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ゲームアーツの名作RPGがHD化されてPS4とXboxに!「グランディア HDコレクション」が本日リリース
HDリマスター版である本作は,UIとスプライト,テクスチャ,ゲーム内ムービーがHD化されている。またワイドスクリーンに対応しているほか,グラフィックスをさらに美しく見せるため,MSAAやブルーム,ノーマルマッピング,ブラー効果などのCG処理を追加。さらに「グランディアII」には,二段階(ノーマル/ハード)の難度設定機能も搭載されている。
PlayStation Storeの「グランディア HDコレクション」ストアページ
Microsoftストアの「グランディア HDコレクション」ストアページ
「グランディア」
「グランディア」は,1997年12月18日にセガサターン用ソフトとして発売された。開発はゲームアーツで,1999年にはPlayStation版も登場した。3Dの背景に,ドット絵で描かれた2Dのキャラクターを融合させたグラフィックスは,当時としては大きな特徴であった。
物語は,主人公で冒険者を夢見る少年ジャスティンが,古代文明“エンジュール”の神話を追い求め,幼なじみのスーとともに旅立つところから始まる。そして,古代遺跡にある機械から映し出された謎の少女リエーテや,一流の冒険者であるフィーナとの出会いをきっかけに,エンジュール文明の謎と世界の危機に立ち向かうことになる。
ジャスティン |
スー |
フィーナ |
キャラクターデザインは,草彅琢仁さんが担当 |
冒険がテーマということもあり,旅の途中で訪れる地域では,それぞれの場所に合わせた民族音楽的なBGMが流れる。また戦闘曲は,物語が核心に近づいてきた後半では変化するなど,音楽に対するこだわりも見える。
戦闘はシンボルエンカウント型のコマンド選択式だ。面白いのは,戦闘フィールド内において,味方と攻撃対象との距離により,コマンド入力の待ち時間が変化すること。自身から近い敵を攻撃するのであれば,比較的早いタイミングでコマンド入力の順番が回ってくるが,遠い敵を攻撃する際は,若干の待ち時間が必要となる。
また習得したばかりの魔法や技は,発動までに時間かかかるといった“熟練度”のような仕組みも持っている。
「グランディアII」
「グランディアII」は,2000年8月3日にドリームキャスト用ソフトとして発売された。開発はゲームアーツで,販売はセガが担当している。システムは基本的に前作を踏襲しているが,背景だけでなくキャラクターも3Dで描かれるようになった。「グランディア」とは異なる世界が舞台で,物語に繋がりはない。
本作の主人公は,モンスター退治などを生業とする“ジオハウンド”のリュードと,相棒で鷹のような姿のスカイだ。彼らが住む世界は,1万年前に起こったグラナス神と悪魔ヴァルマーによる戦いによって,無数の巨大な谷「グラナクリフ」が形成されており,各地への移動が非常に困難になっている。
冒険の発端は,リュードとスカイが,グラナス教からとある依頼を受けたこと。悪魔ヴァルマーを封印する儀式のため,歌姫であるエレナの護衛を頼まれたが,儀式そのものが失敗し,エレナは「ヴァルマーの翼」に取り憑かれてしまうのだ。
エレナに取り憑いたヴァルマーを封印するため,そして自身の過去の因縁に向かい合うため,様々な出来事に立ち向かっていく。
リュードとスカイ |
エレナ |
ミレーニア |
キャラクターデザインは,かのえゆうしさん |
歌姫のエレナと,彼女に取り付いた「ヴァルマーの翼」の化身・ミレーニアという2人のヒロインが特徴で,少しダークな世界観にも関わらず,彼女たちに翻弄されるリュードの姿が面白い。
戦闘システムも基本的には前作と変わらないが,エンカウント時に敵の側面や後方から接触すると,先行をとった有利な状態で戦闘を始められる。逆に敵に後方から接触されると,不利な状態からのスタートとなる。
またグラフィックスがすべて3Dになったことにより,戦闘フィールドの回転も可能になった。
音楽に関してだが,ヒロインのひとりが歌姫ということもあり,作中ではエレナの歌う「A Deus」と「Canção do povo」が流れることも。ただ,歌うのは担当声優の小西寛子さんではなく,児童向け教育番組で“うたのおねえさん”としても活躍したことのある,川澄歌織さんが務めている。
「グランディアII」のスペシャルパッケージには,同曲のリミックス版を収録したマキシシングルが付属 |
名作ということもあり,いくつかのプラットフォームに移植されてきた「グランディア」と「グランディアII」。HDリマスター版は,先にPC版とNintendo Switch版が配信されているが,本作によってPS4とPS5,Xbox OneとXbox Series X|Sで楽しめるようになった形だ。
オリジナル版は,プラットフォームや発売タイミングの影響もあって大ヒットとはいえなかったが,プレイヤーからの評価は非常に高かった両作品。IGN Editor's Choice賞やCESA アワード優秀賞,第3回ジャパン・ゲーム・オブ・ザ・イヤー準グランプリなども受賞しているので,ぜひこの機会にプレイしてみてほしい。
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グランディア HDコレクション
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(C)1997, 1999 GAME ARTS/ESP
(C)2019 GAME ARTS/ESP/GungHo Online Entertainment America
Character design/Takuhito Kusanagi
(C)1997, 1999, 2000 GAME ARTS
(C)GAME ARTS/SQUARE ENIX 2002.
(C)2015, 2019 GAME ARTS/SQUARE ENIX/GungHo Online Entertainment America
Character design/Youshi Kanoe
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