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サイレントヒルやバイオハザードなどにインスパイアされたレトロな低解像度(ローファイ)ホラー「Heartworm」,DreadXPから2025年リリースを発表
「Heartworm」公式サイト
「Heartworm」は,「サイレントヒル」や「バイオハザード」「ディノクライシス」など,1990年代のホラーゲームにインスパイアされたというサイコホラーで,PlayStationやセガサターンなど,当時のコンシューマ機を思わせるグラフィックスなどが特徴だ。欧米にはこうした低解像度(ローファイ)のホラーゲームの熱心なファンが少なくないようで,ローファイホラータイトルだけを集めたイベント「EEK3 Indie Horror Showcase」なども開催されている。
「Heartworm」の主人公サム(Sam)は,親しい人々を亡くしたことから強迫観念に憑りつかれ,日夜,ネットを徘徊して精神の苦痛を和らげるための気晴らしを探している。ネットの探求は彼女をダークウェブの深部に導き,死後の世界と関係あるという山中の家について語る掲示板を発見する。これはただの都市伝説なのか,それとも何かの陰謀論なのか,サムは必死になってその家を探し,やがて,忌まわしい出来事に巻き込まれていくという。
「Heartworm」の開発は2020年頃に始まっていたようで,インディーゲームファンにはおなじみのサイトitch.ioにもいくつかのデモ版が公開されている。ゲームの評判は良く,どこかがIPを手に入れて製品化する話があったものの,結局,中止になり,このたびDreadXPが新たなパブリッシャとして名乗りをあげたという流れのようだ。
DreadXPは,大手が見逃しているユニークで実験的なタイトル,とくにホラーゲームにフォーカスしたパブリッシャだ。多数のパブリッシャやデベロッパが参加する「The Indie Horror Game Showcase」の開催でも知られている。
Steamのストアページによれば,「Heartworm」のプレイ時間は6〜8時間で,マルチエンディングとのこと。カメラは固定だが,アクションシーンでは肩ごし視点で敵を攻撃でき,また,カットシーンはすべてプリレンダされたものと,レトロなホラーアクションのフォーマットがきっちり採用されている。発売は2025年で,現段階で日本語に対応する予定はないようだが,ローファイホラーのファンはウィッシュリストに登録したり,デモ版をプレイしたりしてみよう。
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Heartworm
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