematic mode」が見どころとなる。Cinematic modeは,主にピントの調整を行う機能だ。たとえば,画角を固定したうえで,ピントを合わせる位置を変えられる「ピント送り」が可能になったという。さらに,撮影した動画に対して,後処理工程でピントを変更できる。また,A15 Bionicの処理性能を生かして,被写体が顔を向けた方向へ自動でピントを合わせるといった機能も備えているという。
このほかの特徴として,iPhone 13シリーズでは,内蔵バッテリーの容量を増やしたほか,省電力な部材を採用したことで,バッテリー駆動時間が大幅に向上した。iPhone 12 シリーズと比べて,iPhone 13とiPhone 13 Pro Maxは最大で約2.5時間,iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Miniは約1.5時間ほどバッテリー駆動時間が延びたという。
メーカー | Apple |
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OS | iOS 15 |
ディスプレイパネル | iPhone 13:6.1インチ有機EL,解像度1170×2532ドット,コントラスト比200万:1,HDR対応 iPhone 13 mini:5.4インチ有機EL,解像度1080×2340ドット,コントラスト比200万:1,HDR対応 |
プロセッサ | Apple A15 Bionic |
メインメモリ容量 | 未公開 |
ストレージ | 128GB,256GB,512GB |
アウトカメラ | 2眼式 ・標準:約1200万画素,26mm(35mm換算,以下同),F値1.6,センサーシフト式光学式手振れ補正 ・超広角:約1200万画素,13mm,F値2.4,視野角120度 |
インカメラ | 約1200万画素,F2.2 |
対応5Gバンド | Band 1/2/3/5/7/8/12/20/25/28/29/ |
対応LTEバンド | Band 1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/14/17/18/19/20/ |
対応3Gバンド | UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA Band 850/ |
無線LAN対応 | Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax) |
Bluetooth対応 | 5.0 |
バッテリー容量 | 未公開 |
待受時間 | 未公開 |
連続通話時間 | 未公開 |
インタフェース | Lightning |
公称本体サイズ | iPhone 13:71.5(W) iPhone 13 mini:64.2(W) |
公称本体重量 | iPhone 13:約173g iPhone 13 mini:約140g |
本体カラー | スターライト,ミッドナイト,ブルー,ピンク,(プロダクト) |
メーカー | Apple |
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OS | iOS 15 |
ディスプレイパネル | iPhone 13 Pro:6.1インチ有機EL,解像度1170×2532ドット,コントラスト比200万:1,HDR対応,リフレッシュレート最大120Hz表示対応 iPhone 13 Pro Max:6.7インチ有機EL,解像度1284×2778ドット,コントラスト比200万:1,HDR対応,,リフレッシュレート最大120Hz表示対応 |
プロセッサ | Apple A15 Bionic |
メインメモリ容量 | 未公開 |
ストレージ | 128GB,256GB,512GB,1TB |
アウトカメラ | 3眼式 iPhone 13 Pro ・標準:約1200万画素,26mm,F値1.5,センサーシフト式光学式手振れ補正 ・超広角:約1200万画素,13mm,F値1.8,視野角120度 ・望遠:約1200万画素,77mm,F値2.8 ・LiDARスキャナ |
インカメラ | 約1200万画素,F2.2 |
対応5Gバンド | Band 1/2/3/5/7/8/12/20/25/28/29/ |
対応LTEバンド | Band 1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/14/17/18/19/20/ |
対応3Gバンド | UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA Band 850/ |
無線LAN対応 | Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax) |
Bluetooth対応 | 5.0 |
バッテリー容量 | 未公開 |
待受時間 | 未公開 |
連続通話時間 | 未公開 |
インタフェース | Lightning |
公称本体サイズ | iPhone 13 Pro:71.5(W) iPhone 13 Pro Max:78.1(W) |
公称本体重量 | iPhone 13 Pro:約203g iPhone 13 Pro Max:約238g |
本体カラー | シルバー,グラファイト,ゴールド,シエラブルー |
AppleのiPhone 13製品情報ページ
AppleのiPhone 13 Pro製品情報ページ
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